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族商


族商(ジャーティ,Jāti)とは、内婚制による強固な血縁で結ばれた
商業同業者集団の事。業種は元より地縁の有無やその規模によっ
て名称は違い、また父系・母系いずれを軸とするのかも異なる。

球体間交易の担い手としての族商
惑星消費主義時代、税制の面で原球よりも遥かに優遇されていた
外部世界では資産を得る事は至極容易であった。既得利権を確保
する為に取られた安易で確実な方法が内婚制による囲い込みであ
る。

彼等が交易の場とする非空間では、彼等の血縁制度は弊害よりも
むしろメリットが強調される結果となった。運命束的な観点から見た
内婚制の在り様については血の宿命の節に詳しい。

血の宿命【論及】

内婚制が築き上げる歴史の連続性

運命束を辿る流浪の民

国家という形態から自由となり、族商として代を重ねていた人々は大伽藍計劃の凍結から天使団事件勃発まで非常事下で、この後球体開発が急速に減衰の途を辿る事を明確に予測していたとされる。族商達はそれまで非空間の安全保障の為に利用するに留まっていた匪賊団との関係の親密化を図り、財団に依ることのない独自の武力としてこれを保有するに至った。

「身内に損を出さない」という掟
文化グループを異にする族商達に共通する最も重要な不文律は大別して次の3要項に纏められる。
1)身内を裏切ってはならない。
2)身内を傷つけてはならない。
3)身内に損をさせてはならない。
ここで使われる「身内」とは玉虫色の言葉であり、常にこの不文律を持ち出す側に有利な解釈が為される。限られた血縁者だけを指
す事も族商全体を指す事も、交流の深い他の族商をも含める事も「身内」という表現は許容するからだ。
最終更新:2013年05月24日 02:50