金属探知器




通常罠 
永続[[罠カード]]が発動された時に発動する事ができる。 
ターン終了時までフィールド上の全ての永続[[罠カード]]の効果を無効にする。 


お触れトラップスタンの下位互換であるなどとwikiは妄言を吐いているがそれは違う
なるほど、確かに罠メタとしては持続性でお触れに、範囲でスタンに劣るだろう
では聞くが、持続性や範囲が上であることがそのままカードの優劣に繋がるのか?
だと言うなら「全てのカードの効果を無効にする」という永続罠があればお触れの上位互換ということになる

違うだろう
カードの効果というのは過不足ないものが最も優れている
持続性や範囲に勝ることも時には欠点となりうるのだ

蟲惑魔除去ガジェパーミッションなど、永続以外の罠を使うデッキは少なくない
また、強脱などは汎用カードとして多くのデッキに3積みされる
そのようなデッキでお触れやトラップスタンを使えば相手を利することになりかねない
そこで金属探知機が生きてくるのだ

では具体的に、何を仮想メタ対象としてこのカードを運用するのか?
例えばリビングデッド系列の蘇生カードであろう
多くのデッキで採用されるパワーカードであり、発動時に止めてしまえば事実上の無効化となる
魔法罠ゾーンを圧迫できることを考えれば破壊より上と言っても過言ではない

これだけでも十分な能力だが、金属探知機が最も効果を発揮するのは《虚無空間》メタとしてである
永続罠で最も恐るべきカードと言われ、先行で伏せられれば詰むことも少なくないカードだ
この対策としてサイクロンを挙げる決闘者は多いが、それはベストな解答とは言い難い

例えば、先行1ターン目の相手がモンスターを展開しつつ虚無空間を伏せたとする
こちらの特殊召喚効果に対して虚無空間が発動され、チェーンして金属探知機で対処
ここまではサイクロンでもできることだが、では展開したカードで相手のモンスターを除去する
虚無空間は無効化されており自壊しない

そして次の相手ターン、なんの意味も果たさなかった虚無空間が残っているのである
相手からしたら「自分フィールドに虚無空間しかない」という盤面だ
自壊させようにも場にカードはない
場かデッキからデメリットなく墓地に落とせるカードがあれば問題ない
が、そんなカードがあれば前のターンに使っている
相手は展開を諦めることになるだろう
──あたかも虚無空間を発動されたかのように

お分かりいただけたろうか
虚無空間にチェーンした金属探知機は事実上の虚無空間として働くのである
虚無空間は極めて採用率の高いカードであり、相手が使わないとは考えにくい
つまり制限である虚無空間を実質4積みできるのだ

虚無空間に対しては強すぎるとの批判もよく聞こえた
しかしカードプールを探せばこのように有効なメタがあり、ハイリスクハイリターンのカードとなっている
我々の恥ずべき無知ゆえにそれを見つけ出せなかっただけだ

金属探知機と言えば宝探しに使われるアイテムである
下位クズとバカにされ埋もれたカードの中から「宝」と言えるカードを見つけ出してほしい──私にはそういう声が聞こえてくる気がしてならない
11スレ目 753 : 名も無き決闘者@転☆載☆禁☆止2016/03/03(木) 19:29:57.64 ID:A/NYHJTR0


最終更新:2018年08月31日 11:42