国名 |
リントヴルム朝ヤード帝国(東ヤード帝国) |
国旗 |
|
公用語 |
ヤード語 |
首都 |
帝都リントヴルムポリス |
最大の都市 |
同上 |
国家元首 |
皇帝アレクシオス |
領域 |
26,31,32,33,34,42,43,44 |
人口 |
1億4000万人 |
通貨 |
ヤードルーブル |
宗教 |
正統教会(円十字教会) |
先代 |
ヤード帝国 |
西ヤード帝国 |
概要
リントヴルム朝ヤード帝国とは、シンファナ大陸からタヴェリア大陸にまたがる帝政国家であり、東西に分割された
古代ヤード帝国の東側を継承した国家である。建国から5600年、東西分割後から数えても3800年を超える歴史を持ち、何度も滅亡の危機と繁栄の時代を繰り返しながら、現在も広大な領域と多数の人口をかかえた大国としての地位を維持している。
目次
名称
リントヴルム朝ヤード帝国は、その長い歴史経緯から、複数の呼び名が存在する。
ヤード帝国
ヤード帝国は東西に分裂したものの、当時の帝国臣民は分裂したという意識はなく東西国境は分裂前と変わりなく往来が可能だった。ながらく「西の/東の帝国」という呼び名もあったが、西ヤード帝国が滅亡すると唯一のヤード帝国としてヤード帝国と名乗り続けた。現在も政府や帝国臣民は「ヤード帝国」「ヤード市民」という呼称を使い続けている。
東ヤード帝国
分割された古代ヤード帝国の東半分に当たるため、こう呼ばれている。
この呼称が使うのは、歴史を学ぶ時か外国人に多い。
リント朝ヤード帝国
このwikiおよびプレイヤーがよく使う名称。
政治
構成国
リントヴルム朝ヤード帝国は、事実上の連邦国家である。
番号 |
構成国 |
統治 |
26 |
ライラント公国 |
バント家 |
26 |
カラシュ公国 |
ヴァルデマール家 |
31 |
ヴェエチール王国 |
ヴェエチール家 |
31 |
ズメイ王国 |
ヴェエチール家 |
32 |
リントヴルム大公国 |
バルテル家 |
32 |
皇帝直轄領 |
元老院 |
33 |
ヴォルゴグラード自由都市連合 |
連合評議会 |
33 |
ロストフ公国 |
ウルノフ家 |
34 |
アガルタ大公国 |
フィンツィ家 |
42 |
ネヴァリ地下王国 |
ミカ家 |
42 |
地獄共和国 |
大統領制 |
43 |
アシア共和国 |
大統領制 |
43 |
アマルナ王国 |
ナルメル家 |
44 |
朱雀王国 |
朱雀家 |
ボツ設定
+
|
... |
大戦で損失した領土 |
番号 |
荘園名 |
統治家 |
25 |
カラシュ荘園 |
ヴァルデマール家 |
30 |
トルカーナ荘園 |
スカルキ家 |
45 |
ウラジタヴェリア荘園 |
ジェシャートニコフ家 |
46 |
ノヴォルジェフ荘園 |
ネラソフ家 |
リントヴルム荘園
帝国内で最も人口が多く、最も栄えている荘園。
複数の工業都市や帝都がヴォルゴグラード荘園の工業都市群まで途切れ目なく続くメガロポリス(リントヴルムベルト)と化しており帝国の工業生産拠点になっている。
自動車や航空機、列車といった重工業が発達している。
|
帝都リントヴルムポリス
詳細はこちら
古代ヤード時代からの官職名を今でも維持しているが、長い歴史の中で実態は大きく変わってきた。
現在は皇帝の権力を持っておらず、元老院が権力を握っている。
皇帝
帝国の統治者であると同時に、「全文明の統治者」「地上における神の代理人」「楽園へ至る扉の守護者」と呼ばれる。
5000年続く帝国の系譜により強大な権威を持つが、権力を掌握していた期間は短い。近年は元老院と民会に権力を握られており、君臨すれども統治せずの状態が続いている。
元老院
帝国の実権を握っている機関。
議員定数800人で終身制。議席は爵位を持つ貴族(パトリキ)と才能や功績を認められた新貴族(ノビレス)で構成されている。
予算決定から政策の決定、次期皇帝の選定と廃帝権まで持っている。
民会
市民(プレビス)が選挙により選出される機関。
議員定数1000人で任期は5年。参政権及び被参政権は市民(プレブス)のみに与えられる。
法の提案及び元老院決定の「再考」を促す事が可能。
独裁官(ディクタートル)
帝国が存亡の危機に陥った時に、元老院が指名する事のできる官職。
立法司法行政の3権を握る強大な権利を有するが、任期は半年のみ。
