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飲み会なう。

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飲み会なう。【のみかいなう。】

タイトルは仮(?)。
瑛士 公輝加藤斗真熊木卓也


飲み会なう
俺は今非常にイライラしている


今日は成人組で飲み会だ
成人してない子達は参加出来ないアダルティーな飲み会

…そう、メンバーがメンバーだから、余計にアダルティー
若干一名アダルトというよりシニアと言った方が近いが本人は気にしてるからキレるだろうしその人を憧れてると言うアイツも怒るだろうから口にはしない


「公輝ー!」

ほら、まただよ
何回でも公輝公輝って連呼しやがって

卓也君、さっきからキミ公輝にベタベタ触りすぎ
つーか何で恋人繋ぎする必要あるんですか?
公輝も困ってますよ、離しやがれ


「前田ー」

ほーら今度は卓也君の反対側で公輝の右隣に座っている翔君がお呼びですよ
公輝とお互いに名字呼び捨てにして呼び合って、明らかに特別扱いしちゃってます
この前さり気なくキスしてんだよこの人
そんでさり気なく肩組んでんじゃねーよ、触んな


「公輝、はい、お酒来たよ」

そう言って今度は斗真が向かい側に座っている公輝にお酒を手渡ししてそのまましばらく手を重ねたり公輝がお酒を口にした後に「俺もちょうだい」と間接キスをしたりし始める
斗真のせいで公輝はどうやら大分酔ってきている様子で、顔が赤い
公輝を酔わせて微笑んで何を考えてるんですかね、斗真君


顔が赤くなっている公輝に斗真は公輝の左頬に触れて

「公輝、赤くなっちゃって可愛い。酔っちゃった?」

なんて微笑んだり

「…違うもん。酔ってないもん」

とか酔っていつもより甘えたな口調になりながらアヒル唇して否定する公輝は凄い可愛いけど公輝の左隣で公輝と恋人繋ぎしている卓也君が

「公輝可愛い」

と言って公輝に触れる斗真の手を振り払って頬にキスしようとしたりそれを卓也君の反対側で公輝の右隣に座っている翔君がさせまいと公輝を自分の方へ引き寄せて公輝が体制崩れて倒れかかっちゃうのを抱きしめたりするのを俺はただイライラしながら四人から少し離れた所から見てるだけしか出来ずに居る

本当なら俺も公輝を独占したい
本当なら今すぐ公輝を連れ出してホテルに連れ込んでやりたいっつーかヤりたい
けど争奪戦に混ざるのは大人げないとも思う
今混ざるのは少し遅い気もするし

そう思っているのはどうやら俺だけではなくて

俺よりもその四人から離れたところに座り一人黙々とビールを飲んでいる加藤さんも時々公輝達の様子をチラ見している
加藤さんも本当は公輝を独占したくてあわよくばヤりたくていつも「抱いてやろうか」とアピールして
公輝が断ってもまだ言うから公輝もだんだん可哀想に思っちゃってそのうちOK出しちゃいそうな凄く危険な人物なのに
公輝はそんな加藤さんを憧れてるとか言うし加藤さん加藤さん連呼するしいつも会う時は深夜で二人きりだったりするから密会みたいだし
何であんなおっさんがいいんだよとか言ってやりたいけど公輝が加藤さんを好きとかじゃなくあくまでも憧れだと本人は思ってるし俺もそれを信じたいから言うに言えないし
もっと俺を見ろよとか言いたいけど公輝はモテるから女の子の対応にもいっぱいいっぱいなのに今みたいに男からもモテてそれどころじゃないのが分かってるし瑛士うぜーとか思わないだろうけど思われたら嫌だから言えないでいる


「前田ー俺の事どう思ってるー?」

翔君が公輝を抱きしめながら訊くと公輝は微笑んで「好きー」とか即答しちゃって翔君は満足そうに公輝の頭を撫でていて
公輝自身は可愛いけどその発言に闘争心がメラメラと燃え上がった卓也君が

