No.7 ラッキー・ストライプ




エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/天使族/攻 700/守 700 
レベル7モンスター×3 
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。 
サイコロを2回振る。 
このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで、 
大きい方の出た目×700ポイントになる。 
さらに、出た目の合計が7だった場合、以下の効果から1つを選択して適用する。 
●このカード以外のフィールド上のカードを全て墓地へ送る。 
●手札または自分・相手の墓地からモンスター1体を特殊召喚する。 
●デッキからカードを3枚ドローし、その後手札を2枚選んで捨てる。 


5スレ目 672 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/07/13(金) 22:49:49.70 ID:nS1/H88k0

8スレ目 69 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2014/01/02(木) 20:54:22.99 ID:8eN/CIpVO

サイコロを行うカードの中では珍しい2回振る効果を持つナンバーズの1枚。
サイコロを2回振り、打点を上げつつも追加効果を狙う事ができるモンスターではあるが、肝心目当ての追加効果はサイコロの目の合計がピタリと7にならなければならない。
特に問題なのがその確率である。X素材を全て使い3回振ったとしても7になる確率は僅か42%。あのゴッドオーガスの45%よりも3%も低い有様である。
大体40%~45%と考え、確率半々よりも多少低いとすればまだマシだと思う人もいるだろうが、その思考はギャンブルにおいて破滅を招く要因でもある。

さてそんなラッキー・ストライプを救う為に、私はまずデュエルの際に使用するサイコロに関するルールを確認した。

・サイコロを使用する場合は予め対戦相手にも見えるようにデュエルフィールドの外に用意しておく。
・使用可能なサイコロは1~6の数字が振られた6面の物である。
・6面であればサイコロ大きさに規定はない。

僅か3つしか裁定が無いという点は気になるところだが、それだけサイコロを振る効果とは「使われない」という事だろう。
至って普通のスレ住民である私はまず「サイコロの大きさに規定が無い」という部分に目が行った。
それは滅茶苦茶デカいサイコロを用意する事で「サイコロを振る=動かない=出目を固定する」…という方法に思考が行き着いたからだ。

だがこれは「サイコロの大きさがデカすぎる」という常軌を逸しているモノであり、審判の目に鋭く映る。
場合によっては審判の指示によってジャッジキルになる可能性だってある。これは明らかにハイリスクな方法なのだ。
だが…他にラッキー・ストライプのサイコロ効果をどうにかできる方法など私にはとても思いつかない。
ラッキー・ストライプをこのまま下位・クズカードとして笑い話に終わらせたくはないが、しかしどうすればいいのか…

そうして研究を続けてきた私は、ついにある一つの答えにたどり着くことができた。

その答えは原案:さいふうめい、漫画:星野泰視による日本の漫画、「哲也-雀聖と呼ばれた男」に存在する。

―――勝負の中でしか生きられない人々がいる。人は彼らを勝負師(ギャンブラー)と呼ぶ―――

この冒頭の語りから入る「哲也-雀聖と呼ばれた男」とは、実在する人物「阿佐田哲也」という麻雀打ちでギャンブラーでもある彼を主人公とした、彼の人生模様を描いた漫画である。
後に麻雀界を震撼せしめる阿佐田哲也…坊や哲と呼ばれていく彼が、あるきっかけで始めた博打を通して、様々な人物と麻雀で勝負をするという内容だ。
その内容は当然面白いの一言である。皆もぜひ一度は読んで欲しい。

だがこの漫画は麻雀漫画であって、遊戯王の漫画ではない。
本当にラッキー・ストライプを救済するような答えがあるのか?諸君は疑問に思うだろう。
だがその心配も「哲也-雀聖と呼ばれた男」でのとあるワンシーンを見れば解決する。
阿佐田哲也の師匠、房州が共に訪れたバーにて「サイコロの出したい目を出す」という技を披露する場面である。

「出したい目を下に持って、一回転半転がるだけの力を加えて振るだけだ」

房州の言葉は私の脳内を駆け巡った。

そう。麻雀ではサイコロを振る数は一度に2回。

ちょうどラッキー・ストライプのサイコロを振る数と一致しているのである。

しかもこの方法、まず審判の目には問題ナシと映るはずである。サイコロにも細工は無く、大きさも至って普通のサイコロだからだ。
多少投げ方が他の人と変わるが、どういう投げ方でも結局の話、確率論で言えば同じことであるのでまず見逃される。
こうなればもうこっちのもの。
このサイコロ技を確実なものとする為に、あとはひたすらサイコロを振って練習あるのみである。
この技が漫画でしか出来ないような超技では無く、現実でも可能であるという証明の為。
良ければ皆もぜひ試してほしい。

参考までに私の成功率を述べておくと、私は訓練を始めて大体1か月と少しだが、成功率は未だに2割いくかどうかという所である。
だが、かなり難しい技だからこそ、その力が発揮された時の強さは言わずとも分かるだろう。

「哲也-雀聖と呼ばれた男」の主人公、阿佐田哲也が師匠とする房州。
房州はあるとき哲也にこう話したことがある。

「運を引き込むのは力、力を引き出すのは運。力と運ってのは言わばコインの表と裏さ。どっちかが欠ければ価値はねぇ……」

ラッキー・ストライプのサイコロが7になる事で発動する追加効果。それは所詮サイコロの出目に左右される運の話でしかなかった。
だが房州のサイコロ技をデュエリストがマスターすれば、その運をサイコロ技という「力」で引き込むことができるのだ。となればラッキー・ストライプの効果は100%発動できると考えても良い。
つまり追加効果を任意で選び、しかもX素材の数だけ発動できるのである。
また、上記で述べたサイコロ技のワンシーンでは、その後にバーのママが一言こう言う。

「ばくち打ちってのは楽して大金を稼ごうって人種だろ。でもそのわりにはやけに勤勉じゃない」

そこで房州は笑いながらこう言うのである。

「怠惰を求めて勤勉に行き着くか…」

そう。これだけの爆アドを、サイコロを振るだけで手にすることができる「No.7 ラッキー・ストライプ」の力は、デュエリストがサイコロ技をマスターする為に積んだ長い努力の末に発揮された真の力なのである。

だからこそ、そんな努力すらもアドにできる「努力アド」を持つ「No.7 ラッキー・ストライプ」が、下位・クズカードなどと笑われていいわけが無いのである―――
17スレ目 204名も無き決闘者 (ワッチョイ 5192-n+xS)2019/08/20(火) 19:41:05.10ID:25TXj6oO0
  • サイコロで勝負師アド稼ぎ路線流行れ流行れ

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最終更新:2021年02月21日 13:44