アットウィキロゴ

ヒロインがヤンデレのギャルゲみんなで作ろうぜ!

伊万里とひめと晩御飯と

最終更新:

kawauson

- view
メンバー限定 登録/ログイン

hime0206|伊万里とひめと晩御飯と

[cm]
@texton
@bg file="kyousitu.jpg" time=700
@bgm file="n07.ogg"
 今日も今日とて勉学という、とりたてて子供たちに義務付けられているわけではないが、ごく一部の例外を除いてデファクトスタンダードとなっている日常を終え、頭を休ませるべく帰路につく。[lr]

@bg file="kaidan2" rule="縦ブラインド(左から右へ)"

 しかしその途中。[lr]

@bg file="syoukouguti.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"

 階段を降り、昇降口に来たあたりで、今日の夕食を作るための食材が冷蔵庫にほとんど残っていなかったということを思い出した。[lr]
「晩御飯の食材、買いに行かなきゃ」[lr]
 朝に一度気づいた時点で財布に生活費分を補充しておいたはずだから、金銭的な心配は平気だろう。おそらく。もし足りなかったら秘密兵器である父さんが渡してくれたカードを使っても良い。[pcm]
 脳内に描いていた帰宅マップを急遽デリートし、学校と自宅との中間からややずれた位置に存在するスーパーへと目標をチェンジする。ついでに、晩御飯を何にするかをある程度考えておいたほうが楽だろう。[lr]
;↑原文 スーパーへと目標をリライトする

@bg file="soto" rule="縦ブラインド(左から右へ)"

 頭の中でしゃかしゃかと夕飯の計画を立てながら靴を履き替え、昇降口をくぐると、そこに伊万里が居た。[lr]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=4 e=7 m=3
「みのり~ん!」[lr]
 別にそこまでやらんでも、といいたくなるほど元気良く左手を振り回し、自身の存在をアピール。なにやら残像が見えそうなほど高速で動作をしている。是非とも周波数を測ってみたい。[lr]
「伊万里、どうしたの?」[lr]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=3 e=6 m=4
 やや疲れてきたのか、ぶんぶんという音が弱々しくなりつつある伊万里に近づく。[pcm]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=3 e=3 m=10
「はぁ…はぁ…みのりん、一緒に帰ろう?」[lr]
 流石に息が切れ始めた伊万里は、俺がそばに近づくと、ぐったりとして左手を下ろした。[lr]
「そんなに全力でアピールしなくても、見えてるよ」[lr]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=3 e=4 m=9
「いやぁ、なんだか心配で。主にリアル三次元の方から」[lr]
 何が? と問いたかったが、まあ伊万里には伊万里の事情があるのだろう。ここはそっとしておく。というか、この世界だって三次元だろう。[lr]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=1 e=1 m=2
「さあ、みのりん、帰ろ?」[lr]
「伊万里、これから晩御飯の食材を買って帰ろうと思うんだけど、いいか?」[lr]
 伊万里はさっさと正門を出て右側に進もうとするので、それを言葉で止める。俺と伊万里の自宅への最短コースは正門を出て右に曲がるが、スーパーへの道のりは左だからだ。[pcm]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=2 e=8 m=10
「晩御飯のお買い物? パッショーネまで?」[lr]
 パッショーネとは、日本語だと情熱、英語だとパッションという意味に当たるイタリア語で、件のスーパーの名前だ。[lr]
 そこそこのお値段で豊富な品揃え、そして名前の通りイタリア関連の輸入食品も多くある、スーパーとデパートの中間程度とも言える店で、この近所ではパッショーネ無くして食材を語れない、とは姉の談。[lr]
 おそらく、名前によらず和食の素材も豊富なのが姉さんの意に適ったのだろう。[lr]
「そう。今日の朝に冷蔵庫をちょっとのぞいたら…いや、昨日の夜から薄々は思ってたんだけれど、食材が無い。晩御飯が非常食のカップラーメンだったら、姉さんが怒るしね。で、俺はこれからパッショーネに行こうと思うんだけど、良いか?」[pcm]
 伊万里に家に帰ってやることがあるのなら、無理に誘うのは良くないだろう。だが、[lr]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=1 e=2 m=3 c=1
「みのりんと二人っきり? 行く! 行くよ! やっと日が当たってきたよ!」[lr]
 と、二つ返事で返してきた。しかも、普段に増して少しテンションが高い。伊万里も何かパッショーネに用があったに違いない。[lr]
「そういえば伊万里、パッショーネ謹製のチョココロネが好きだったよね」[lr]
 パッショーネは流石イタリア仕込みと言っていいのかはわからないが、中に入っているパン屋も絶大なる人気を集めるスポットだ。[lr]
 中でも、菓子パンは伊万里のような女学生からの支持が高い。[pcm]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=2 e=4 m=2
「でもみのりん、コロネの語源はイタリア語だけど、コロネそのものは日本生まれらしいよ?」[lr]
 早くも左に起動を修正しながら、伊万里はトリビアを披露。[lr]
「そうなの? へぇ」[lr]
 そんな伊万里の豆知識を聞いたりしながら、俺はパッショーネへ向かうべく校門を左に曲がり、さらに談笑を交えつつ、学校を後にした。[pcm]

