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パターン1(絵本的なやつ)

最終更新:

kyouhan

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文字ばっかもアレなので、地味に挿絵募集中。





 昔々、あるところに寂しがり屋の神様がいました。
神様はお手製のお人形たちと遊んで寂しい気持ちを誤魔化していました。
「このお人形たちとお話しできたら、きっと寂しくなくなるに違いない」
神様はそう思い、1つの人形に命を与えました。

 その人形はとても陽気で明るく、神様はソレイユ(仮)と名付け、とても大切にしていました。
そうして神様と命を与えられたお人形は、仲良く暮らし始めました。

しかし、あるとき神様に小さな悩みができました。

それは、命を与えたお人形のソレイユ(仮)は赤ん坊同然で、遊んではすぐに眠ってしまうことでした。
眠ることの必要ない神様にとって、その時間はとても退屈なものでした。

なので神様は、寂しさを忘れるためにもう1つのお人形に命を与えました。
物静かで少し内気なそのお人形に、神様はラリュンヌ(仮)と名付けました。

2つのお人形は片方が眠るともう片方が目を覚まし、片方が目覚めると片方が眠りに落ちることを繰り返しました。その様子はまるで砂時計のようです。

神様は、一緒に遊ぶことのできない2つのお人形のために、再び新しいお人形に命を与えました。
華やかで潔いル・シエル(仮)と、しとやかで優しいル・スワール(仮)です。

神様はこの4つのお人形と、とても仲良く暮らしていました。
しかしある時、ル・スワール(仮)が命を持たないお人形の1つに恋をしました。
ですが、命を持たないお人形は、ル・スワール(仮)に笑いかけてくれることはおろか、楽しいお喋りをすることもできません。

ル・スワール(仮)は恋したお人形を抱き締めて、来る日も来る日も涙しました。

ついにその様子を見かねた神様は、
「そんな人形のことなど忘れてしまえ!」
と、言いました。

人形にとって、神様の言葉は絶対でした。
人形たちは神様の言葉に皆、俯きました。
決して逆らえないことを知っていたからです。

ですが、ル・スワール(仮)は従いませんでした。

このことに腹を立てた神様は、ル・スワールの魂を半分に割り、更にその半分をル・スワール(仮)が恋をしたお人形に与えました。
人形たちが驚いて見守る中、神様はお人形をル・スワール(仮)共々暗い箱の中へと閉じ込めてしまいました。

残されたお人形たちはとても悲しみました。
そして神様に、
「どうか私たちもル・スワール(仮)の傍へ」
と懇願しました。

涙ながらに訴えるお人形たちに、神様は仕方なく条件付きでお人形たちを箱の中の世界へと送り出します。
その条件とは、それぞれのお人形の魂の半分を使って大地、海、空を作ること。
そして、残った魂も更に半分に削ることでした。

彼らが去った後、神様は無理な条件で彼らを送り出した事を、とても後悔しました。
神様が流した涙は雨となり、空は涙を拭いてあげるために沢山の雲を集めました。
やがて雲で拭いきれなかった涙が、雨となって大地を濡らします。
するといつもは穏やかな海が、何もできない苛立ちに、波を打ちつけ暴れ始めました。

そうして泣き疲れた神様が、ようやく涙を止める頃。
少しでも神様が元気になるように、小さな命たる草木、花をたくさん芽吹かせました。

神様は自分の元を離れても、変わらない優しさを与えてくれるお人形たちに、改めて感謝しました。
そうして神様は4つ、いいえ5つのお人形へ、最後の贈り物をしました。

今まで神様が創造したすべての人形に、ル・スワール(仮)と同じ大きさの命を与え、箱の中へと送り出しました。彼らが寂しくないように。
これが我々、人や動物の祖先です。


今でも神様は箱の外から人形たちを優しく見守っています。






























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