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ぬいぐるみとケーキ

最終更新:

worldofinside

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むーん。とりあえず更新。

でも自分のところ更新する前に、にお○まさんの4章が読みたいなぁ、
なんて……うあぁすみません更新します(°■°;)

ここに投げるはおじさんの過去のお話。
人形との出会いとかです。

でもね、中途半端にテキスト書いたあとノートに続き書いたから正直手直しがめんd(ry

手直し中完了!……したけど何か気に入らない。
何故だ……!


それでは行ってみよー↓↓















真っ白な部屋。

よく晴れた空。

横たわる君に体温はない。



「残念ですが、奥様は……」

まだ年若い医師が、躊躇うようにそう言った。

「そう……ですか………」

あぁ、私は今、きっと、とても酷い表情をしている。
彼は……この医師は、もう十分頑張ってくれたじゃないか。
諦めがちだった妻を一緒に励まして、妻の最期のその時まで、諦めずにいてくれた。
妻の主治医が匙を投げてしまった、その後も。
そんな彼に、私はいつまで酷い表情を見せているんだ。

(笑わなくては。笑わ………なくては……)


「……ありがとう、ございました。最後まで、妻を、看てくださって………」

私の言葉に、医師は目を見開いて固まった。
その表情が一瞬、今にも泣き出しそうな娘のそれと重なる。
私は動揺を悟られないように、静かに医師に頭を下げた。

「伯爵様!?」

明らかに動揺した医師の声。
それはそうだろう、伯爵と医師では身分の差が違いすぎる。
それでも、彼は私と妻の恩人には変わりない。
たとえ一時でも、彼は私たちに希望を与えてくれた。

「ありがとう……」

 少しぼやけた私の視界で、普段はとても落ち着いている彼の手が、きつくきつく白衣を握りしめていることに気が付いた。
(あぁ、一番悔しいのは彼かもしれない)
 勉強熱心で、子供に優しくて。娘のエリザともよく遊んでくれた。
彼の師とも言える、妻の主治医が、妻の容態に諦めかけた時も。
最後まで必死に説得してくれた。
主治医が匙を投げた後でさえ、彼だけは諦めずに手を伸ばし続けてくれた。
そんな彼に、これ以上、醜態を見せるのは辛かった。

「少し、ひとりに………」

とても小さな声だったけれど、どうやら相手には届いたらしい。
数拍の沈黙の後、彼は小さく息を吐いて、分かりましたと呟いた。




足音が部屋を出ても、私は顔を上げられなかった。
息を殺して、遠ざかった足音が消えた頃、私は漸く顔を上げた。
妻は相変わらず、真っ白なベッドの上で眠っている。
肌に色が無い事を除けば、それは見慣れた光景で………

「フェリシア、私は………」

もっと君の笑顔が見たかった。
エリザの成長を、2人で、見守りたかった。
それから。
それから君と………

「全部、君がいなければ叶わないんだ。滑稽だろう……?」

いずれ、失う時が来ることは知っていたのに。
心のどこかで君だけは、と甘えていた。

「ねぇ、目を開けて。フェリシア」

君を起こそうと肩を掴んで、その冷たさに驚いた。
触れた指先から震えが広がる。

「どうして、どうして?どうしてこんなに冷たいの?」

知っている。
知っているよ。
君はもう居ないんだ。

頬を滑る雫が熱い。

「フェリシア、フェリシア………!」

止まない雨はない。
明けない夜はない。
そう教えてくれたのは君じゃないか。

朝は来るのに。

春は来るのに。

花は咲くのに。

人はまた……生まれるのに。

それなのに。

君だけが、時間を止めたまま。


「あぁ、でも、それでも私は………」


ここを、君の好きだった、この、場所を……




「……守るから」




 いつか君に、また会える時まで……………





「おやすみ。私の………愛しい人」


目覚めを忘れた君に、お別れのキスをして。


冷たい君を、抱き締めて。


声を殺して、私は泣いた。

















to be continued....




とりあえずここまで。

楽しんでいただければ幸いです。
























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