遡時歴
遡時歴(そ-じ-れき,
the difference record)とは、
運命束間移動の際に起こる
桃太郎効果
や
突入障害を回避する為に配備された
球体毎の時間密度と
束位相を記した多次元時間地図。
来歴
族商組織が独自に開発、発展させていた球体間の時間ギャップ図を原型としている。
惑星消費主義時代には3球体間の相対時間ギャップから
束位相を割り出す
交叉法の
発見にも繋がった。
“歴史の連続性”という信仰【論及】
私達は自身を自身の用意した文脈の中で理解し、確固たる自己として把握する。自己同一性を強化する
弛みなき営みの中で人間は時として、あたかも自身が確かな時間の繋がり、歴史の連続性の中にあるか
の様に錯覚する。その錯覚は一面的には全く正しく、また全体としては明らかな誤りである。個人が形
成する
辺縁現実の内に於いてはたしかに“歴史の連続性”と解釈すべき緩やかだが抗いがたい巨大な力
が世界全体の運行を規定する姿が観測される。だがしかしその連続性を支えるのはただ
辺縁現実を構成
する個々人の眼差しに過ぎない。連続性とはフィクションであり、人々が築き上げる神話である。更に
は神話の神話性は「紡がれてきた歴史」であるとか単に「歴史の重み」と私たちが認識する客観的な時
間経過によって担保されるのではない。時間経過によって培われた事実の積み重なり、また
社会系の繊
細な構造、私たちが文化や歴史として捉えてきたそれらのオブジェクトを自身の軸に据える事、「紡が
れてきたという意識」を共有する事で生まれる一種の信仰をその根幹としている。
連続する歴史の虚構性の発見は
惑星消費主義時代における人類最大の収穫であったとされる。歴史とは
先人達の祈りの結晶なのだとする解釈は、アジア圏で流行した国家規模での下劣な近隣敵対教育、歴史
認識問題を一掃した。
歴史認識問題の覇権としての正当性と純人思想の意義【論及】
正史の中にあるという感覚は、私達をパラレルな世界、
辺縁現実の只中にあるという事実を
鈍らせる。
運命束の原則に従うならば、人と人は本質的に分かり合う事はない。のみならず、
理解したその人数分だけのパラレルな「本人」が其々の辺縁現実の中にあるとするのが正当
な理解であろう。詳細な解説は
以下に譲る。
最終更新:2012年03月22日 02:24