通常モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1100/守1400
手にする鏡から仲間を呼び出すことのできる鳥のけもの。
唯一の光属性・鳥獣族の通常モンスターという個性は有るが、その個性は長らく全く生かされずにいた
だが、実はこのカードが猛威を奮っていた期間が存在する
この事を記憶している人間は多くはいないであろうが、ここにその恐るべき過去を記しておく
あれは旧マスタールール3時代、《The tyrant NEPTUNE》がまだ現役の頃であった…
1.《ブリリアント・フュージョン》を発動し、デッキの《ジェムナイト・ラズリー》と《ミラージュ》を素材にし
《ジェムナイト・セラフィ》を融合召喚する
2.《ジェムナイト・ラズリー》の効果で墓地の《ミラージュ》を手札に戻し通常召喚する
3.《ミラージュ》を対象に《烏合無象》を発動し、EXデッキから《RR-アルティメット・ファルコン》を特殊召喚する
4.追加召喚権を使い、《ジェムナイト・セラフィ》と《RR-アルティメット・ファルコン》をリリースし
《The tyrant NEPTUNE》をアドバンス召喚する
以上の手順を踏む事によって、なんと《The tyrant NEPTUNE》は攻撃力5800と完全耐性を得てしまうのだ
この状態になると、あの《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》を持ってしても戦闘破壊は不可能であり
対戦相手は壊獣モンスターを握れるよう、デュエルの神に祈る事しかできなくなってしまう
このように、《ミラージュ》はこの恐るべきコンボの中核を担うカードとして猛威を奮っていたのだ
だが、この恐るべき《ミラージュ》にも終焉の時が訪れてしまう
そう、他でもない《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の登場である
《簡易融合》によって簡単に呼び出せるこのカードを用いた場合、《The tyrant NEPTUNE》は
より高い6000という攻撃力に同様の完全耐性を備え、更にバーン効果まで備えている
消費する手札枚数もより少なく、《ミラージュ》の出番は完全に奪われてしまったのだ
後にこの事が問題視され、《The tyrant NEPTUNE》は禁止カードに指定されてしまったが
奇しくも同じ鳥獣族である《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の存在が《ミラージュ》にトドメを差してしまったのは何たる皮肉である
仮に《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》の効果が悪用できない仕様になっていた場合
《ミラージュ》はその恐るべき力を今でも存分に奮っていたであろう
「融合召喚した」という、このたった6文字の有無だけでデュエルの歴史は簡単に枝分かれしてしまう
《ミラージュ》は間違いなくこの6文字の被害者である、悲劇のカードなのだ
14スレ目 189名も無き決闘者 (ワッチョイ b742-n+Pj)2017/12/11(月) 09:58:25.95ID:tkc/38TS0
最終更新:2018年08月18日 15:31