効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた2体のモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
5スレ目 45 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/02/16(木) 16:34:04.85 ID:ouezv1EF0
最初は「マジンガーZ!マジンガーZ!」ともて囃されたカードだった。
しかし登場から3ヵ月後、《偉大魔獣 ガーゼット》の登場によって彼の時代は終了した。短い天下だった。
その後も《霧の王》や《The tyrant NEPTUNE》が登場し、語るも涙な状況に陥っている不遇カードである。
さてそんな《合成魔獣 ガーゼット》。
アタッカーとしての単純性能は《霧の王》や《The tyrant NEPTUNE》、《偉大魔獣 ガーゼット》の劣化である。
かといって星7闇属性悪魔族を活かしてアタッカー以外の運用をと考えれば《冥府の使者ゴーズ》や《カオスハンター》等の劣化であり、《悪夢再び》の存在を考慮しても《インヴェルズ・ギラファ》の劣化である。
普通に使ってもそれらの劣化版にしかならないので、星7の闇属性悪魔族であることを活かしたアタッカーとして使うしかない。
単純性能で劣るとはいえ、種族属性の違いから《霧の王》や《The tyrant NEPTUNE》との差別化は難しくない。
それら比較すると、《合成魔獣 ガーゼット》は闇属性であるため《悪夢再び》で回収できる、悪魔族なので《E-HERO ヘル・ゲイナー》の効果で2回攻撃ができる、などの点で優れている。
コンボ性を考えればこれらの点に対応しているメリットは大きく、《霧の王》や《The tyrant NEPTUNE》の追加効果の存在を考えても、それを差し置いて《合成魔獣 ガーゼット》を採用する理由となる。
次の差別化対象は同属性同種族の《偉大魔獣 ガーゼット》だ。
《合成魔獣 ガーゼット》は生け贄が2体必要であるにも関わらず、どう頑張っても生け贄1体で召喚できる《偉大魔獣 ガーゼット》の攻撃力を上回ることができない。リリースが増えているのに攻撃力が下がるという困った事態である。
一見悪いことだらけだが、だがこのデメリットをメリットにするカード、攻撃力を低くしてでもリリースを多くするメリットのあるカードを採用することで、《偉大魔獣 ガーゼット》と差別化を図ることができる。
リリースを多くするメリットのあるカード――具体的に言えば《ハードアームドラゴン》だ。
《ハードアームドラゴン》によって《奈落の落とし穴》や《激流葬》、《ブラックホール》等々への耐性が得られる点は、間違いなく《偉大魔獣 ガーゼット》より優れているといえる。
《ハードアームドラゴン》では除外バウンス耐性が得られないのは残念だが、除外バウンス効果を持つカードの多くはモンスターカードか罠カードなので、《オーバーウェルム》でカバーすればいいだろう。
また《ハードアームドラゴン》はリリース要員ながら無駄に攻撃力があるため、もう1体の生け贄が下級アタッカー程度の攻撃力でも《合成魔獣 ガーゼット》の攻撃力は3000を越え、戦闘にも強くなる。
《クロス・ソウル》を使えば相手のモンスターを除去しつつ召喚可能で、さらに最近は攻撃力2500以上のモンスターも多いため、《合成魔獣 ガーゼット》の攻撃力が4000を越えることも珍しくない。
加えて《E-HERO ヘル・ゲイナー》で2回攻撃できるわけで、除去耐性に4000打点の二回攻撃と、もはや《シューティング・クェーサー・ドラゴン》級の制圧力となる。
いや実際《冥界の宝札》でドロー加速できることも考えれば、アドバンス召喚版《シューティング・クェーサー・ドラゴン》と言っても過言ではないだろう。
《合成魔獣 ガーゼット》の単体での性能は、《霧の王》や《The tyrant NEPTUNE》、《偉大魔獣 ガーゼット》の劣化に過ぎない。
しかし使い方次第で、《シューティング・クェーサー・ドラゴン》に匹敵する強力なカードとなる。
この世に数多あるカードに、役に立たないカードなど一枚も無いのである。
5スレ目 45 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/02/16(木) 16:34:04.85 ID:ouezv1EF0
このモンスターの最大の特徴は、リリースされたモンスターの攻撃力を一つにすることにある。
そこで、このカードを組み合わせてみるとどうなるだろうか?
《クロス・ソウル》
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
クロス・ソウルを使用すれば、たしかにリリースを軽減することは可能になる。
だが、合成魔獣ガーゼットの召喚に必要なモンスターは2体であり、クロス・ソウルを使用しても、こちらの場にも1体のモンスターが必要となる。
しかし、私はこれによって、新たなるアドバンテージの光を掴み取ることに成功した。 『協力アド』である。
かつて、生け贄にされた2体のモンスターはフィールドでお互いに睨みあい、敵意を向け合うしかできない定めであった。
だが、その戦う宿命を避けられないと思われた2体が、この2枚のカードの力で手を取り合い、一つの大きな力を生み出したのである!
たしかに、リリースされたモンスターの攻撃力を合計するモンスターは他にも存在する。
だが、ガーゼットが冠した『合成』という文字、これは「合わせて、成る」という言葉である。 お互いのモンスターは、力を「合わせ」、合成魔獣と「成った」のである。
私がこのアドの名前を『団結アド』にしなかったことには、もちろん理由がある。
「団結の力」は1体しか存在しない場合でも効果を発揮するうえ、自分フィールドのモンスターの力しか団結できない。
だが、このガーゼットによる『協力アド』には、必ず相手と自分、それぞれのモンスターが1体必要であり、二人の力を合わせることが絶対に必要なのである!
そして、最後にクロス・ソウルのデメリットについても触れておきたい。
二人のデュエリストの力で生まれたといっても過言ではないガーゼット、もちろんその力は強大であり、1ターンで決闘を終わらせる事も十分可能だろう。
だが、このクロス・ソウルによるデメリットは、決闘者に時間を与え、二人の力によって生まれた新たなる力を称え合う時間を提供しているのである。
「二人の力によって生まれた力は、決して一人だけのものではない」、このデメリットは我々にこのような重要な事を教えてくれているのだろう。
『合成魔獣ガーゼット』 、たとえ対峙した二人であっても、その二人が力を合わせる事は可能であるという事を示した、決闘者の絆の象徴のカードと言っても過言ではないだろう。
8スレ目 569 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2014/03/16(日) 00:52:42.32 ID:vAn8ATIr0
- 普通にガーゼットの評価かと思ったが、協力アドの評価だったか
- クロスソウルのデメリットまで言及するとはw
これはいい評価w
- 実際ユウジョウ・コンボめいたアド概念であることですね?
- 【NTR】の必須カードである
最終更新:2018年07月14日 17:32