光虫基盤




フィールド魔法
「光虫基盤」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの昆虫族モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。
(2):自分フィールドの昆虫族Xモンスター1体を対象として発動できる。
手札の昆虫族モンスター1体をそのモンスターの下に重ねてX素材とする。


ちょっと強い森、などと呼ばれる事もある9期産とは思えないカード。
のように思われているが、当然コナミが何も考えずにこのカードを産むはずがない。
後に多数出現した昆虫サポートカードは、実は全てこのカードを用いた"ある戦術"の為のものだったのである。

このカードのメインとすべき所は、(1)効果なんかでは無い。(2)で手札をエクシーズ素材に出来る点なのである。
確かにこのカードはアドバンテージを稼げる事は一切書いていない。なんならディスアドとしか思えない効果である。
ではそれを「効率的にディスアドバンテージを稼げる」と読みかえてみよう。
そう、手札を減らすことが出来るこのカードは【インフェルニティ 】でゲーミングPCの如く光輝くのである。

《インフェルニティ・ビートル》という昆虫を持つインフェルニティ は、実は昆虫との相性が非常に良い。
手札コストや墓地肥やしを多く持つインフェルニティでは、《ゴキポール》などの墓地に落ちさえすれば効果を発動できるカードや、《超進化の繭》などの墓地で発動出来るカードを入れる事でよりデッキを回しやすくなる。
ゴキポールでゴキボールジャイアントワームをサーチすれば即座に場に出す事が出来るため、手札を増やさずにソリティアに一役買う。

ビートルと合わせてレベル6のシンクロが行いやすくなり、《地底のアラクネー》という優秀なシンクロモンスターを使えるのは大きな利点だ。
《甲虫装機 ピコファレーナ》をリンク召喚すれば手札を減らしつつ、エクシーズ型インフェルニティの弱点である打点の低さをカバーできる。
さらにビートルをデッキに戻し、再展開をも可能とする。
甲虫装機 エクサビートルを出してみるのも面白い。
ラプソディ・インバーサークとともに、《寄生虫パラノイド》の効果を発動したり超進化の繭を発動したりすれば《自爆神 uru》《究極変異体 インセクト女王》といった強力なモンスターがインフェルニティ から出てくるのだ。

光虫基盤やピコファレーナでゴキポールを内蔵したモンスターはアドバンテージを内蔵するので、返された時に何も出来なくなるというインフェルニティの弱点を補完する事にも成功している。

マスター・キービートルの存在により、光虫基盤の能力が使えなくて困るということはないだろう。優秀な昆虫モンスターを無理なくインフェルニティのギミックに組み込めるようになるのだ。

いっその事《DNA改造手術》を入れてやれば、昆虫サポートがインフェルニティと一体化し、強固な耐性をもつオーガ・ドラグーンや何度でも効果を使えるヴェルズビュートなんて芸当もできてしまう。

他にもインフェルノイドなど、昆虫と相性の良いカテゴリは多数確認されている。
ローカストキングという昆虫新カードももうすぐ登場だ。
時にプログラミングのように複雑な挙動を持つ遊戯王において、環境に"バグ"をもたらす事が出来るカードは、意外な所に潜んでいるのかもしれない。
18スレ目 577名も無き決闘者 (ワッチョイW 6fae-TrMf)2020/06/15(月) 09:41:56.87ID:k1XUol3W0
  • コソッと自爆神になってるぞ



最終更新:2022年01月22日 16:07