効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 950/守 700
投げたコインの裏表を当てる。
当たりは1ターンの間このカードの攻撃力が2倍、
ハズレは1ターンの間このカードの攻撃力が半分になる。
コイントスで裏表を当てると攻撃力が倍になるカードで、当てた場合は下級モンスターの攻撃力の基準値である1900となり、天使族の下級モンスターとしてはトップクラスの数字でもある。
しかし、コイントスで裏表を当てられる確率は50%であり、とても信頼できる確率とは言えない。
近年ではシンクロ召喚やエクシーズ召喚が登場し、ステータスの低いモンスターがそれらの素材として見直されることも多いが、
このカードの光属性天使族星3というステータスは創造の代行者ヴィーナスなどの強力なライバルも多い。
そのため、このカードを採用するメリットというものはあまり見当たらない。
唯一、このカードの攻撃力倍加が元々の攻撃力を参照しない事を利用し、
装備魔法などで攻撃力を強化してからのコイントスに成功すればかなりの攻撃力を獲得できるというメリットがあるが、
やはり50%というギャンブルに成功しなければいけないという点を考えると微妙と言わざるを得ないだろう。
また、このカードの攻撃力倍加能力は自分のエンドフェイズまでしか適用されないという点も致命的で、返しのターンであっさりと戦闘破壊されてしまう。
しかし、このカードには隠された効果がある。
それは、コイントスに失敗すれば攻撃力が半分になるということである。
このカードの元々の攻撃力は950なので、半分になると495。この数字はデュエルにおいて非常に嫌がられる数字であり、
ダイレクトアタックに成功すれば相手はしかめっ面をしながら電卓に-495と入力するだろう。
このライフで相手が
神の宣告を発動すれば儲けもの。律儀に÷2を入力した相手の電卓は小数第一位まで計算する。
これは、小数点以下のライフの計算を四捨五入で行うルールである遊戯王ではジャッジキルに値する行為である。
神の宣告の採用率は現在の環境では非常に高いため、このジャッジキルはかなり期待できると言えるだろう。
あらかじめ
ブラックガーデンや
収縮などでこのカードの攻撃力を半分にしてからコイントスをすれば盤石だ。
たった一度直接攻撃に成功するだけで相手に計り知れない精神的ダメージを与え、ジャッジキルの可能性も与えるというこのカードの凶悪さは、ある意味では禁止カードの八汰烏に匹敵する。
電卓とはすべてのデュエリストがデッキと共に持つ必需品。電卓メタとなるこのカードの隠された効果はすべてのデッキに刺さること間違いなしである。
コイントスに成功したときは高攻撃力のアタッカーとして運用し、失敗したときはジャッジキルを引き起こす恐怖のアタッカーとする。
やはりコイントスに成功しなければ狙った戦術をとれないという欠点は残るものの、その程度のデメリットではこのカードの凶悪性は隠しきれない。
5スレ目 68 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/02/23(木) 12:13:35.09 ID:n3Wz8Whw0
最終更新:2018年07月13日 18:17