無題１９ - yariba @ ウィキ

無題１９【むだいじゅうきゅう】

寿々歌、稜駿

緩く巻かれた長い髪、自販機前で何にしようか、と大袈裟に悩んでるがっつり関西人。

「すーずか」

とんとん、と肩を叩いて振り向いた時に頬を指で突く。

「…子供か。」

少し間抜けな顔から一変、嫌な顔して言うから、腹抱えて笑った。今考えれば、子供が子供に子供かって。それもまた笑えた。

「あ、サイダーにしなよ」
「なんで？」
「俺飲みたい」
「自分で買いなさい。」

そう言いながらサイダー選ぶ辺り、優しいのか。

（別にうちが飲みたいから買っただけやから！）

なんだ、ただのツンデレか。