「俺はー?」

と訊いてまたしても公輝が笑って「好きー」とか答えると強引に引っ張って翔君から引き離して今度は自分の方へ抱き寄せて
「俺も公輝の事好きだよ、ここに居る誰よりもずっと」
とか言っちゃって公輝が「ホントに?ありがとう」とか言って嬉しそうにしてるのを今度は斗真が

「公輝、俺の事は?」

とか訊いてまたしても公輝が微笑んで「好きー」とか言ったら
「公輝、おいで」
と自分の隣へと呼んで、公輝が言われた通り隣に来た途端公輝を抱きしめて前髪をかきあげて額にキスした

「おでこじゃなくて、口にちゅー、してくんないの?」

公輝がそんな問題発言しちゃったから斗真は大喜びで
「仕方無いなぁ、公輝がそんなに俺とチューしたいならしてあげる」
とか言ってディープキスしちゃって

卓也君が無理矢理二人を引き離して
「公輝大丈夫?消毒しなきゃ!」
とか言ってまたしてもディープキスして

今度はそれを翔君が引き離して
「前田は俺とキスしたいよねー?」
なんて返事も聞かずにディープキス

イライライライラ

公輝は酔ってるから仕方無いけどお前等やりたい放題しすぎムカツク
しかもディープキスとかふざけんじゃねー
公輝に「大丈夫か?」と訊くと「俺、ちゅー好きだもん」とか微笑んじゃって周り悩殺

気付いたら俺ちょっと勃っちゃってこのままじゃやばい
でも今ほっといたら公輝は犯されてしまうかも知れないけど加藤さんがそんな事させないよな?止めてくれると願って自分は席を立った

「…ふぅ」

居酒屋のトイレで抜いたのは初めてだ

手を洗おうとトイレの個室を出るとそこでまさかの公輝に会った

「うわっビックリした」
「あ、瑛士だー」

公輝が微笑んで抱きついてきた

「ちょちょちょ、待って!手洗わせて!」
「んー」

抱きついてくれるのは嬉しいが何より今は抜いたばかりなので抱きしめるわけにはいかない
公輝は素直に従って離れてくれた
いつもより丁寧に時間をかけて手を洗う

「公輝、皆と一緒に居たんじゃないの?」
「うん。でも、トイレ行ってくるって抜けてきた」
「よくそんな簡単に抜けて来れたな」
「すぐ戻ってくるから待っててって言ったら抜けてこれたよ」
「そっか」
「今日、瑛士とあんまり話してないって思ったから抜けてきたんだー」

えへへーなんて笑って公輝が言うから可愛すぎてまたちょっと勃ってしまう

「瑛士、もういい?」
「え?」
「ぎゅーってしていい?」
「勿論!」

喜んで!
と心で叫んでいると公輝が俺に抱きついてきた
酔ってるからフラフラしてて俺が支えててあげないと危ない

「瑛士、あったかーい」

普段の公輝とは違った積極的で可愛い公輝
いつもより、可愛い
凄くヤりたい
さっき公輝で抜いたばかりだから勃たないと思っていたのに俺の分身はあっさり勃ってしまった
やっぱり妄想じゃなくて本物がいい

