のどかな埋葬




通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
このターン、自分はこの効果で墓地へ送ったカード及び同名カードの効果が発動できない。


2019年7月13日発売の「CHAOS IMPACT(カオスインパクト)」に収録される通常罠。
名前から「おろかな埋葬」をモチーフに作られているカードであり、公式からカード名を当てるクイズ形式により事前公開された。
しかしおろかな埋葬と比べると弱い。
wikiでは「調整版というべきカード」とお茶を濁している書き方であるが、極論それは「おろかな埋葬よりも弱い」と言っているようなものであり、
また通常罠という点が現在の遊戯王環境で必須ともいえる即時性を大きく損ねている。
新規登場カードとしては非常に悪いスタートを切ってしまい、下位・クズとして使われなくなるのも時間の問題か……

だがしかし、思い出してほしい。

本来デュエルとは楽しいものではないだろうか?

アニメの遊戯王では戦いの手段としてデュエルを行っている場合が多々ある。
そのため純粋なデュエルに対する楽しさや面白さを見出すのは彼らアニメのキャラクターたちではなく、これを読んでいる君達デュエリスト自身だ。
カードを触って、デッキを作って、誰かとデュエルをする。
こうしてデュエルを、引いては誰とでも遊戯王の話題で楽しめるのではないだろうか?

おろかな埋葬の調整版とwikiから呼ばれるのは、こうした側面から来ている。
決して悪い意味で言っているのではないのだ。このことを思い出す事で、この「のどかな埋葬」に対する評価も一転する事だろう。

だからこそ、wikiで「平和ボケしてしまったのか、カードの性能では大きく劣っている」と言われてた事は、声を大にして否定しなければならない。

「のどかな埋葬」はデュエルの楽しさ、面白さというワクワク、それを生み出す純粋で真っすぐな少年の心を忘れてしまった私達デュエリストに送られる、KONAMIからのささやかなプレゼントなのだ。
そんな「のどかな埋葬」の持つ性能(デュエルに対しての思い)が大きく劣っている事など、あり得ないのである。

皆さまも「のどかな埋葬」の腕の人のように、誰かに手を差し伸べる心優しきデュエリストになって欲しいと私は願う…
16スレ目 611名も無き決闘者 (ワッチョイ f392-yOLd)2019/07/06(土) 23:01:14.56ID:vVbu8X9Q0
  • 実際決闘者の大会で使えるか否かという目線は厳しいものがある
    それこそこのカードを使ったファンデッキで肩肘張らずに長閑に埋葬されようということか
  • たまにはこういう心暖まる評価も良い
    ワクワクを思い出した
    実用するならデメリットの発動を踏み倒すとかあるんだろうけど


《おろかな埋葬》の調整版でありながら、大きな心理アドや平和アドを持つ今回のカード。だがこのカードや真価は平和アドのみならず、様々な用途で立ち回れる大きな可能性を持っている。
先程の素晴らしい評価には負けるが、別方向で掘り下げていきたいと思う。

まずこちらのカード、《埋葬》シリーズとしては初の罠カードである。そして罠カードであることが有効に使えるテーマがある。そう、【バージェストマ】だ。
ピンポイントに、尚且つ平和的に、相手のターンにキーカードを埋葬しつつ、古の水棲生物達が目を覚ます。なんてことだ!墓から大量の化石が発掘されてしまったではないか!!

落とすモンスターカードは自分のメインフェイズで使いたい《ボルト・ヘッジホッグ》《ヴォルカニック・バレット》、却って暴発を防げる《ヴォルカニック・カウンター》等が好相性と言えるであろう。

だが「バージェストマで墓地を溜めるなら《針虫の巣窟》で良くない?」というコメントも、間違いなく来るであろう。
確かにバージェストマ罠を大量に狙うという点ではそちらに分がある。が、やはり「ピンポイントで落ちて欲しいモンスターカードを落とせる」ということについてのアドバンテージはもはや語るまでもないだろう。

そして《針虫の巣窟》はイラストがグロテスクで使いずらい!という方も居るはず。少し前に某所で騒がれたこともあった。
《のどかな埋葬》はいかがであろうか?太陽の光が降り注ぎ、草花が生い茂げ蝶が舞うのどかな草原に、埋葬者自らが水やりをする平和的な風景が描かれている。更に海外に配慮されてか十字架の意匠等もなく、平和アドや配慮アドを加味したイラストアドも非常に高い。
前述した「埋葬してたら化石がでてきた!」というびっくりストーリーアドも十二分に楽しんで欲しい。

