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イベント当日。
「タカちゃんやっぱり似合う~!」
「そう? あんたも似合ってんじゃん!」
コスプレで売り子は標準ですが何か?
「さぁて、今日は十分に数さばくわよ!」
「合点だー!」
今回のイベントが、幕を開けた。

─数時間後─

「すいませーん! 当サークル販売物は完売しましたー!」
あたしはプラカードを掲げ、終了を告げる。
落胆の嘆息が長い列から聞こえ、散っていく。
「あはは。今日も凄かったねぇ」
「うん。でも、これでまた一歩前進って感じかな」
「ってか次こそは受験勉強に身を入れなきゃ……」
「うひょー!! そこのきわどいコスプレのお姉さん!! 後で一緒にどべるぁッ!!?」
何やら聞き知った声が耳に入って来る。
その声のする方を見ると、アキラくんがいた。
「いやぁ!! 見ないで変態!! 穢れるぅ!!」
「な!? 見せるために着てるんでしょお姉さんっ!!」
「うるさいうるさいうるさい!! あんたはダメ! 生理的に受け付けない!!」
「ひどっ!? そ、それじゃこっちのお嬢さんを……」
アキラくんは節操なくコスプレ美女に声をかけつつ、全て撃沈している。
面白すぎる! やっぱり彼は天才だわ!
「ちょっと、あたしアキラくんのとこ行ってくるわ」
「あ、うちも行く~!」
それほど遠くもなかったので、彼のもとに近づき、声をかける。
「アキラくん! お久しぶり!」
「げぇっ!? ゆゆ、雪城……さん……ごごごご機嫌麗しゅう。それでは私はこれで」
「待ってよ。これ、君にプレゼントするから」
「え、何これ……それより横のキミ、もしかして丸山紗織ちゃんじゃない!? ああ、ちっこくてぷにぷに小学生みたいで超かわいいね! どう、俺と付き合わない?」
「いえー。うちのカレシはタカちゃんだけですからぁ」
ぴっとりと紗織がくっついてくる。
「はぁ……まぁいいや。ってか、アキラくん、それ、読んだら感想頂戴ね?」
「…………は、はい……それではさらばッ!!」
あ、行っちゃった……

「な、なんだよあの娘……ってかなんだよこのペラ本」
パラパラとページを捲る。
その中には……
「げぇっ!? な、アキラとソウスケ……それに、テツオとかツヨシって……おいおいマジ勘弁してくれ」
裸で男たちがそれはもう形容しがたい快楽に溺れているようなそんな地獄絵図が載っていた。
「あの娘だけは、ちょっと無理だな……何考えてんだか……男と、男の漫画だなんて……」

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最終更新:2013年03月18日 01:14