惑星消費主義
惑星消費主義(テラ-フォーディズム、
Tera-Fordism)とは
WDFが提唱した
世界経済の新たなパラダイム。産み出された
球状世界を一つの複合消費財
として捉え、多角・効率的な資源調達の追求を目的とする学術体系の事。
永劫のゴールドラッシュ
原球では時代が下るにつれて
シュレディンガー分割の技術精度が増し、事実上
『資源の有限性』は空論となった。人手から埋立処分場までの全てを
球状世界
からの産物に依存する社会構造は万国共通となり、先文明国では社会成員の
およそ8割が球体世界開拓に何らかの形で従事する事が常態となった。
「共有地の悲劇」の失効【論及】
前史時代である
天秤の時代に発達した経済学、社会学を始めとする種々の学問は
上記の様にその土台であった『資源の有限性』の消滅によりマクロレベルでの実
効性、意義を大きく損なった。
「世界は有限である」事はもはや私達にとって自明な認識、社会的通念である。
90年代に流行したニューエイジ思想、「人間の無限の可能性の希求」といった類
の主張はその強固なパラダイムの前では空虚なアンチテーゼに過ぎなかった。
有限性の聳えたつ壁の前で人間は主体性を喪失する。人間に残された選択肢は
孤独に抑圧的な目標達成を志向する「社会的モルモット」と堕するか、それとも積
極的ニヒリズムとでも呼べる「幸せな民草」の一員に加わる道に進むしか残されて
はいない。世界が推し進める価値の再生産とは、つまりはレコンキスタを懐かしむ
人類の退廃的で切実な遊戯なのだ。
惑星消費主義とは一つの思考実験であり、有限性の枷から解き放たれて尚人間
を縛る拡大の呪縛の証明である。ネイティブアメリカンのある古老は殖民された開
拓者達の希望に光る双眸を「狂気を宿している」と評した。我々が盲信し猛進する
「成長と拡大」は真に正義か?
人類が未経験の加速度で広がりゆく大地、人々は世界に秩序と安定を求めた。
その要望に応えるべく目覚しい発展を遂げたのは文化人類学・民俗学、更にア
クティブな社会システム工学・社会心理学のカテゴリである。こうして新たに産ま
れた「0からの社会計画」という壮大なテーマに挑む為にそれらの学問は統合さ
れ、
人類設計工学と呼ばれる一つの体系を築き上げるに至った。
生命倫理の躍進
運命束の発見は正に魂の発見であった、と
惑星消費主義は定義する。
「生命の尊厳」に関わるあらゆる倫理規範は
有束/
不束の二元論へと還
元され、倫理的制約から解き放たれた生命科学は飛躍的な進歩を遂げ
た。
最終更新:2012年03月09日 03:15