危機が去ったと判断されると任期の延期がなされず終了する。
執政官(コンスル)
定員1名。帝国の行政担当。
元老院により指名される。
護民官(トゥリブヌス・プレビス)
定員1名。帝国の行政担当。
民会により指名される。
身分制度
4つの身分に分かれており、下の身分ほど自由が少ない。
貴族を除くと身分間の流動性は高く、毎年身分が上がる家や下がる家が存在する。
最下層の新民から新貴族まで上り詰める家もめずらしくない。
保有する資産と帝国への貢献により身分が上下する。
身分 |
権利 |
貴族(パトリキ) |
世襲制。元老院への参政権・被参政権あり。 |
新貴族(ノビレス) |
非世襲制で元市民。元老院への参政権・被参政権あり。 |
市民(プレブス) |
民会への参政権・被参政権あり。 |
新民(ノウス・プレビス) |
元奴隷身分。参政権被参政権なし。 |
経済
「大量生産・大量消費」を基にした大衆消費社会が形成され、巨大な国内市場を抱えている。
国内消費を支えるため、技術力と生産力はヤーデシア内でも上位に位置する。
経済史
大戦後の経済悪化
ヤーデシア大戦が勃発すると、帝国は拡大する軍需品需要に対応するため、国策として工場の建設を行った。帝国の工業都市は戦線から距離があり、大戦全期にかけて大きな被害を受ける事がなかった。
大戦終結後は敗戦による領土喪失と民需品不足から深刻な不況が国内を襲った。戦後改革の混乱と内戦により都市部で食料不足に陥るほどの大恐慌へと発展した。
平和の到来と経済の変化
内戦の終結とともに復員が行われ、戦後改革の一環で行われた奴隷解放により生まれた「新民」階級が積極的な消費活動を開始すると、経済は一転して好況に変わった。長い戦争の空気からの脱却に市民は享楽的な消費活動を行い始め、大戦時に大量建設された工場群は民需品を生産しはじめた。
新技術と大量生産
大戦中の人手不足を補うために考案されたベルトコンベアを利用したライン生産方式は大戦後の大量生産に貢献した。大量生産の結果工業製品の低価格化が進み、これまで手の届かなかった平民や新民まで工業製品が浸透するようになった。
その中でも自動車産業は顕著な影響を社会に与えた。大戦前の自動車は貴族階級の娯楽や贅沢品でしかたなかったが、量産効果で低価格化した自動車は平民や新民にまで個人所有ができるようになり、帝国領内には自動車専用のための道路や宿泊施設が建造されていった。
マスメディアの発展
ラジオやテレビの低価格化は誰でも購入できる娯楽として普及した。ラジオやテレビによる公告は大衆市場にブームという名の刺激を与え、消費活動を活性化させていった。帝国内の消費活動の中心は平民や新民に移り、マスメディアの情報拡散は大衆の政治活動の活性化を促した。
農業
ヤード帝国は食糧生産国であり広大な土地資源を元に機械化された大規模農場によって農業が営まれている。特に農業に力を入れているのは2つの農業荘園(
ロストフ荘園・
アシア荘園)である。主な作物の生産量は小麦と大豆であり、続いて牛肉とオレンジ・ブドウが続く。地平線まで続く広大な農場を農業トラクターや農業用航空機といった機械を使用する事で高い効率性を持っている。
工業
交通
陸路
帝国鉄道公社
帝国でも最も大きな鉄道会社。
新帝国街道
大都市間で繋がっている自動車専用道路。
名前は古代ヤード帝国が建造した「ヤード街道」を元に名付けられた。
海路
空路
国民
種族
イクファターナ人が多いがタヴェリア人や亜人種も多い。
これは古代ヤード帝国時代から徐々に版図を広げ続けた結果である。
種族名 |
人口 |
解説 |
ヤード人 |
6000万人 |
最も多い人種。ヤード帝国を立ち上げた民族 |
リンディス人 |
4000万人 |
ライラント荘園付近に分布している、リンディスヴァートに住んでいた人たち |
狐人 |
3000万人 |
東營荘園の主要種族。かつてシンガから船でやってきたという |
兎族 |
250万人 |
東部荘園に分布している。かつては奴隷だった |
犬族 |
300万人 |
アシア荘園に多い。アシア荘園の主要種族 |
猫族 |
150万人 |
アシア荘園に多い |
竜族 |
100万人 |
西部荘園に分布。山の上に住んでいる事が多い。 |
韓族 |
100万人 |
東部荘園に分布。元シンガ系民族 |
カシュルート人 |
50万人 |
ダヴェリアを放浪する民族 |
