邪神の大災害




通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる 
フィールド上の魔法・[[罠カード]]を全て破壊する 


まず初めに断っておくと、このカードは別にクズカードというほどのカードではない
あの超強力カード《大嵐》に近い効果を持っているのだから、このスレで評価された他のカードに比べれば十分強力なカードと言えるだろう
しかし、このカードが大嵐の下位カードだと言えば多くの決闘者は納得するだろう
今から説明するが、このカードは大嵐に比べ弱点が非常に多い
まずこのカードは罠カードである。しかも攻撃反応型の罠だ。発動するのに1ターンまたなければならないので罠カードは魔法カードよりもつかいづらい。もちろん罠の方が良い効果もあるが、このカードの効果は罠カードとなったせいでかなりつかいづらくなっている。
そもそも相手の魔法・罠を割りたい時というのは、自分がこれからする行動を相手によって阻害されたくない時である。相手ターン中に伏せカードを除去したところで自分が行動するまでには時間がかかってしまう。

現象決闘者が伏せカードをセットするのはメインフェイズ2である
そのため、せっかく伏せカードを除去してもまたセットされてしまい、結局自分のターンに動けなくなるということも起こり得る
これでは伏せ除去としての本懐を果たすことができない
しかも、このカードは発動すること自体がそもそも難しい
大嵐を発動する時のことを考えてみて欲しい。普通大嵐を発動する時は自分の魔法・罠カードを極力少なくして損害を減らそうとするだろう

しかし、このカードで同じことをしようとすると、伏せカードがこのカード以外ほぼない状態で相手に攻撃してもらわなければならない
伏せカードがこのカードしかないのではサイクロン等の伏せ除去の格好の餌食である
また、伏せカードがこのカードだけだと相手の行動を一切阻害出来ない
そのまま1ターンキルされてしまっては伏せ除去の意味がなくなってしまう
wikiには、戦闘を装備魔法やフィールド魔法に依存するデッキには有効と書かれているが
装備魔法を装備しているモンスターを同じ攻撃反応型罠であるミラーフォースで一掃した方が手っ取り早いだろう

以上のことから大嵐を入れずにこのカードを入れるようなデッキは到底ありえないと言える

だがそれももはや過去の話である

このカードを取り巻く環境は大きく変化することとなった
その要因となったもの、それはPRIMAL ORIGINで新しく登場するテーマ《アーティファクト》である
このアーティファクトというテーマの特徴は
上級モンスターによって構成されており、魔法カード扱いとしてフィールドにセットでき、セットされたアーティファクトが相手ターン中に破壊されると特殊召喚される、という物である
この特徴、邪神の大災害とは抜群に相性がよいのだ
邪神の大災害は罠カードであるが故相手ターン中に自分のアーティファクトを全て破壊できる
ダブルサイクロン等でちまちま自分のアーティファクトを破壊するのとは訳が違う
たった一枚で全てのアーティファクトを発動できるのだ

しかも、【アーティファクト】では、先ほど上げた邪神の大災害の弱点がほとんど消滅する
まず邪神の大災害が除去されやすいという点だが、【アーティファクト】ではむしろ積極的に邪神の大災害以外のカードをセットするので、サイクロン等で邪神の大災害をピンポイントで除去するのは非常に難しい
アーティファクトが破壊されるのならばこちらにはメリットしかないので、伏せカードにサイクロン等を発動されるのはそもそもありがたい話である
相手に【アーティファクト】だと知られているのならば、相手が攻撃前に伏せカードを除去するなどということは起こりづらいだろう
次に相手の行動を阻害出来ないという点だが、邪神の大災害以外にアーティファクトが伏せられているので、邪神の大災害を発動すればアーティファクトが特殊召喚される。よって壁モンスターの確保は問題ない
アーティファクトの中には特殊召喚されたとき相手のカードを除去する者もいるので、除去も兼ね備えている
つまり1ターンキルされるという弱点もないということだ

更に相手に再び伏せカードをセットされて、こちらの行動を阻害されるという弱点も克服している
モンスターを大量に召還する場合、《奈落の落とし穴》《激流葬》のような召還時反応型罠が大きな脅威となる
しかし、アーティファクトの特殊召喚は邪神の大災害と同時に行われるため相手は召喚時反応型罠を使用することが出来ない
アーティファクトによってエクシーズされるランク5モンスターには破壊耐性を持つ《始祖の守護者、ティラス》やカード効果を阻害する《アーティファクト-デュランダル》が存在するため、相手の召還時反応型罠は役立たずとなる
となると残った弱点は相手に攻撃してもらわなければ発動出来ない点くらいだが、アーティファクトは上級ばかりのテーマなので自分の場をがら空きにすることが多いため、相手の攻撃を誘発できる
また《アーティファクト-デュランダル》はカード効果を阻害する効果を持つので相手は戦闘による破壊を試みるだろう。この場合も相手の攻撃を誘発できている

罠カードなので発動するのに1ターン待たなければならないという弱点も、アーティファクト自体が自分のターンには効果を発動できないため大して問題にはならない

このように邪神の大災害にあった弱点はほぼ消え、相手の魔法・罠を壊滅させ自分のアーティファクトを全て発動できるというメリットだけが残る
アーティファクトの専用サポート罠《アーティファクトの神智》がフリーチェーンのため邪神の大災害による被害を受けないというのも追い風だ


ここまで読んでもらえれば、邪神の大災害は【アーティファクト】においては3積み必須の強力カードであることがわかると思う
なぜ私が今このカードを評価したかというと、アーティファクトはまだフラゲされたばかりでありあまり認知されてないからだ
もしアーティファクトが広く認知されるようになったら、【アーティファクト】を組もうとする決闘者はこぞって邪神の大災害を買い集めるだろう

そうなったら邪神の大災害は品薄になってしまう
下手をしたらテンバイヤーの餌食だ
もし、【アーティファクト】を組もうと思っており、まだ邪神の大災害を3枚揃えていない決闘者がいるならば、今すぐ通販等で邪神の大災害を確保しよう
7スレ目 939:名無しプレイヤー@手札いっぱい。 2013/12/18(水) 00:32:30.49 ID:2/Z8t6lkO
  • 大嵐の下位互換と言われればNOだけど相互互換と言われても納得できない
    そんな立ち位置のカードだと思う
  • 邪神はサイバーストラクに入ってるから安心しろ
  • 一方私はアブソーブポッドを探して歩いていた



最終更新:2018年06月26日 17:28