エクシーズ・効果モンスター
ランク5/炎属性/恐竜族/攻2500/守1000
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターを破壊し、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターン、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できない。
このカードはランク5モンスターであり専用構築以外では少々出しにくいものの
相手が強力なモンスターであるほど威力が増す除去+バーン効果を持ち
ダイレクトアタック不可のデメリットも《迅雷の騎士ガイアドラグーン》を重ねる事で無視できるという特性を持つ
非常に強力なモンスターである
しかし、近年では《ダブル・アップ・チャンス》をデッキに投入する必要が有るものの
《No.39 希望皇ホープ・ダブル》からランクアップする事でランク4デッキでも容易にX召喚する事ができる
《CNo.39 希望皇ホープレイV》の存在を無視できなくなってしまった
「元々の攻撃力分のダメージ」と「攻撃力分のダメージ」の差こそ有るものの
出しやすさは《CNo.39 希望皇ホープレイV》の方が圧倒的に上である
その上、「対象を取らない上に1ターンに最大2回まで発動する事ができる」
「より攻撃力が高い上に直接攻撃不可のデメリットが存在しない」
「破壊効果に加え対象耐性と効果破壊耐性を持つ」
「手札コスト1枚だけで発動できる万能無効破壊+パンプアップ効果を持つ」
「《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》+《真紅眼融合》のコンボにより任意の効果モンスター2体で出す事ができる」
と凄まじい量のアドバンテージを持つ《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》が登場したため
《No.61 ヴォルカザウルス》は実質下位カードと化してしまったのだ
彼の名誉のために今一度確認しておくが、《No.61 ヴォルカザウルス》は決してクズカードでは無い
出しやすさで勝るぐらいの《CNo.39 希望皇ホープレイV》はともかく
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》は盛りに盛られた異常な量の効果と異常な出しやすさを両立した
遊戯王史上でもトップクラスに強力なカード、すなわち「ぶっ壊れ」であり
他のほぼ全てのカードが霞んでしまうほどの異常な存在である
すなわち《No.61 ヴォルカザウルス》と比較する事自体がある意味間違っているとも言える
三度確認するが、《No.61 ヴォルカザウルス》は決してクズカードでは無い
読者の皆様にはこれを肝に命じていただいた上で、今回の評価に移らせていただきたい
《No.61 ヴォルカザウルス》はEXデッキに入る攻撃力2500以上の恐竜族モンスターである
すなわち《ジュラック・インパクト》に対応する
《ジュラック・インパクト/Jurrac Impact》
通常罠
自分フィールド上に攻撃力2500以上の
恐竜族モンスターが存在する場合に発動できる。
フィールド上のカードを全て破壊する。
同じ条件を持つモンスターは他に《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》などが存在するが
恐竜族チューナーを要求するこちらと比べ汎用ランク5である《No.61 ヴォルカザウルス》の方が
出しやすさは上である
また《ダイナレスラー・ギガ・スピノサバット》は身代わり効果を持つため
一見発動した《ジュラック・インパクト》を身代わりにして破壊を免れる事ができそうだが実際は不可能である
何故なら《ジュラック・インパクト》の破壊範囲には自身も含まれているため
「破壊が確定しているカードを身代わりにする事はできない」ルールに引っかかるのである
よって、結局身代わり効果を使えないなら出しやすさで勝る《No.61 ヴォルカザウルス》を使った方が優秀であると言える
ここまで書くと「せっかく出したカードを全体除去に巻き込むのはもったいない」とお思いになる読者の方もおられるだろう
どうせなら全体除去をさらなるアドバンテージの獲得に繋げたいと考えるのは当然だと言える
となると、皆様にもこのコンボを活かす事ができるデッキが1つ見えてくるのではないだろうか
「レベル5軸のデッキ」であり「相手ターンでの全体除去を展開に繋げられるデッキ」…
そう、《No.61 ヴォルカザウルス》+《ジュラック・インパクト》のコンボは
【アーティファクト】において優秀なコンボとなる
相手ターンに並べたアーティファクト2体で《No.61 ヴォルカザウルス》をX召喚し
一通りの除去と攻撃をおこなった上であえて《迅雷の騎士ガイアドラグーン》を重ねず油断を誘った上で
《ジュラック・インパクト》による全体除去に他のアーティファクトを巻き込む事でさらなる展開に繋げる事ができるのだ
《アーティファクト-カドケウス》を混ぜておけば更に《ジュラック・インパクト》をドローし
もう一度同じコンボを発動する事も可能である
以上より、《No.61 ヴォルカザウルス》は《ジュラック・インパクト》の存在により
【アーティファクト】において新たな運用法を見出す事ができた
「事実上の下位カードではあるが決してクズカードではない」彼にも居場所は確かに存在する
我々は彼の存在を決して忘れてはならないし、大事にしてあげなくてはならないのだ
18スレ目 297名も無き決闘者 (ワッチョイ 69b1-eSfr)2020/03/23(月) 11:54:21.47ID:DZmAeV5y0
最終更新:2021年12月26日 10:03