@cl
@fadeoutbgm time=1500
@bg file="black.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"
@wb
@bg file="genkan.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"
@bgm file="n19.ogg"

「ただいま」[lr]
@ld pos=c name="imar" wear=u pose=1 b=1 e=5 m=3 c=1
「おじゃましまーす」[lr]
 パッショーネで割と多めの食材を買出し、自宅に戻る。[lr]
 荷物が増えたのは、買い溜めをしておこうという目的で俺が買い込んだのもあるが、伊万里が久々に我が家で料理の手腕を振るいたいと意気込んでいたので、伊万里が作りたい料理の食材を揃えたせいでもある。[lr]

@cl
@bg file="ribing.jpg" rule="縦ブラインド(左から右へ)"

 靴を脱いで居間へ向かうと、姉さんはフリフリのお召し物を着飾り、いつもの指定席であるソファにぺたりと座り込んで、英語のテレビ番組を見ていた。[lr]
@ld pos=c name="hime" wear=u pose=1 b=5 e=1 m=3
「稔くん、お帰りー。いっちゃんの声が聞こえたけど?」[lr]
 姉さんはテレビから目を離し、俺の方を向きつつ、ぴょこんと首を傾けて問う。[pcm]
「ああ、帰る途中で伊万里に会って、一緒に晩御飯の食材を買いに行ってたんだ。今日の晩御飯は、伊万里も手伝ってくれるってさ」[lr]
@ld pos=c name="hime" wear=u pose=1 b=1 e=7 m=8
「ふーん、いっちゃんが……一緒に、お買いもの」[lr]
 と、そこにちょうど良く伊万里が居間に滑り込んでくる。[lr]
@cl
@ld pos=rc name="hime" wear=u pose=1 b=1 e=7 m=8
@ld pos=lc name="imar" wear=u pose=1 b=4 e=7 m=3
「こんにちは、ひめお姉さま!」[lr]
 それにしてもこの伊万里、ノリノリである。伊万里の不機嫌な顔なんてのは普段からあまり見たことは無いが、なんだか知らないけれど、今日は特に機嫌が良いらしい。[lr]
@ld pos=lc name="imar" wear=u pose=1 b=2 e=5 m=2
「ひめお姉さま! 今日はボクも晩ご飯をお手伝いしますから、期待しててくださいね!」[lr]
 因みに、伊万里はとある事情で自分で胸を張るくらい料理が得意だ。それは姉も認めるところであり、また伊万里にとっては、結構な食通である姉に認められることを誇りに思ってもいるようだ。[pcm]
@ld pos=rc name="hime" wear=u pose=1 b=8 e=8 m=11
「いっちゃんが、晩ご飯?」[lr]
 最高にハイってやつな伊万里に対して、どこかジト目な印象を受ける姉。もしかして、機嫌が悪いのだろうか。[lr]
@ld pos=rc name="hime" wear=u pose=1 b=8 e=8 m=5
「いっちゃんのご飯、少し久しぶりだね。楽しみだなー」[lr]
 そう言う姉さんの顔はあまり笑っていない。[lr]
@ld pos=lc name="imar" wear=u pose=1 b=1 e=3 m=3