「ん…瑛士」
「ん?」
「おっきくなってる…?」

公輝が俺を上目で見ながら俺の分身に触れる
触れられて余計にそこが熱を持つ

「…公輝のせいだぜ」
「俺の…?」
「おいで」

公輝を連れてもう一度個室へと戻る
ドアを閉めて鍵をかけると公輝に口付ける

つい数分前に斗真や卓也君や翔君とキスしていたのを思い出し、イラっとしてつい荒っぽいキスになってしまう

「ん…ぅ…んん」

公輝が苦しそうに俺の服をギュッと握る
唇を離すと公輝がトロンとした目で俺を見ていた

「公輝…」
「ん…?」
「俺の事、好き?」
「好き」

きっとそれは他の皆と同じだろうけど


――

「ん…っふ…」
「はぁ…公輝…うっ…」

本当は今すぐヤりたかった
しかしここは居酒屋
仕方無いので大きくなった俺の分身を公輝にフェラして貰っている

公輝とこんな事をしたのは初めてだった
しかしずっとずっとしたかった事ではある

「あー…イクッ…イク…!!」



―――

「おかえり前田!遅かったけど大丈夫?」

戻るなり卓也君達に睨まれた
二人一緒に戻って来たからだろう

すぐ戻ると言った愛しの公輝がなかなか戻って来なかったから心配していたのだろう
今から探しに行こうとしていた様子だった

「瑛士君と一緒だったの?犯されてない?大丈夫?」
「瑛士君にそんな勇気無いヘタレだから大丈夫でしょ」

斗真がさらりと悪口を言う

「うん、大丈夫ー」

公輝は笑っていた

「おい瑛士君、何処行ってたの?」

座っていた席に戻るなり卓也君に尋ねられた

「トイレ」

「公輝も連れて?」
「公輝が後で来たんだよ、たまたま」

翔君も疑いの目で俺を見ながら言う

「瑛士君はへたれだから無いと思うけど、本当に公輝に何もしてないだろうな?」
「ああ」

斗真に至っては完全に俺を睨んでいる
公輝にはしてないから間違いじゃない

「おいお前等静かにしろよ」


加藤さんの発言に皆が加藤さんの方を見る
そこには加藤さんの手を恋人繋ぎして加藤さんにもたれかかり眠っている公輝の姿があった

「ずるーい!何で加藤さんなんだよー」

卓也君がぶうたれている
他の二人も言葉にはしてないが不満ではあるが羨ましいとも思っているようで、それは表情に出ていた

「疲れてんだろ。ゆっくり休ませてやれ」

加藤さんが優しく公輝の髪を撫でる
加藤さんの公輝を見る目はまるで愛しい恋人を見つめる者のようで


酷く、気持ち悪かった


「公輝は俺が連れて帰るからお前等もう帰ってもいいぜ」

加藤さんがお持ち帰り発言をする

「加藤さんと公輝を二人っきりにさせるわけにはいきませんよ」

卓也君が加藤さんを睨む

「そうですよ、加藤さんこそ毎日忙しくて疲れてますよね?帰ってゆっくり休んだらどうですか?公輝は俺が責任持って連れて帰りますから」

斗真が相手を思っての発言のようにお持ち帰り発言をした

「いやいや斗真君も毎日忙しいでしょ?前田は俺が連れて帰るよ」

翔君が少しイライラした様子で言う


「君達は公輝との付き合い浅いから公輝の事分かってあげられないでしょ?俺が連れて帰るよ」
「それを言ったら瑛士君が一番付き合い長いでしょ」
「そうだ、瑛士君の家に連れて行こう」
「あ?二人っきりにさせるつもりか?いくらヘタレでもそれは危険なんじゃねーの」
「皆で行けばいいじゃん!瑛士君の部屋大きいし。一人暮らしだし。いいよね?瑛士君」
「別にいいっちゃいいけどさ…」

本音で言うと、公輝以外帰ってよし
あえて口には出さない


俺の部屋に着いて公輝をベッドで寝かせる
少ししたら卓也君がベッドのそばで寝始めてしまった
あれだけ騒いでいたのだから疲れたのだろう

「じゃあ俺は前田の隣に…」
「おい待て。誰がそれ許すと思う?」

翔君が公輝の隣で寝ようとすると斗真がそれを引き留めた

「じゃ、ここは家主の俺が」
「いやいやいくら瑛士君がへたれでもそれはダメ。ここは一番安全な俺が」
「おめーのどこが安全なんだ」

「………俺らも近くで寝るか」
「そうだね」

こうして俺達も卓也君の近くで寝ることになった
翔君と斗真もはしゃいでいたからか早々と眠ってしまった


今、寝ないでいるのは俺と加藤さんの二人だけ
話す事は無い
というか話したくない

気持ちよさそうに眠っている公輝を見て、そのそばで眠っている三人に毛布をかける
ふと加藤さんと目が合った

「…その…何だ…ええと」
「何か用ならさっさと言ってくれません?」

「…家に邪魔して悪かったな」

加藤さんが頭を掻きながら言う


「別に。公輝を家に連れて帰るついでですから」
「そうか。…あのさ」
「まだ何か?」
「俺、そろそろ帰るわ。仕事もあるし」
「そうですか」
「おっさんが飲み会混ざってて悪かったな」
「いえ」

