OCGにおける「テキストが短いカードは強い」という不文律の一例。
魚族限定という微弱な制約こそ存在するものの、それを余り補って強力極まる効果を持つ。
通常全体除去を実現するためにはそれに見合ったコストや発動条件が要求される場合がほとんどであり、
激流葬であれば召喚をトリガーにするため発動前に除去されやすく、
ライトニングボルテックスであれば貴重な手札を消費してしまう。
しかしこのカードにはそういった類の抑止がほぼないのが特徴であり、手札で腐りにくい。
また魔法カードであるためセットする必要も無く無効化されにくい点も評価を上げる。
DNA改造手術を用いた種族操作を主戦術に据えるデッキにおいては凶悪な全体除去として機能する。
シーラカンスが呼び込んだ魚族モンスターを速やかに殲滅することも可能であり、
召喚完了時に落とし穴で処理できなかったデビルマンタも安全に除去できるなど高過ぎる汎用性を誇る。
そして恐るべき強さを発揮するのは相手フィールド上に魚族モンスターが5体並んだときであり、
無効化されなければ1:5交換という桁外れのアドバンテージを生み出す。
このように禁止カードを彷彿とさせる凶悪さであるが、
驚くことにこのカードには一切の制限はかかっていないためデッキ次第では3積みも充分に考えられる。
また魚族に対するメタカードは現在のところこのカードしか存在しないため、
メインには投入せずともサイドには用意しておきたい。
なお時として自分のモンスターに牙を剥くこともあるため敬遠するプレイヤーもいるが、
その心配はほとんどないといっていい。
魚族は最も種類の少ない種族の一つであり、自分のフィールドに魚族モンスターがいることは稀なため、
安心して相手モンスターのみを除去できる。
この点においてもいかにこのカードが優秀であるかが窺えるであろう。
このように非常に有用なカードであるため現在絶版中なのが悔やまれるカードの一枚。
第1期に登場して以来、一度も復刻されておらず極めて入手が困難な状況にある。
また余談ではあるが、"永遠"の渇水と謳っているにもかかわらずその後召喚されたモンスターについては対応できない。
おそらくゲームバランスを考慮してのことではあるが、それにしても強力であるのは間違いない。
1スレ目 422 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2007/12/27(木) 14:25:59 ID:pwTiNNZd0