その他 |
50万人 |
そのたもろもろ |
言語
公用語としてヤード語が指定されており、学校教育でヤード語の習得が義務付けられている。
各地には現地で発達した言語が存在する。
宗教
円十字教が主なる宗教として定められている。
有名な人物
軍事
他民族種族の寄せ集めのため、全体として士気が低いのが特徴。
大戦以前は大規模な督戦隊の運用により敵前逃亡を抑止していた。
現在は大量の物資による安心感、人命をなるべく尊重、圧倒的火力支援の3本柱で組織的に士気を維持する方針がなされている。
陸軍
スタックバラ条約により軍備制限下に置かれており、国力のわりに兵力は少ない。
甲冑姿というまるで過去に取り残されたような見た目をしているが、銃等の装備品は最先端をいく。
敵軍に対して人命ではなく弾丸と砲弾を叩きつけるドクトリンを採用している。
階級
階級名 |
比較 |
ドゥクス |
大将 |
レガトゥス・レギオニス |
中将 |
トリブヌス・ミリトゥム |
少将 |
プラエフェクトゥス・カストロルム |
准将 |
トリブヌス・アウグスティクラウィウス |
大佐 |
プリムス・ピルス |
中佐 |
ピルス・プリオル |
少佐 |
プリミ・オルディネス |
大尉 |
ケントゥリオン |
中尉~少尉 |
テッセラリウス |
曹長 |
デクリオン |
軍曹~伍長 |
兵力
種類 |
師団数 |
帝国軍 |
ライラント |
ロストフ |
リントヴルム |
ヴォルゴグラード |
アガルタ |
ネヴァリ |
アシア |
東營 |
合計 |
歩兵師団 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
2 |
1 |
1 |
7 |
自動車化師団 |
10 |
2 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
14 |
機甲師団 |
6 |
1 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
11 |
騎兵師団 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
3 |
有翼師団 |
2 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
海兵師団 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
4 |
合計 |
22 |
3 |
2 |
3 |
3 |
2 |
3 |
2 |
2 |
42 |
装備
性能は中の下か中の中あたりに留まるものの、部品の規格化を徹底し装備の互換性が維持されている。互換性の高さは整備性と量産性を高い水準で維持させているため、帝国軍は潤沢な装備品を一兵卒に与える事ができ、故障したらすぐ交換がきくようになっている。
海軍
中央海と北海洋の両海にそれぞれの艦隊を展開している。
特に中央海の制海権確保を第一目標としている。
敵艦隊と港湾施設を撃破する事を重視したドクトリンを採用している。
階級
名称 |
解説 |
提督 |
元帥 |
戦隊司令官 |
少将 |
海佐艦長 |
大佐~中佐クラス。戦艦や巡洋艦クラスの艦長に任命される。 |
海尉艦長 |
中佐クラス。小型艦艇の艦長ににっめいされる。 |
海尉 |
少尉~大尉クラス。先任順で上下関係が決まる。 |
海尉心得 |
士官候補生の内、艦長が任命したときになれるその艦限定の海尉。 |
士官候補生 |
見習い生 |
航海長 |
准士官扱い。 |
軍医 |
准士官待遇。軍医の医療命令は絶対で、艦長命令より優先度が高い。艦長を解任する権限も持つ。 |
従軍司祭 |
准士官待遇。かならずいるとは限らない。 |
掌砲長 |
准士官待遇。下士官経験1年以上の水兵の中から任命される。 |
機関長 |
准士官待遇。 |
水兵 |
平兵士。 |
総戦力
艦種 |
数 |
戦艦 |
17 |
空母 |
7 |
巡洋艦 |
37 |
駆逐艦 |
180 |
潜水艦 |
109 |
補助艦艇 |
129 |
空軍
大戦後に独立した新しい軍。
|
ラウンデル |
階級
名称 |
解説 |
提督 |
元帥 |
戦隊司令官 |
少将 |
空佐艦長 |
大佐~中佐クラス。戦艦や巡洋艦クラスの艦長に任命される。 |
