&lttempo&gt

<tempo>は、楽曲のテンポを示すオブジェクトタグです。
<bar>の要素として使われる場合はタイミングオブジェクトにもなります。

文法

<tempo time='0b' beat='1'>
 120
</tempo>

属性

(省略可)time='時間'
そのテンポになる時間位置を指定します。省略した場合は0すなわち楽曲(小節)開始時です。
1つの<general>あるいは<bar>内に同一のtimeを持つ複数の<tempo>が存在した場合、最後に記述されたもののみが適用され、それ以前の記述は無視されます。

(省略可)beat='正数'
テンポの基準となる拍を指定します。省略した場合1(4分音符相当)です。
従来のBMSでは「4拍子の4分3連符を基本リズムとした曲」という概念が存在しましたが、これは楽譜上では「3つの8分音符を塊とした12/8拍子」などとして扱われます(12/12拍子は存在しないため)。
これらを4分音符基準で同じbpmにすると、後者が前者の1.5倍遅いテンポになってしまいます。これを避けるためにあるのがこの属性で、beat='1.5'とすれば、8分音符3つぶん、すなわち付点4分を1拍として扱うため、同じbpm表記で同じテンポにすることができます。
ただし、従来のBMSで1拍に対する音価があまり意識されてこなかったように、XOSでも基本的にこの属性は使われないかもしれません。

(省略可)group='文字列'
タイミングオブジェクトは任意の文字列でグループ化することができます。省略した場合空文字列です。

要素

単位はbpm(beat per minute)で固定です。単位を表記する必要はありません。

親要素


<general>内にtime='0'の<tempo>が1つもなかった場合、曲開始時のテンポは120bpmになります。
最終更新:2015年01月17日 12:50