通常罠
手札を2枚墓地へ送って発動する。
自分フィールド上に「ソウルトークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
生み出すトークンが2体という点で《スケープ・ゴート》と、手札コストが必要という点で《終焉の焔》と比較されクズカードとして扱われている満足キャード。
wikiにおいても「コストによるディスアドバンテージが致命的である」と評価されている。
だがそれらの評価はこのカードのテキストを表面的に解釈したものに過ぎない。
このカードの要素を一つ一つ読み解けば、我々が大いなる誤解をしていることが判明するはずだ。
まず手札コストだ。手札2枚。たしかに一見すると重すぎるコストだ。
しかし当スレではたびたび「手札コスト=好きな手札を墓地に送れる」として解釈される。
この理屈で考えればこのカードは一度に2枚も、種類もタイミングも問わず手札を切れるカードと言えるはずだ。
遊戯王において墓地は第2の手札。いわば手札2枚をコストに手札を2枚増やすようなものだ。
他に手札コストのある罠カードといえば《サンダー・ブレイク》が代表的だが――
サンダー・ブレイク……手札コスト1枚で1枚破壊
極限への衝動……手札コスト2枚でトークン2体生成
このように、比較して採算が取れていることは疑いようもない。
次に呼び出すトークンについてだが、これはそもそも類似カードより質が良い。
アドバンス召喚以外にリリースできないが、そもそもトークンをリリースするという状況の方が今時珍しい。
「儀式召喚とリリースコスト以外なら自由に使用できる」と解釈して問題ないだろう。
また《暴走闘君》等でトークンを強化して戦うデッキでは壊獣にリリースされないメリットともなる。
ソウルトークンは《帝王の烈旋》でリリースされてしまうが、壊獣と烈旋なら前者の方が遭遇率は高いだろう。
「罠カードゆえに遅い」という声もあるだろうが、終焉の焔等は発動ターンの召喚を縛るため速度差はほとんどない。
むしろバージェストマのトリガーになったり《トラップトリック》でサーチできたりと罠なればこその利点も多い。
最後にカード名にも注目しよう。
ついに1万種を突破した遊戯王カードにおいても、「極限」の名を持つカードはこのカードのみだ。
これにより、このカードを使用するだけで極限アドを得ることができる。
極限に集中すればクリアマインドの境地に達することができ、新たな未来を切り開くことも可能になるだろう。
また、極限状態においては決闘者としての生存本能が免疫系を活性化しいかなる病魔も寄せ付けなくなる。
たとえデュエル開始時に高熱で頭が回らなかったとしても、このカードをドローした瞬間に全快しクリアマインドで逆転できる。
決闘者に病気、毒、精神攻撃への耐性を付与できるとなれば、採用しない理由はないはずだ。
このように、一見ディスアドの塊のようなこのカードは解釈一つで無数のメリットを見出すことができる。
曇りなき心でカードに向き合えば真の満足を得ることができる。
極限への衝動は、そんな教訓を我らに与えてくれるカードなのだ。
- 極限アドは大きい。何気に制限も緩いしドラゴノイドジェネレーターとの立場が入れ替わる日も近い…?
- この手のトークン生成と違って特殊召喚制限がかからないからむしろ自分のターンの展開中に追加で生み出せるカードと考えれば手札2枚は惜しくないかもしれないな
- 何と魔法を1枚使うだけで手札二枚をターン制限の無いワンタイムパスコードにできちゃうんだと考えると強そう
16スレ目 822名も無き決闘者 (ワッチョイ 8f54-ShKg)2019/07/22(月) 23:21:01.74ID:frkhtLe10
最終更新:2020年09月13日 12:45