そんなわけで《のどかな埋葬》は【ヴォルカニック埋葬バージェストマ】における大きなキーカードと言える。イラスト通りののどかな気持ちと、化石を発掘するというワクワク感を忘れないでデュエルを楽しんでいただきたい。
16スレ目 619名も無き決闘者 (ワッチョイWW ff88-4hHn)2019/07/07(日) 02:41:37.49ID:9KkT5I2Z0
  • 想定デッキがあると用途を考えやすいな
    普通に使用に至りそうだ
  • フラゲ出た日に評価は割りと前代未聞だ


次段で登場するこのカード、一見するとデメリット付きの墓地肥やしだが、このカードの真価はそこにはない。

このカードにはターン中、効果で墓地に送ったカードの効果の発動を封じる効果がある。一見するとデメリットでしかない効果だが、これは一部の強制発動するタイプのデメリット効果を踏み倒すという使い方がある。

この効果でデメリットを封じるメリットが大きいカードに《天岩戸》がある。

《天岩戸》
スピリット・効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1900/守1200
このカードは特殊召喚できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにスピリットモンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。

ミラーでもない限り相手のモンスター効果を完封できる強力なモンスターだが、スピリットの共通デメリットによってそのままでは相手ターンに保持できないため、単体では少しだけ使いづらいモンスターだ。

そこで《のどかな埋葬》でデメリットを打ち消すことで《天岩戸》を場に保持する。という戦略なのだが、多くの決闘者はこう考えるかも知れない
「それ《抹殺の指名者》でよくない?」と。

確かに《抹殺の指名者》は単体でも強力なカードで、速攻魔法のため引いたターンに《天岩戸》を保持できるなど使いやすい面が多いのは確かだ。

しかし、この使い方において、《のどかな埋葬》(以下のど埋)は《抹殺の指名者》(以下指名者)に負けない多くのメリットがあるのだ。

まず第一に、指名者の強みである「相手の手札誘発を無効化できる」という点が、この場合メリットにならない点だ。
天岩戸自身が高い手札誘発メタ性能を持っているため、指名者は天岩戸のデメリットを打ち消す以外の使い方をする必要、つまりのど埋に対する優位性が1つなくなるのだ。

次に、対象のカードを墓地における点だ。
一見すると墓地利用がしづらそうなカードに見えるかもしれないが、
【岩石族】ならブロックドラゴンゴゴゴゴライアスなどいくらでも墓地のこのカードを活かす術はあるし、スピリットにも《伊弉波》《大和神》など墓地のスピリットを利用できるカードも存在し、墓地にこのカードを置いておく利点は十分に存在する。

次に、通常罠だという点。
通常罠が速攻魔法より使いづらかったのも今は昔の話で、《悪魔嬢リリス》《トラップ・トリック》の存在により、スピリットにおいては《拮抗勝負》《八咫烏の骸》、岩石族においては《岩投げアタック》《マグネット・フォース》など強力な罠カードと状況に応じて使い分けることが可能なのだ。

最後に、このカードが単体ではそこまで強くないという点だ。
指名者はあまりの汎用性の高さから、今や殆どのデッキに採用され、指名者で指名者を除外して妨害したり、ピンポイントメタとして《刻印の調停者》を採用してまで妨害する決闘者もいるほどである。
いっぽうのど埋は発売前にこのスレで3回も評価を受ける程度には微妙なカードで、指名者で対策される可能性はほぼなく。精々が《灰流うらら》に妨害されやすい程度だろう。
その《灰流うらら》も天岩戸の存在下では効果を発動できないため、このカードを止められるのは直接罠カードの発動を無効にするカウンター罠程度しかないのだ。

このように単体では指名者やおろ埋の劣化版のような印象しかうまないのど埋だが、《天岩戸》の相棒としてはこの上ない存在なのだ。
16スレ目 633名も無き決闘者 (タナボタWW c354-smjx)2019/07/07(日) 14:59:04.37ID:P3SIy6tr00707
  • こうやって考察すると単なる劣化版というわけではない立ち回りが普通に多いなのど埋
  • 三連のど埋評価良いな
    カード同士のシナジーを利用した良評価



最終更新:2020年06月13日 12:59