空尉艦長 |
中佐クラス。小型艦艇の艦長ににっめいされる。 |
空尉 |
少尉~大尉クラス。先任順で上下関係が決まる。 |
空尉心得 |
士官候補生の内、艦長が任命したときになれるその艦限定の空尉。 |
士官候補生 |
見習い生 |
航空長 |
准士官扱い。 |
軍医 |
准士官待遇。軍医の医療命令は絶対で、艦長命令より優先度が高い。艦長を解任する権限も持つ。 |
従軍司祭 |
准士官待遇。かならずいるとは限らない。 |
掌砲長 |
准士官待遇。下士官経験1年以上の水兵の中から任命される。 |
機関長 |
准士官待遇。 |
水兵 |
平兵士。 |
総戦力
種類 |
数 |
飛行戦艦 |
6 |
飛行空母 |
3 |
戦闘機 |
519 |
爆撃機 |
257 |
攻撃機 |
955 |
偵察機 |
439 |
外交関係
長らく「ヤード帝国全領復帰」を目標として掲げ軍事力による再統合を試みてきた歴史がある。
また「全文明圏の支配者」というイデオロギーからかなり高圧的な外交が多く、その経緯から周辺国は軒並み敵対的で外交は孤立ぎみだった。
また、貴族家ごとに独自方針で外交活動を行っていたため、帝国全体として統一した外交方針が取れずにいた。
大戦後は外交窓口を帝国外省に統一し、以前ほど対外に積極的な動きがなくなっている。
歴史
古代ヤード帝国末期……東西分割以前の歴史(2019年~4198年)
暗黒時代(4198年~4719年)
暗黒時代の帝国は衰退と混乱の時代だった。
ヴィスヴィオ大噴火以降、急速な寒冷化と民族南下、噴火そのものから起きた大災害の混乱を抑えるべく、ヤード帝国は東西に分割統治されたが、それでも混乱は抑えられなかった。食料生産の激減と海上交通が破壊された事で帝国全土にわたり食料不足に陥り、外部から侵入してきた異民族が農村を略奪して回っていた。皇帝の権威は失われ、かつて中央海を支配したヤード帝国は失われた。
帝国にはかつて建造された帝都の容姿と高い技術力のみ残された。
中世ヤード帝国……教会による支配の時代(4719年~5710年)
教会にすがる市民と高まる教会権威
暗黒時代の混乱と文明の衰退は、帝国市民を大きく動揺させた。教会は一連の出来事を神の怒りと説いて回り、多くの市民がそれに賛同した。皇帝の権威が落ちると共に、教会の権威が増大し、帝国の実権は皇帝と元老院から教会へと移った。
当時の帝国は教化された旧帝国領に住むリンディス人諸王国と主従契約を結ぶ形でその権威を維持した。
絶頂期と円十字軍
世界の温暖化が進み人口と国力が回復しはじめた5499年ごろには、教会の権威は最高潮に達した。皇帝は教会の意見に反論すらできず、教会の権威を担保するための象徴にすぎなくなった。
絶頂期と共に教会は布教と異教徒討伐を唱え東方へ円十字軍を何度も派遣した。
教会の衰退と帝国を襲う円十字軍
6度にも渡る円十字軍は多大な費用を帝国国庫に負担させ、前線に赴いたリンディス人国家の発言力が高まると、教会の権威が低下していった。遠方のリンディス系国家が主従関係から抜け出すようになる。同時に教義内容の差異が拡大していた西方教会との関係が悪化した。5574年に西方教会は帝国と東方教会を「異端」と決めつけ、円十字軍を派遣して帝国を攻撃した。帝国の支配は帝都リントヴルムポリス近辺にしか及ばない小国へ堕ちつぶれ、一時期はその帝都すら失い滅亡寸前に陥った。
その後は版図を回復させるも、かつての権威は失われ、荒廃と衰退の時代に陥った。
近世ヤード帝国……皇帝による中集権化の時代(5710年~6800年)
皇帝のクーデター
国土回復運動
東部開拓時代
愚皇帝時代
近代ヤード帝国……貴族階級の元老院統治(6800年~7610年)
元老院革命内戦
「元老院とヤード市民」の復活
分権国家体制と連合国家化
高まる民主主義運動ザルバチ反乱
失敗するザルバチ討伐とヤーディシア大戦
現代ヤード帝国……大戦終結後の大改革と大衆社会(7610年~)
大戦後の帝国分割
奴隷解放令
帝国内戦(奴隷解放戦争)
大衆社会化と帝国統一運動
文化
広大な領土と多数の民族を抱えるため、多種多様な文化が共存する。
西方ではリンディス系やレオネッサ系の衣食住文化を色濃く残す。中央付近は古代ヤード文化の系統を今も意地している。
東方へいくとダヴェリア土着の文化にふれることができ、最東端にいくとシンガ系文化を見る事ができる。