通常罠
フィールド上にドラゴン族のシンクロモンスターが表側表示で存在する場合、
自分の墓地に存在する「リゾネーター」と名のついたモンスターを2体まで選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
一見して1:2交換という脅威のカード。だがそれは大きな落とし穴である。
条件となるドラゴン族シンクロモンスターは確かに汎用性が高いが、それはあくまでレベル8の話。
リゾネーターが墓地にあるという事は、これをシンクロ素材にする事を想定しているのだろうが、
はっきり言ってリゾネーターはレベル8シンクロに向かない。
アニメよろしくバイス他レベル5と合わせるレベル3チューナーなら他にごまんといるうえ、耐性持ちのリゾネーターとほとんど噛み合わない。
そうして、アド損して墓地に落ちたリゾネーターが2体も墓地に居る状況というのがまず無駄な浪費である。
しかもリゾネーターは単体ではろくな性能がなく、ドラゴン族シンクロを出せる余裕を要求しておきながら、用途は壁かさらなるシンクロ=アド消失。
2体蘇生できようが、2体どころか1体分のアドバンテージになる保証もない。
複数のリゾネーターを使い分けられようが、元々の性能と墓地への送りやすさを考慮するとやはり話にならない。
相手のドラゴン族シンクロモンスターでもトリガーになるが、今やエクシーズの天下である。
しかしそのエクシーズ召喚によって、このカードにも活路が生まれた。
まず一つは蘇生したリゾネーターが直接戦力として動かせるようになった点。
そしてもう一つは、魔界発現世行きデスガイドとクレーンクレーンという、単体でエクシーズ召喚を行えるカードの登場である。
これによりアド損なしでリゾネーターが扱えるようになっただけでなく、クレーンクレーンからはシンクロ召喚が直接行えるようになった。
レベル6にはC・ドラゴン、オリエント・ドラゴン、ナチュル・パルキオンの3種がおり、なんとそのままこのカードの発動条件が満たせる。
特にガイド→クレーンという流れから、パルキオンで相手の罠を封じつつ追撃できる点は脅威。
ガイド・クレーンともにレベル3にしか対応していないが、
裏を返せばレベル6シンクロとランク3エクシーズの二点にエクストラを絞れるという事でもある。
レベル6ドラゴン自体は、そこまで突破力にすぐれないものの、ブリリアントで補強したり、
デスガイドやクレーンとコンボ可能なA・ジェネクス・バードマンや、
ガイド+魔人エクシーズのコンボで強力なイージーチューニングで除外したリゾネーターをリヴァイエールで帰還させるといった動きが可能。
またXX-セイバー ガトムズで打点をさらに高める、あるいは銀嶺の巨神から別のC・ドラゴンやナチュル・パルキオンを蘇生するといった選択肢もある。
クロック・リゾネーターメインならばこれら地属性を活用した動きをとれるし、
ダーク・リゾネーターメインならばカオスと絡めても良い。デスガイドや専用サーチもあり、帰還も容易とあれば選択肢は広い。
ぱっと見は凄いが実際は噛み合わずに微妙、しかし時代とともに絆を紡ぎ、その名に相応しい輝きを得る。
その様は正しく使い手であるジャック・アトラスそのものであると言える。
であるならば、このカードが真のキングオブカードとなる日もそう遠くはないかもしれない。
7スレ目 26 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/07/01(月) 00:21:44.39 ID:WfIceErI0
最終更新:2018年08月21日 23:23