「はい、久々のみのりんとの合作です! 期待していてください!」[lr]
;↑原文 競作
 こっちは満面の笑顔だ。[lr]
@ld pos=rc name="hime" wear=u pose=1 b=3 e=8 m=1
「じゃあ、期待してるからね。思いっきり辛口で評価してあげる」[lr]
 姉さんがそう言った瞬間、[lr]
@ld pos=lc name="imar" wear=u pose=1 b=2 e=8 m=5
「…………はぅ!?」[lr]
 伊万里が凍り付いた。[lr]
@ld pos=rc name="hime" wear=u pose=1 b=9 e=8 m=11
@cl pos=rc
 姉さんはぷぃっと顔をそらして、テレビ鑑賞を再開している。[pcm]
@ld pos=lc name="imar" wear=u pose=1 b=3 e=8 m=11
「み、みのりん……」[lr]
 先ほどのテンションとはうってかわって、伊万里の顔が多少青ざめ始めた。[lr]
 無理もない。伊万里は昔、それも相当の昔、意気揚々と作った料理を姉さんに思いっきり酷評され、そのうえ伊万里の作り方の何が悪かったのかを逐一細かく言い当てられた上で、姉さんが再度同じ物を完璧な味で仕上げるという史上最強の鬼姑攻撃を受けたことがあるのだ。未だにトラウマなのだろう。[lr]
@ld pos=lc name="imar" wear=u pose=1 b=3 e=8 m=11 t=2
「がくがくぶるぶる」[lr]
 何というか、伊万里がうちの姉さんに頭が上がらないのは、そういった類のトラウマの積み重ねが原因なのだろう。[pcm]
 姉さんは取り立て伊万里が嫌いな訳でもないし、むしろ可愛い妹分だと思って好いているのだが、何せ我が侭で容赦のない性格なのだ。[lr]
 伊万里も自分が可愛がられていると分かった上で、今でも仲良く付き合っているが、たまにこのように昔のトラウマが再発するらしい。気の毒である。[lr]
「大丈夫だよ、伊万里。昔に姉さんにこてんぱんにやられてから、練習を重ねて上手くなってるじゃない。姉さんも多分、今の伊万里の腕には敵わないよ。それより、そろそろ晩ご飯を作らなきゃいけない時間だ」[lr]
 絶賛トラウマ再発中の伊万里を少しフォローしておく。実際、今の姉さんは伊万里の作る料理が大好きなんだから、気にすることはないのに。[pcm]
「それじゃあ姉さん、今から晩ご飯作るから。今日は姉さんが好きな物ばっかりだから、期待しててよ?」[lr]
 俺がそう言うと、姉さんはテレビを見ながら、ぷくーっと頬を膨らませたまま首を縦にかくんと傾ける。[lr]
 頭に付けた大きめのリボンも、それに合わせてぴょんと動く。機嫌は悪くても、料理は期待されていると取っておこう。[lr]
 伊万里を連れて台所に入り、料理を開始する。久々に作る伊万里との合作料理は、やっぱり楽しいものだった。[pcm]
;↑原文 競作料理

@fadeoutbgm time=1000
@cl
@bg file="black.jpg" time=1000
[jump storage="main.ks" target="*night" cond="sf.releaseMode==1"]
;[jump storage="cmmn.ks" target="*0206n"]
[jump storage="scenemenu.ks"]
[s]
最近更新されたスレッド
人気記事ランキング
ウィキ募集バナー