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セリフ
しかし ギャラクティック・ノヴァ
には 狙いがあった
出典作品 カービィのエアライダー
分類 ムービー
主な発端 ゲーム
衝撃度 6
汎用性 6
6

『カービィのエアライダー』のとあるムービーにおけるセリフ。

元ネタ

※最新作の重大なネタバレ注意!

+ ネタバレ
ストーリーモードにあたる「ロードトリップ」の6章「刻まれるゾラ」におけるセリフ。

同作のストーリーは、ポップスターへと飛来した半生命体「ゾラ」が、長い時を過ごす中で抱いた「自由に動き回りたい」という願いが発端となっている。
その願いは夢の泉を通じ、なぜかポップスターの衛星軌道上にいたギャラクティック・ノヴァへと届く。
願いを受け取ったノヴァは、内部のマシン生産工場にて無数のエアライドマシンを作成。ポップスターへとそれを降り注がせた。
ここまでが、ムービー5章までで明かされた内容であり、ゲーム発売前に公開されていたムービーの内容である。

一見するとゾラの願いとはチグハグな行動を見せるノヴァ。
「しかし、ギャラクティック・ノヴァには狙いがあった」。
ノヴァは秘めたる目的に基づき、ゾラの元へ作業ロボット群を投下する…

ミーム

詳細はネタバレのため省くが、やはりギャラクティック・ノヴァの定めか話のオチとして使われるようになっている。
良さげな出来事があった際に「しかし ギャラクティック・ノヴァには 狙いがあった」と続けるだけで、まだまだ話に続きがあることを匂わせることができる。
万が一「銀河にねがいを」のように悪い企みがあったとしても、最終的にはカービィが爆破してくれるという安心感もある。安直にオチに使おう。

+ ネタバレを含む、踏み込んだ解説
匂わせられる「話の続き」だが、ムービー6章以後の展開からバッドエンドメリーバッドエンドと解釈されることが多い。
6章で明かされるその「狙い」とは、ゾラを改造し、世界を崩壊させる巨大マシン“ギガンテス”へと作り変えてしまうこと。
ゾラの「自由に動き回りたい」という願いは、「誰にも止められない巨大な兵器にされる」という歪な形で叶えられてしまったのである。
また、「ロードトリップ」は実はマルチエンディングであり、明確なバッドエンドこそないもののビターエンドが存在している。
ギガンテス、そしてその先に待つビターエンドの存在から、ギャラクティック・ノヴァの望まれていない介入により、不穏な展開になってしまうことを想像させる、最悪な匂わせとなるのである。

同じ『エアライダー』のナレーション繋がりでは、続く7章での「しかし そういった弱いライダーは 元々 求められていない」も汎用性の高さでネタにされる。
これらも含め、ノヴァやギガンテスにまつわる「ノヴァ構文」が一種のミームとなってしまっている。

前の文章からガラリと雰囲気を変える、逆接から始まる文章という点で、『ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン』のセリフ「だが それが 逆に妹の夫の逆鱗に触れた!」に似ていると言われることもある。

余談

+ ネタバレを含む
あまりに残酷なノヴァの所業は大きな話題を呼び、「特級呪物」*1「吐き気を催す邪悪」*2などと呼ばれ、すっかり悪役キャラとして定着してしまった。
ノヴァを元に作られたと言われる星の夢もビックリの所業により、明らかに願いを曲解していた星の夢が「完璧な再現度」となぜか再評価されることにもなってしまった。
また、これまで散々爆発オチとして利用され続けたノヴァが明確に悪事を働く様が描写されたことで、「爆破するのに罪悪感がなくなった」という意見も垣間見られる。
狙いを持っている(おそらく)ハルカンドラ産の呪物繋がりで、『Wii デラックス』でその本性を明らかにしたマスタークラウンと並べられることも。

ロードトリップの通常エンディングではノヴァとの直接対決は叶わず、一度は逃げられてしまうことになる。ゾラの消滅を示唆するエンディングの最後に登場するノヴァには、誰もが「逃げるな」と叫んだことだろう。しかし、トゥルーエンドではないことが分かりやすい演出から、その時点で続きを期待していたプレイヤーも多かった模様。
そして、真のエンディングではかつての戦いを思わせる直接対決の末、最新版の伝統芸能を見せプレイヤーたちを大いに歓喜させた。

+ さらにネタバレを含む
後に明かされたことであるが、 ノヴァの「狙い」はノヴァ原来の悪意ではない 。ノヴァに「ポップスターの制圧あるいは殲滅」を願った何者かの介入があり、それがゾラの願いと混ざった結果としてロードトリップの事件が起きたというのである。
ある意味大どんでん返しとも言える発言だが、実際のところ『スーパーデラックス』の頃からノヴァが願いの発信元を区別しない性質は描写されているため、大きな設定変更というわけでもないのだろう。ただ、その「悪意」の正体は作中では明かされることはなかった。ボスとして登場するマルク、ナイトメア、ゼロ・ツーの誰かである可能性もあるが、明言はされておらず、大きな謎を残す結末となった。
また、ノヴァが悪意を持たない事実により、せっかく再評価されていた星の夢はまた「劣化コピー」の烙印を押されることになってしまった。哀れ。

ただし、その殲滅の手段として「ゾラを破壊兵器ギガンテスに改造する」手段を選んだのは、結局はゾラの願いを受け取ったノヴァ自身であると思われる。それが悪意の介入による結果でも、作業ロボット群と資材を投下し、ゾラをバラバラにしてギガンテスへと作り替えたのがノヴァ自身の「狙い」であるならば、やはりゾラを、ノワールデデデを苦しめた実行犯として、爆破されるのは仕方ないだろう。
「ロードトリップ」の真エンドで、そして「エアライド」のコース「ギャラクティック・ノヴァ」で、今日も彼は爆破され続けている。

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最終更新:2026年06月16日 08:29

*1 漫画『呪術廻戦』の用語に由来するスラング。近年は単に「不幸を撒き散らす存在」という意味でも使われる

*2 『ジョジョの奇妙な冒険』第5部のセリフ。「何も知らぬ無知なものを自分の利益のためだけに利用する」者に対して発された。ゾラの純粋な願いを悪意を持って改変しているノヴァにも当てはまるだろう