「…加藤さん、本当は、行きたくなかったの?」


突然第三者の声が聞こえて驚いてそちらを見る
寝ていたはずの公輝が起きていた

「公輝。寝てたんじゃ」
「目、覚めちゃった。なぁ加藤さん、本当は行きたくなかったの?…俺が、無理やり連れてきちゃったの?だったら、ごめん…」

公輝がベッドそばで寝ている三人を避けてベッドから降りる

「…ちげーよそんなんじゃねーって」
「本当に?」

公輝が加藤さんに近づいて問う

「ああ。俺がそんな気を遣うと思うか?」
「…分かんない」
「いい加減俺の事分かれよガキ」

加藤さんが優しく笑って公輝の頭を撫でる

「もう行くの?」
「そろそろ行かないと間に合わなくなるからな」
「お仕事、頑張ってね」
「ああ。お前はゆっくり寝ろよ」
「うん。おやすみ。いってらっしゃい」
「おやすみ。いってきます」

加藤さんが名残惜しそうに公輝の頭を撫でるのを止めた

「…じゃあ、お邪魔しました」

加藤さんはそう言って俺の家を出ていった

…あえて、何も言わずに空気を読んでいたけれど
加藤さんと公輝のやりとりが本当は凄く羨ましかった

公輝は加藤さんを憧れてるって言ったけど、どう見ても憧れなんかじゃないよな…なんて

…やっぱり、加藤さんは嫌いだ

「あ、え、あれ、もしかして俺瑛士のベッド占領してた?」

公輝の声に我に返る
公輝が俺を見ていた

「え?ああ…別にいいって」
「ごめん!俺、床で寝るから!」
「いやいやそんな事させたら俺こいつらに殺される」

70パーセントぐらい本気で言ったのだが公輝はそれを冗談ととったのか、笑った


「…どうせなら、一緒に寝る?」
「え、でも…瑛士、それでいいの?」
「いいよ。二人で寝ても全然狭くないし。一人で寝るよりあったかいだろ?」
「…でも、俺、寝相悪いかも」
「だーいじょうぶだって。さっきまでだって全然寝相良かったし。っつーか今更俺等の間でそんなの気にしなくていいだろ?それに俺は公輝と一緒に寝たいなー…?」

「…じゃあ、そうする」

その言葉に心の中でガッツポーズをした



「…公輝、もっと近く来いよ」

電気を消して二人揃ってベッドへ入る
近くで寝ている三人が起きないか不安だったが、どうやらぐっすり眠っているようだった

「え、でも…」
「何だよ恥ずかしいの?」
「…だって、瑛士とこんな近距離で寝たことないし」

「…公輝」
「ん…」

公輝があんまりにも可愛いから、堪えきれずキスをする
舌を入れると、向こうから求めるように絡められた
ベッドの中で公輝を抱きしめると、お互いの心音が伝わって聞こえた

「え、いじ…な、んでキスなんか…」

キスを終えて、公輝が赤くなって言った
ああもう、そうやって可愛い顔して
だからこんなにハマっちゃう奴が増えるんだよ

「好きだよ、公輝。だーいすき。…今日だけでいいからこうやって抱きしめたまま寝てもいい?」
「…うん」
「ありがとう。…明日起きたら斗真達にぶっ殺されるなー…」
「斗真達?ってここにいる斗真と熊木と卓也?」
「うん」
「そんな事しないって。皆良い奴だもん」
「…だといいな」
「うん。…おやすみ、瑛士」
「おやすみ、公輝」

もう一度だけ、今度は触れるだけのキスをして俺達は眠った


―――

朝、俺は三人に叩き起こされた



(おい。どういう事か説明しろ)
(夜這いはダメだと思うんだ、瑛士君)
(公輝に何してんだ!)

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