エヴォルダー・テリアス




効果モンスター
星6/炎属性/恐竜族/攻2400/守 600
このカードが「エヴォルド」と名のついたモンスターの
効果によって特殊召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は500ポイントダウンする。


16スレ目 602名も無き決闘者 (ワッチョイ f386-uUbh)2019/07/05(金) 00:30:00.23ID:bZROiMqW0

17スレ目 958名も無き決闘者 (ワッチョイ 8254-1wr4)2020/01/07(火) 03:21:15.50ID:eCDZKqAX0

存知クソ雑魚産廃ザウルス。一部を除きお世辞にもカードパワーが高いとは言えない【エヴォル】の中でも、このカードだけは別格のどうしようもなさ。
カテゴリサポートを使うと弱体化とはこれいかに?進化とは一体??
総じて、これでは絶滅もやむ無しのスペックである…というのが大方の意見だろう。
果たしてテリアスに生存の道は残されていないのか?

実は、テリアスのスペック自体はそこまで低くない。
攻撃力2400は、恐竜族上級モンスターでは3位タイの値。
炎属性・恐竜族ではファイヤーオパールヘッドに次ぐ2位。
ペンデュラムモンスターを除く炎属性・恐竜族まで条件を絞れば、テリアスの攻撃力はトップとなる。
カテゴリサポートを受けると弱体化する、という本末転倒な効果が目を引きがちだが、腐っても上級ラインの攻撃力を持っている事実を忘れてはならない。
また、攻撃力が下がるとはいえ、エヴォルダーサポートを生かして展開できるのは一応メリット。

まとめると、

・エヴォルダーサポートを活かした、X素材としての運用
(エヴォルダー以外との差別化)
・エヴォルドサポート以外で墓地から特殊召喚し、戦闘要員として使い回す運用
(ペンデュラムモンスターとの差別化)
・炎属性、恐竜族のサポート
(他属性・他種族との差別化)

これらを両立させられるなら、採用の目はあるかもしれない。

だが、所詮は展開効果も無く、攻撃力も上級ライン止まり。フルにサポートしても爆発力はたかが知れている。
サポートを闇雲に詰め込むだけでは、コンセプトを絞ったデッキに敵う筈もないのだ。
…どうやら、尋常な発想ではテリアスを活躍させられないらしい。

そこで、今回はあえてデメリット効果に目を向けたい。
このカード最大の残念ポイントである弱体化効果は、「条件を満たした特殊召喚時、誘発効果で強制的に攻撃力が変動する」というもの。
ここを活かした独自の運用方法に思い至った。

「条件を満たすと弱体化する」ということは、特殊召喚の方法によって攻撃力の数値を選べるということ。
これだけでは特に意味を持たないが、《星に願いを》を併用するなら話が変わる。
テリアスを場に出す方法によって、攻撃力2400もしくは1900のモンスターとレベルを合わせられるのだ。
攻撃力2400と1900のラインはアタッカー運用における指標とも言える数値であり、該当するモンスターの数は多い。

そしてここにもう一枚加えることで、更に多彩な動きが可能になる。

鍵を握っているのは、強引に評価スレではお馴染み《ブラック・ガーデン》
テリアスは偶然にも黒庭ラインの攻撃力だが、勿論シナジーはそれだけではない。
黒庭を張った状況で、エヴォルドの効果によりテリアスを特殊召喚したとする。
この時、黒庭とテリアスの効果は強制効果かつ誘発効果のため、発動順を任意で選ぶことが可能。
黒庭→テリアスの順でチェーンを組んだ場合、逆順処理によってテリアスの攻撃力500ダウン→黒庭の攻撃力半減の順に解決し、最終的な攻撃力は950。
テリアス→黒庭と組めば、攻撃力半減→500ダウンで最終的な攻撃力は700。

つまり、

(1).2400(黒庭無し、エヴォルダーサポート以外で召喚・特殊召喚)
(2).1900(黒庭無し・エヴォルダーサポートで特殊召喚)
(3).1200(黒庭有り・エヴォルダーサポート以外で召喚・特殊召喚)
(4).950(黒庭有り・エヴォルダーサポートで特殊召喚・テリアス→黒庭の順で処理)
(5).700(黒庭有り・エヴォルダーサポートで特殊召喚・黒庭→テリアスの順で処理)

パターン(1)~(5)、合計5種類の攻撃力を使い分けられるのだ。

例えば、黒庭を張って《俊足のギラザウルス》を特殊召喚した場合、ギラザウルスの攻撃力は1400から半減して700。
上記のパターン(5)で出したテリアスと攻撃力が一致し、星に願いをでランク3または6のX召喚に繋げられる。

同カテゴリであれば《エヴォルダー・ウルカノドン》は攻撃力1200、《エヴォルダー・ケラト》は攻撃力1900に該当し、レベルを合わせれば各種エヴォルカイザーを始めとしてランク4または6のXモンスターを展開可能。

このように、上記5パターンのいずれかと一致するかその倍の攻撃力、あるいは評価の本筋からは逸れるが守備力600のモンスターと併用することで、幅広いランクのX召喚に繋げることが出来る。

「条件を満たした召喚・特殊召喚時」「チェーンブロックを作り」「強制効果で」「攻撃力・守備力が変化する」モンスターは限られており、テリアスの歴とした個性であるといえよう。
偶然にも、上述したケラトがこの条件に合致するが、こちらは元の攻撃力が1900で、効果で200アップ。黒庭の影響下ではどうしても攻撃力に端数の50が生じてしまい、攻撃力を揃えるのが難しい。
その点テリアスは、展開方法によっては端数が生じない攻撃力を得ることができ、黒庭+星に願いをコンボとの相性が良いのだ。

生物の「進化」とは、必ずしも「進歩」を意味しない。「進化」とは即ち「変化」であり、攻撃力の減少もまた一つの進化の形。
攻撃力ダウンのデメリットによってコンボという活路を得たテリアスは、多様な進化のあり方を我々に気付かせてくれる。

19スレ目 375名も無き決闘者 (ワッチョイW 2788-M/Q1)2021/05/23(日) 06:24:15.77ID:SsMZbj3k0
  • 強制効果でないと黒庭と自由にチェーン組めないのか
  • 選択肢の幅を広げる多様進化っぷり好き



最終更新:2023年02月24日 14:57