無題15【むだいじゅうご】
「凛?りーんー」
ふと目を開けると、目の前に峻行の顔が移っていた。
そっか、凛、寝ちゃったのか
そっか、凛、寝ちゃったのか
「あははっ、ごめんね?…もしかして凛が起きるまでずっといてくれたの?」
「うん、せやけど」
「あ、ありがとね?」
「うん、ええよ。………なぁ、凛、」
「ん?」
「凛のこと、好きになってもええかな」
「へ?」
「俺、凛のこと好きみたいやねん」
「うん、せやけど」
「あ、ありがとね?」
「うん、ええよ。………なぁ、凛、」
「ん?」
「凛のこと、好きになってもええかな」
「へ?」
「俺、凛のこと好きみたいやねん」
この瞬間友達の壁が音を立てて崩れていった
これがそう恋なのかも
(胸の中で咲くよSweet roses)
(胸の中で咲くよSweet roses)
「凛も、好きになっちゃった、みたい」