猛進する剣角獣




効果モンスター 
星4/地属性/恐竜族/攻1400/守1200 
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 
その守備力を攻撃力が超えていれば、 
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 


貫通効果を備えているが、攻撃力が低いためその効果を活かすのはなかなか難しいモンスター。
だが低い攻撃力のおかげで《巨大ネズミ》に対応しており、《化石調査》で手札へ呼び込むことも容易なため使い勝手は悪くない。
特に純正の【恐竜族】ならばその効果を存分に発揮することが可能だ。
恐竜族にはフィールド魔法の《ジュラシックワールド》と、それをサーチする《キラーザウルス》というカードがある。
《キラーザウルス》の効果は手札から捨てるだけで発動できるため、即座に《一族の結束》の条件を満たすことができるのだ。
《ジュラシックワールド》と《一族の結束》が合わされば、攻撃力の上昇値は1100ポイント。
これによりこのカードの攻撃力は2500ポイントになり、貫通攻撃によって相手を圧倒できることは間違いない。
恐竜族の下級モンスターで貫通効果を持っているモンスターは他に居ないので、【恐竜族】を組むならば是非採用してみよう。

しかし、このカードの価値はこれだけではない。
このカードは遊戯王OCGで初めての「貫通」効果を持ったモンスターなのだ。
最早定番となっている効果だが、その先駆けとなったのがこの《猛進する剣角獣》だったのである。
このことから、このカードは遊戯王の歴史を語る上で欠かせないカードであることが分かる。
しかもそれだけではない。
なんと恐竜族初の効果モンスターもこのカードなのだ。
今ではさほど注目されていないが、遊戯王の歴史の1ページにしっかりとその爪跡が残されているこのカード、皆さんも1枚手元に置いてみてはどうだろうか。

最後に、
このカードが貫通効果の開祖というのは遊戯王通の間では有名な話であるが、発売されたのはもう12年以上も前になる。
そのことを知らない決闘者も多いだろう。
こういった遊戯王の歴史を語り継いでいくのも古参プレイヤーの役目なのではないだろうか。
温故知新という言葉があるが、遊戯王においても昔のことを知ることはきっと新参決闘者のためになるはずである。
6スレ目 864:名無しプレイヤー@手札いっぱい。 投稿日:2013/05/07 15:00:17  ID:hEpY6Xqh0
  • 名前がそっくりな剣闘獣のサポートを利用する戦術も有効だな



最終更新:2018年06月29日 14:30