スランバーコーチ(Slumbercoach)とは、アメリカで使用されていた座席クラスの1つで、1人もしくは2人用個室。
"コーチ"という名前がついているが実質は個室寝台車で、昼間は座席、夜はその座席を完全に倒すことでベッドにすることができる。なるべく乗員を増やすためにシングルレベルでありながら2階層になっており、互いの部屋の足の部分が交互に重なるような構造になっている。サンライズエクスプレスのB寝台車個室ソロに近い。
座席車のコーチと個室寝台のルーメットの価格差が開いていたため、その中間需要を狙って1958年にバッド社で製造された。
アムトラック後も主に東部の列車で連結されていたが、1990年代初頭のビューライナーの登場とともに廃止となった。
最終更新:2019年01月03日 11:43