硫酸のたまった落とし穴




通常罠
(1):フィールドの裏側守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示にし、守備力が2000以下の場合は破壊する。
守備力が2000より高い場合は裏側守備表示に戻す。


このカードには絵違いでもう一つイラストがあるのだが、どちらも壮絶な場面である。
硫酸のたまった落とし穴に落ちてしまったこの騎士は白目を向いている為、気絶していると考えられる。
さて、カードを語るためにも状況を整理してみよう………
な ど と 言 っ て い る 場 合 で は な い ! ! !
こ ん な 状 況 は 想 像 し た く も 無 い ! ! !

このカードの名前を思いついた人も、イラストを描いて下さった人も、もう少しマイルドに表現するべきである!!!

考えるだけで身の毛もよだつ恐怖と苦痛が体中を駆け巡るようだ。まずこの騎士を殺す為に用意したのだと仮定しても硫酸はやりすぎである。
せめて《深黒の落とし穴》《異次元の落とし穴》で追放処分とした方がいい。
これならば硫酸と同じく死体が残らない上に、もし仮に自分が「足を滑らせてしまった」「腕を掴まれて道連れにされた」等で落とし穴に落ちてしまったとしても希望があるからだ!

それは何故か?異次元は言わずもがな、女戦士ダイグレファー偵察機がやってきている世界であり、過酷ではあるだろうが生存は十分可能であると言えよう。
深黒の先も落とし穴に落ちているのが《ゴヨウガーディアン》である事が希望に繋がっている。
のちにゴヨウは《サモン・ゲート》に登場しているため、おそらく深黒の先は禁止指定されたカード達が捕まっている刑務所に繋がってると予想できるのだ。
つまり、仮に落とし穴に落ちてしまっても、硫酸で溶けて即死…ではなく、禁止組と共に牢獄で過ごすだけでよい。
現実の世界でも「刑務所へ行けばタダでメシが食えるし、寝る場所も用意してくれる」という何とも納得のいかない言葉がある。
《サモン・ゲート》の刑務所は設備がサイバー的で非常に綺麗な空間であり、禁止組の仲の良さもイラストから伺えるのでムショ暮らしは間違いなく快適だろう。
つまり追放処分にしたがヤツは生き残っていた→「この恨み晴らさでおくべきか!」のコンボによって、本来ならば恨まれ復讐されるという危険性が無くなってしまうのだ!
これは明らかにアドである。

そしてこれらの話を総合するならば、逆にデュエルで《硫酸のたまった落とし穴》を使うという事は、このようなアドを捨てるという事に他ならない。
ではそのようなアドを捨ててまで何故使うのか?

諸君にはいうまでもなく…アドと勝利は似て非なるもの……!
ハッキリ言えばデュエルでアドをとることにまだ意味は何も無い。
意味は「勝った時」に初めて生じてくる…!

つまり、この答えは最初に言ったように「考えるだけで身の毛もよだつ恐怖と苦痛が体中を駆け巡る」からなのである。
デュエルにおいて「精神攻撃は基本」と言われているように、精神的動揺によるミスというのは致命的である。
という事は硫酸に落ちて死ぬという想像をさせ相手の戦意を削ぐこのカードは、使うだけで勝利をもぎ取れるインチキカードに等しいパワーを秘めていると言える。
だから《硫酸のたまった落とし穴》を使うデュエリストは尽きないのだ。
闇のゲームで対戦相手がマインドクラッシュされたり、ダイナマイトで対戦相手を爆☆殺しようとするリアリストのように、硫酸の落とし穴で相手にトラウマを残すのも、勝利と引き換えなのである。

アドを取れるが勝利できない《深黒の落とし穴》と《異次元の落とし穴》。
勝利できるがアドは取れない《硫酸のたまった落とし穴》

そう、全ては勝利の為の致し方ない犠牲だ―――
18スレ目 286名も無き決闘者 (ワッチョイ 5192-cvBQ)2020/03/20(金) 11:05:48.12ID:bIH1AFd+0

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最終更新:2021年12月26日 09:35