シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2100/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「スターダスト・アサルト・ウォリアー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時、
自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に
自分の墓地の「ジャンク」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
漫画5D'sの最終回後、特別版にて登場した「スターダスト」「ウォリアー」の2つのテーマに属するカード。
登場時期が時期であり、作中ではメイン扱いでなかったこともあり、OCG化は危うかったが、奇跡的にOCG化を果たした。
その一方を知った時、私は歓喜に震えた。他の人達の反応を見ようと遊星デッキスレの反応を見たところ、
書き込まれていたのはOCGのこのカードに対する罵詈雑言の数々であった。
「この世に数多あるカードに、役に立たないカードなど一枚も無い」。
このスレの>>1に書かれているような遊星の志など最早そこにはなかった。少なくとも、このカードに向けられる事はなかった。
もっとも、OCGの過酷な環境が彼らをそこまで荒ませたのだろう。そう思うと、彼らを責めることもできない。
そこだけでなく、他の場所でもこのカードについては、せめてこうだったらよかったのに、と嘆く声を聞くばかりで
実際に使おうという声、考察しようとする姿勢は全く見受けられなかった。
そんなこのカードについて見ていくとしよう。
(1)の効果は、シンクロ召喚に成功した時に他のモンスターが存在しない場合に、墓地のジャンクを蘇生させる効果である。
ジャンク・シンクロンを蘇生すればレベル9、ジャンク・アンカーを蘇生すればレベル8のシンクロ召喚が、このカードとで可能となる。
特にジャンク・シンクロンはクレーンクレーンやSRオハジキッドで蘇生すれば、1枚の消費でこのカードをシンクロ召喚できるため、
このカードのシンクロ素材としても有用(ただし、後者の効果でシンクロ召喚した場合は除外される点に注意)。
蘇生成功に対しドッペル・ウォリアーを特殊召喚すれば、このカードの横にシンクロモンスターを並べたり、このカードを使った更なる高レベルシンクロ召喚が可能となる。
蘇生するジャンクはレベルや表示形式、効果無効といった制約が一切ないため、チューナー以外にも勿論対応している。
このカードと同じ属性・種族で、同じく悪い印象を持たれがちなジャンク・バーサーカーは高攻撃力を持ち、戦闘で大いに役立つ。
同じレベル6のジャンク・ジャイアントやジャンク・ガードナーを蘇生すれば、ランク6のエクシーズ召喚をする事も可能。
そして、ウォリアーでシンクロ召喚成功時といえば、スターダスト・ウォリアーを忘れてはならない。
スターダスト・ウォリアーは戦闘または相手の効果でフィールドから離れた場合、ウォリアーシンクロモンスターを特殊召喚できるが、
それはシンクロ召喚扱いとなるので、勿論このカードの効果を発動させることができる。
スターダスト・ウォリアーを厄介に感じ、ブラック・ホールで処理した所にこのカードを出され、更にジャンクを蘇生までされては相手もたまったものではないだろう。
そもそもこのカードはスターダスト・ウォリアーの派生モンスターとしてデザインされており、デザインもスターダスト・ウォリアーを簡略化したようなものとなっている。
除去でやられたスターダスト・ウォリアーが装甲の一部を剥がしてこのモンスターとなり再び場に戻ってくる様を思い浮かべると何とも格好良い。
蘇生対象には強力なシンクロモンスターのジャンクを選びたいが、これもアクセル・シンクロンのレベル変更等を駆使すれば
スターダスト・ウォリアーをシンクロ召喚する過程で自然と用意できる。
(2)の効果として、貫通効果がある。
レベル6シンクロモンスターは他にもフレムベル・ウルキサス、BF-アームズ・ウィング、HSR魔剣ダーマと貫通激戦区である。
それらの中でこのカードは最も攻撃力が低く、更に攻撃力上昇効果も持たない。
しかし、ウォリアーであるこのカードにはラッシュ・ウォリアーという強力なサポートカードがあり、攻撃力を倍にする事ができる。
単体では扱いづらいカードを他のカードで強化する、まさに遊星らしい戦略であるといえる。
また、この効果はジャンク・ガードナーとも相性が良い。
(1)の効果で蘇生したジャンク・ガードナーで相手モンスターを守備表示にし、それを殴る事で貫通ダメージを通せる。
身内でのデュエルの際、相手ライフを残り600まで削ったものの巻き返され、こちらの場は荒らされ、
相手の場にはCNo.101 S・H・Dark Knightが降臨した。
破壊して倒しても蘇生され、折角減らしたライフまで回復され、更に返しのターンに自分モンスターを吸収される・・・という絶体絶命の状況。
そんな時に辛うじてシンクロ召喚可能だったこのカードをシンクロ召喚、ジャンク・ガードナーを蘇生させて効果でCNo.101を守備表示にし、
このカードの貫通ダメージでピッタリライフを削り切る、というまさに奇跡を起こした。
アニメで遊星は「不要なものなどない」と言っていたが、このカードの微弱な貫通ダメージもまた、決して不要ではなかった。
この展開は元よりオレが予想していたワケでもない。だが、こんな事が稀に、イヤ-ここぞという時に起こる。
漫画で遊星が言ったように、これが決闘である。
このカードを使う場合、デュエルの流れというものを頭の中である程度組み立てる必要がある。
フィールドの制約もあるため、使いこなすにはある程度の実力が必要であるのは確かである。
逆に、上手く流れに当てはめる事ができれば、今までにない充実感が得られるだろう。
単体では使いにくいカードを使いこなす、「スターダスト」「ウォリアー」「ジャンク」を使いこなす、このカードを使いこなせば、
まさに不動遊星のような決闘者に近づいたと言えるだろう。
永遠なれ―… 決闘者達よ―
11スレ目 13 : 名も無き決闘者@転☆載☆禁☆止2015/09/17(木) 18:31:21.05 ID:SyzeLs5g0
最終更新:2018年08月21日 23:21