金渦
金渦(ジンウォ、
jīn wō,
the cash stream)とは「超自由統制経済」実現
のために用意された
球体、
世界の模型またその超規模金融市場そのもの
の事。
銭民と呼ばれる
規格人類の集団が均衡を保ち、
國際貨の発行を担
当している。
資本と負債の坩堝(メルティポット)【論及】
球状世界全体からかき集められた「資本」は、それ自体が破壊的な力を
有した暴力装置である。急激なインフレーション・デフレーションがその貨
幣に依存して生活している文化圏集団に重大な影響を与える事は前史
における夥しい前例を目の当たりにすればもはや言うまでも無いだろう。
その暴力性を抑制する為に銭民は日々経済活動に心血を注ぎ、結果と
して金融市場の「混然とした安定」が保たれているのである。
銭民とMMMM方式
金渦の主たる構成単位である
銭民は、Mega Moduled
Market Make(超規格化市場創出)方式と呼ばれる相互
フィードバック経済システムを形成する。銭民はその中
でマーケットメイカーの役割を担い、その結果は
幣客に
反映される。
決鬨(けっこう)
金渦内での相場取引の帳簿合せの機会であり、3月の始(わたり)から
13月の納(のう)まで6回執り行われる。世界中から決済の為の現金が
集められ、再配分されて戻っていく。
詳しくは
決鬨を参照。
金融市場の貪欲なダイナミズムは世界を呑みこみ、加速の一途を辿って
いる。絶え間無い価値の再生産、破壊と創造の独戯(ソリティア)はその
周期を益々早め、全てが不毛に朽ちるまでもうそうは時間もかからないだ
ろう。
金渦は加速の極限的状況、世界が調和する可能性、我々が選びうる一つ
の解にして遷移である。
六貨彩(りっかさい)
年間を通じて決鬨期に開かれる、
金縁圏で流通
する
祖六国貨幣の恒久繁栄を祝す祭りの総称。
金渦の通りという通りに敷き詰められた様々な
紙幣が白亜の街を原色に彩り、
銭民達は路上
に開かれた出店で振舞われる酒や博打に興じる。
詳しくは
六貨彩を参照。
経済は金渦の内で膨張と熟成を重ねるうち、道徳を贄(にえ)とし
欲望を薪(たきぎ)とする玄妙な数秘術の綜合体、慈悲無き神へ
と変貌を遂げた。
銭民はチタニウムの祭壇に立ちその秘蹟を解
する賢(さか)き司祭であり、盲いたもの共に箔塗りの道を示す明
(あけ)き預言者であり、金渦の力を代弁する猛(たけ)き宣教者で
ある。
最終更新:2012年04月15日 21:55