フリードリヒ・エルフリーデ・フォン・イントヴァルド |
生年月日 |
7592年7月12日 |
出生地 |
イントヴァルド公爵領 |
民族 |
リンディス人 |
最終学歴 |
エタブリッシェ大学(立憲王政アーカルソン=リペルニア) |
役職 |
イントヴァルド公爵 |
渾名 |
紅玉髄の麗人・彗星の貴公子 |
イントヴァルド公爵。紅玉髄の麗人。19番目のカード。
特性:
【博識な歴史学者/Scholarly Historian】【高潔な紳士/BENEVOLENT GENTLEMAN】
【彗星の加護/Comet Protection】【勤勉/Diligent】【親切/Kind】【端麗/Attractive】【明敏/Quick】【勇敢/Brave】【お人好し/Trusting】
略歴
7592年7月、リンディスヴァート中部の大貴族イントヴァルド公爵の嫡男として生まれる。7月12日は彗星が観測されており、彗星の飛来を大いなる瑞兆と喜んだ公爵は自らの子に建国の太祖フリードリヒの名と、美女として知られた己の妻 公妃エルフリーデの名を付けた。
彗星の大いなる加護か、フリードリヒは健やかに成長し7600年には王立陸軍幼年学校に入学。「白百合の如し」と謳われる母譲りの美貌と才気で王宮の貴婦人達の寵愛を享ける。終戦時は士官候補生として王宮近衛隊で勤務。
王国軍の解体によって任を解かれた後はエタブリッシェ大学への留学の為、かつての交戦国であるアーカルソン王国へ渡航(曰く「幸いにも私はまだ幼く、大人達に混ざって喪に服すよりも勝者の棋譜に対する興味を選んだ」)。
リンディス人のルーツであるイスティング人の歴史と民俗を学ぶ一方、アトリオンの自由と進取の気風にも好感を抱いたという。留学先でも生来の特質を周囲に愛され恵まれた環境でイクファターナ大陸史の研究に没頭するが、7614年に父が病没し公爵位の継承の為に帰国。
人物
望まれる特質を多く持ち、恵まれた環境でそれを花開かせた生まれながらのギフテッド。聡明かつ勇敢、君主の大器を備えた保守派諸侯達の希望である。才を鼻にかけず古風な騎士道で自己を律する、全ての悪徳との敵対者。
「大公」と称する事を許された主要廷臣の一人であり、デオルムント体制下の王宮においても大きな影響力を持つ。国民からの人気を女王と二分する宮廷政治の大駒ながら、本人は「父祖と同じように」女王への忠誠を誓っている。歳が近く、リンディスヴァートの復権に強い意志を持つ女王とアトリオン流の自由主義に理解と好感を抱いているものの、リンディスヴァートの育んできた歴史と伝統の中にそれを根付かせる事は難しいというのが見解(皮肉にもそれを阻害しているのは己を含めた封建諸侯である事も的確に認識している)。女王の改革方針には消極的な反対の立場。
対照的な性格のレンツィゲン公子ヒルデブレヒトとは士官候補生時代からの親友で、「レンツィゲンの金羊毛、イントヴァルドの銀絹」と並び称される社交界では有名な仲。彼の手によって反女王派の旗頭として担ぎ上げられつつある一方、その危うい性格を案じている。
身分から最後は否応なくエタブリッシェ大学を去る事となったが、現在も歴史研究の第一線を走り続ける現役の研究者。公爵位を継承した後もその公務の傍らで「イスティング人の慣習法とライヒ法への発展」「中世以降のケンプフピュートンの法的地位の変遷」「アルカルのアトリオン征服事業 対立と同和」他、複数の論文を発表している。
アーカルソン留学時代に天文学の講義を聴講した事をきっかけに天体観測に興味を持ち、帰国後は居城の一画に観測室を設けた。
未婚。留学時代にとあるリペルニア人女性と情愛を深めたようだが、身分と国の壁に阻まれた愛が成就する事は無かった。
関係
女王ベアトリーセ |
好感 |
若く開明的な主君。その統治哲学も理解できる。…それでも、私には貴女と共に歩めない理由がある。 |
テオドール大公 |
軽蔑 |
権力にしがみつく醜い老人。敵対すべき悪徳者。 |
マクシミリアン大公 |
尊敬 |
親友の父君。黄昏に沈んでいく祖国を守った偉大な将帥。老いてなおその双眸には剛力が宿る。 |
レンツィゲン公爵 |
失望 |
親友の父君。忠臣の誉れ高い御方だったが、国王の亡霊はライヒに栄光を齎しはしないだろう。 |
レンツィゲン公子ヒルデブレヒト |
親友 |
生涯の友。今の彼にとって私は盤上のルークに過ぎないのかもしれない。だが、駒にだってプレイヤーを案じる権利はあるだろう? |
イヴァインベルク公子クリストフ |
親友 |
善性によって形作られた、あらゆる人間にとっての友。偉大な父君と同じようにこの国を守ってほしい。 |
クレインハウゼン公子メルヒオール |
親友 |
尊敬すべき勇者。人は君を粗野と誹るが、願わくばその切先が常に鋭くあらん事を。 |
白いカーネーションの人 |
信愛 |
生涯の人。結ばれる事は無かったが、どうか健やかであってほしい。 |
備考
- 一人称:私 二人称:君
- 酒の席でヒルデブレヒトに唆され、女装の上で写真を撮られた経験がある。写真は宮廷の貴婦人達の間で大いに人気を集め、彼女達の間で公然と取引された。
- 母語であるリンディス語と留学時代に習得したアトリオン語を扱い、レオネッサ語とラパルナ語は日常レベルの会話が可能。研究における必要性から古代ヤード語の解読も習得している。
最終更新:2019年04月05日 19:04