メサイアの蟻地獄




永続罠 
フィールド上に表側表示で存在する全てのレベル3以下のモンスターは、 
召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズ時に破壊される。 


近年低レベルモンスターは増加の一途を辿っているが、すぐにシンクロ召喚やエクシーズ召喚の素材にされるためエンドフェイズまでレベル3以下のモンスターが残っていることはほとんどない。
しかしこの無差別破壊効果自体は非常に強力。

このカードは後出しが可能であり、相手がモンスターを召喚した後に発動しても破壊効果は発動する。
つまり何らかの効果で相手のシンクロやエクシーズを防げば、残った素材モンスターを抹殺することができるのだ。
《サモンリミッター》はこのカードと同じように後出しでも効果が適用できるため、非常に相性が良い。
シンクロやエクシーズのためにモンスターを召喚したところでこの2枚を発動すれば、相手はモンスターが蟻地獄の中心へと引きずりこまれて行くのを指をくわえて見ていることしかできなくなる。
どちらも永続罠なので《宮廷のしきたり》で守ることができ、場持ちが良い。
最近新たに登場した《サモンブレーカー》と併用するのもいいだろう。
強制的にエンドフェイズへと移行するか、そのターンの僅かの自由と引き換えにモンスターを失うかの2択を迫ることができる。
こちらはフィールド魔法なので手札に加えるのが容易なのがポイント。
これらのコンボで相手のモンスターを次々と蟻地獄の餌にしてしまえば、心優しいデュエリストの精神はズタボロになりデュエルの続行が不可能となることだろう。

なお、このカードは自分のモンスターでも破壊してしまうが、それを利用したデッキを構築することもできる。
《炎王獣 キリン》を召喚すれば、相手にターンを渡すことなく破壊された時の効果を発動できるため、除外カードに狙われる心配もない。
同じく破壊がトリガーの《ベビケラサウルス》を使えばデッキから恐竜族をリクルートすることができる。
炎属性恐竜族のジュラックを採用し、上記の炎王獣と混ぜたデッキにするのもいいだろう。

一度クズカードの烙印を押されると、何年経ってもその印象はなかなか払拭されない。
しかし日々カードは増え続ける。昔のカードでもクズの一言で否定してしまわず、少しでも見つめ直してみると新たな発見があるはずだ。
メサイアには「救済者」という意味があるらしい。このカードは昨今のインフレ環境の中で、思考が凝り固まってしまったデュエリスト達の救済者となるのではないだろうか。
6スレ目 461 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/02/22(金) 02:42:32.74 ID:p0gkZ2Hj0
  • これは文章が上手くて強く見えるのか、普通に強いコンボなのか分からない…
    1枚ならデッキに入れてもいいのではと思ってしまったり
  • レベル4のモンスターは素通りか・・・と思ったけど、デビリアン・ソングで虚をつくことも出来るんだな
    しかも>>461の言葉を借りると「>《宮廷のしきたり》で守ることができ、場持ちが良い。」から相性良さそう
    ・・・あれ、これもしかしてメサイアの蟻地獄強いんじゃね?
  • 不遇カードの烙印を捺されたテラバイトも、メサイアの蟻地獄を使えば、インフレしたエクシーズ環境を逆手にとって活躍しそうだな
    魚族レベル3をシャーク・サッカーとか浮上で並べてテラバイトを召喚→サモンリミッター/ブレイカー&蟻地獄で相手に下級モンスターの召喚を強要→
    エクシーズしてきたらスプラッシュキャプチャー、守備で耐えてきたら貫通持ち…って感じで相手を翻弄出来る
    メサイアの蟻地獄は、他の不遇カードを救済の光で照らす「救済者」でもあったんだなー


Tag:正当評価

最終更新:2019年05月14日 10:17