『センゴク外伝 桶狭間戦記』
作:宮下英樹
掲載:月刊ヤングマガジン(別冊ヤングマガジン) / 週刊ヤングマガジン
総話数:38話
既刊数:5巻(YMKC)
「
センゴク」シリーズ初のスピンアウト作品。
桶狭間の合戦を終点に、
織田信長・
今川義元両雄の半生を描く。
主人公は今川義元と織田信長。そして信長の父・
織田信秀や、今川義元の師・
太原崇孚にも大きく焦点が当たっている。
「センゴク」の名は冠しているが、本編の主人公である
仙石秀久はほぼ登場しない。
コミックスの帯にその巻で活躍する登場人物と、その人物を形容する文と作中で使用された台詞が書かれている。
本編よりも前の時代になる桶狭間の合戦を描く事を目的としている。
そのために今川義元の生涯や、織田氏の尾張国支配などに重点を置いた描写がされている。
実地見聞や史料調査などは本編と同じだが、本作は「戦国時代とはいかなる時代か」を明らかにする事を目標に挙げている。
そのために小氷河期による経済の悪化や貨幣経済の発達についても大きく言及しており、本編よりもより多岐にわたるテーマを提示している。
最終更新:2011年09月24日 17:14