通常罠
このターン裏側表示モンスターを対象に攻撃宣言を行う事はできない。
一見すると《威嚇する咆哮》の下位互換のようなカード。裏側表示モンスターしか守れないということが欠点に挙げられる。
しかしこの欠点こそがこのカードを使用する最大の利点となる。短所は長所なのだ。
自分のフィールド場に裏側表示モンスターと表側表示モンスターが一体ずつ存在しているとしよう。
この状況で《陽動作戦》を発動する。 これだけではやはり《威嚇する咆哮》の下位互換に思われるかもしれないが、そうではない。
この時、相手の心には「攻撃しないともったいない」という気持ちが生まれるのだ。
《陽動作戦》はアド損カード。しかも場には攻撃可能な表側モンスターがいる。これはもう攻撃せずにはいられない。
たとえそのモンスターが《キラー・トマト》のような、戦闘を行うことで発動する効果を持っていたとしても…
通常ならばリクルーター等への攻撃は控えることがあるだろうが、《陽動作戦》にはその思考へ至らせる可能性を著しく下げてくれる効果があるというわけだ。
こちらの策略にまんまと引っかかってきたら、リクルーターの効果を発動するなり、《聖なるバリア−ミラーフォース−》や《魔法の筒》の餌食にするなりしてやろう。
ところで、もし相手が慎重な性格の決闘者だったとしたらどうだろうか。
こちらが攻撃を誘っていることを勘付かれ、攻撃を躊躇されれば上記の作戦は失敗に終わってしまう、という事も有り得る。
しかし考えてみて欲しい、
相手が攻撃してこないということは、なんとこのカードが《威嚇する咆哮》と同じ効力を発揮していることになるのだ。
つまり《陽動作戦》は決して《威嚇する咆哮》の下位互換などではない。
相互互換…状況によってはそれ以上の力を持つカードなのである。
6スレ目 906 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 2013/05/21(火) 18:32:21.52 ID:tLTJUZiX0
- まさに陽動作戦の名にふさわしい解説だ
- 俺だったら裏守備モンスターに除去打ちたくなるし、そういう意味でも陽動作戦だな
- プレイヤーメタの極致のようなカードだ…
デュエル心理学を志すならば是非使いこなしたいところだな
- 攻撃を防ぐのではなく陽動する
これがこのカードの真の使い方だったんだな。
最終更新:2018年08月27日 19:44