ピケルの読心術




通常罠
相手の2回目のエンドフェイズまで、
相手はドローしたカードを公開してから手札に加える。


Wikiの内容を丸々引用しよう。
「カードの効果によるドローにも適用されるため、《攪乱作戦》などとのコンボが可能。
しかし、2枚使用してピーピングするならばハンデスも可能な《魔のデッキ破壊ウイルス》などの方が有用である。
ドローカードを見るにしても、相手に情報アドバンテージを与えるが《天変地異》の方が汎用性は高い。
《白魔導士ピケル》のファンデッキ向けといえる。」

これしか書かれていない。見た目が可愛いだけで許された気になっているが、まごうことなきクズカードである。

情報アドを得られるカード仲間には、《サイバー・エスパー》や《天変地異》、ウイルスなどが存在する。
だがこうしたカードたちは、場に維持する必要があったり、コストが必要であったりするのに対して、読心術は「完全フリーチェーンで情報アドを得られるカード」という利点を持っているのだ!
しかしたかが数枚の情報アドのためにこのカードを採用するほどの価値があるのだろうか……

さて、皆は「個人情報」と聞いて、どのようなことを思い浮かべるだろうか。
住所、氏名、家族構成、出身校などなど。
いずれも他人に気安く教えて良いものではない。ましてや悪意ある相手になら……

では遊戯王における個人情報はどうだろうか。これはデッキ内容そのものである。
昨今多用されるサーチカードは相手に情報アドを与えるものが多い。しかし40+15枚のデッキから1枚を戦っている相手に見せるということが、どれほど恐ろしいか。
これは「町で偶然出会った見ず知らずの他人、それも明らかに悪意ある相手にあなたの個人情報の1/55を不用意に教える」のと同じである。
ましてや5枚も6枚も見せてしまえば、あなたの1/10が悪意ある他人に知られてしまうのと同じだということだ!

知識ある人間はわずかな情報から相手の行動を推測することができるという。
相手の手札を知ることができれば、次に相手がどのように動くかが手に取るように見える。
未来を見ることに繋がる情報アドを容易に得られるのがこのカードなのだ!

こうした点を利用して、ピケルの読心術が輝くデッキこそ【諜報パーミッション】である。
各種【パーミッション】の派生形ともいえるこのデッキで猛威を振るうのが、《昇天の剛角笛》《無償交換》《魔宮の賄賂》といったカードだ。
これらは「相手の1枚ドロー」と引き換えに、様々なカードを無効にする。
ライフよりドローが重いとされる世の中において、こうしたカードはリスキーとされる。
しかし読心術を用いた場合、これらは「カードを無効にして個人情報を1つ得る」カードに豹変するのだ。
このようにドローと引き換えの効果を持つカードは他にも存在する。
個人情報を得ながら、返しのターンのダメージを0にする《一時休戦》や、2枚ドローか個人情報かを得られる《カップ・オブ・エース》は有力なカードだろう。
相手は一時のドローに喜ぶかもしれない。しかしその時点で次の行動は、すべてこちらに見抜かれているのだ……

心を読むということは、情報社会では容易くなっている。ピケルはこのカードで警句を発しているのだろうか。
「一時の喜びに騙されて、大切な個人情報を易々と渡していませんか……」と。
18スレ目 335名も無き決闘者 (ワッチョイ 8154-tclX)2020/03/31(火) 12:09:44.55ID:7GB1+0IJ0
  • 得た情報アドでデッキ変えてガンメタすれば良いしな
    読心術らしい効果だ



最終更新:2021年12月26日 10:20