マッド・リローダー




効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
(1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
手札を2枚選んで墓地へ送り、自分はデッキから2枚ドローする。 


遊戯王には手札の質を高めるカードは数多く存在し、手札交換や墓地肥やしなら手札断殺、送りつけならばエアサーキュレター等、このカードにはとにかくライバルが多い。
「ドローのタイミングが遅い上に現環境では使い辛い戦闘破壊トリガー、発動出来てもディスアドのこのカードをわざわざ使う意味は無い」というのが一般デュエリストの評価であろう。
しかし、あらゆる手札交換カードを押し退けてこのカードを採用すべきデッキが一つだけ存在するのだ。
それは漆黒のトバリ軸の【カオスネクロマンサー】である。

このデッキの構築は、漆黒のトバリの効果をフルに活かすために、効果を阻害しないリロードと手札断札以外のカードは全て闇属性モンスターで固めるのがセオリーである。
しかし、そうなると肝心の漆黒のトバリを引くのが難しくなってしまう。
そこでこのカードの出番なのだ。というのも、闇属性モンスターでデッキを2枚以上ドローする事ができるカードはマッドリローダーと暗黒のミミックLv.3しか存在しないのだ!
さらに、切り札であるカオスマリオネッターとマッドリローダー、暗黒のミミックLv.1は全てヘルセキュリティに対応しており、非常に相性が良い。
そして、このカードの手札の墓地送りはコストではなく効果扱いであるため、カオスネクロマンサーの攻撃力を上げるだけではなく、漆黒のトバリの爆発力を高めるために採用される事のあるシャドール深淵の暗殺者の効果の発動までサポート出来るのだ!

ネックとなっていた戦闘破壊トリガーも実は然程問題ではない。
相手が表側表示のこのカードを除去しようとしたとしても、墓地のリンクリボーの蘇生コストにする事でサクリファイスエスケープをした上で相手の攻撃を一度防げるため、効果の発動に失敗したとしても最低限の仕事をこなすことが出来るからだ。
以上のように有用なこのカードだが、かつては非常に入手困難であった。
現在では去年発売の閃刀姫パックで再録されて簡単に手に入れる事ができるので、この機会にマッドリローダー入り【カオスネクロマンサー】を組んでみてはどうだろうか?
16スレ目 307名も無き決闘者 (ワッチョイWW e254-iJhk)2019/05/08(水) 00:58:46.20ID:/TJW/J6f0
  • 星1フルモンなら有用なモンスターなので元々評価は高かったがシャドール深淵の部分はためになった
  • コストか効果かで評価がガラリと変わるいい例だな



最終更新:2020年01月24日 12:34