[[本スレ用語一覧]]>外道ビート &bold(){外道ビート}とは、[[カードキングダム]]で安くて作りやすい!…という紹介をされたデッキ。 デッキパーツを[[カードキングダム]]のカード購入のみで制作すると(2009.10.19当時)&bold(){4万近く}の値段になり「値段が外道ビート」と皮肉られた。 なお、この[[外道ビートデッキ]]が「外道」と呼ばれる[[別の理由>カードキングダム]]が有名になったためか、当の2009年版[[外道ビート]]デッキは、「[[遊戯王ビートデッキ>外道ビート]]」と表記されている。 デッキレシピは以下の通り **&bold(){いけっち店長絶賛!「安くて」「強い」外道ビートデッキ!} |BGCOLOR(orange):【モンスター】|値段|枚数| |白い泥棒(ホワイト・シーフ)|900|3| |霊滅術師 カイクウ|2000|3| |魔導戦士 ブレイカー|1800|3| |異次元の女戦士|1000|3| |ライトロード・パラディン ジェイン|150|3| |オネスト|900|3| |ダーク・ヴァルキリア|100|1| |ライオウ|&bold(){800}|3| |BGCOLOR(green):【魔法】 ||| |月の書|1200|3| |サイクロン|100|1| |収縮|500|3| |地砕き|400|1| |地割れ|800|3| |強者の苦痛|2500|3| |BGCOLOR(purple):【罠】 ||| |王宮の弾圧|2000|3| |神の宣告|1200|1| &bold(){合計38,750円!!!}カードキングダムへの来店、お待ちしております! 説明には&bold(){「今回のデッキは、もともとは始めたばかりの人や小学生の子供たちに、「始めたばかりでも、上級者とのデュエルを楽しんでもらえるように」というテーマで作ったデッキです。使い方はカンタン。でもガチデッキ。そんなデッキ作れるの?と思われるかもしれませんが・・・・原作の漫画でも、ほら、ペガサスが初心者(らしい)少年の「トム」にデッキを渡し、全米チャンピオンのバンデッド・キースに勝たせる、というシーンがありましたでしょう? 遊戯王の漫画内でのゲーム、“デュエルモンスターズ”と現実のゲーム、“遊戯王5D’s”は「違うゲーム」ではありますが(実は、ね)、それは実は、不可能ではないのです。」} と、入門用に対応力の高いメタビート(スタンダード)を作ったのは確かなのだが、人気のあった遊戯王GX2巻の付属カードだった&bold(){ライオウ}はもとより、その他のカードは他ショップで揃えれば提示価格の&bold(){半額以下}の15000円前後で組めるというとんでもない釣り上げ価格だった。 デッキコンセプトは初心者向けでありながらも、いざ初心者やこれから始める子供達が買おうとすると&bold(){[[それはどうかな]]}と厳しい現実(価格)を突きつけるという正に外道なビートダウンデッキであった。 なお[[池っち]]は、≪霊滅術師 カイクウ≫、≪白い泥棒≫などのカードについては&bold(){子供たちの転売を煽り、意識的に値段を吊り上げた}ことを何回かゲロっている。 なお値段以前の話にこのデッキ、&bold(){とても弱い} というのもモンスターは粒揃いで単体で完成しているカードが多いが、この頃の遊戯王は「カテゴリ」としてデッキパターンが大量に増えている頃であり、グッドスタッフが力不足になり始める頃である。 更に言うなら -白い泥棒のハンデスを通すために戦闘補助カードが多いが、そもそもの能力が低く、結局オネスト頼りになってしまう -光属性が多いがこれもオネストを使うため「だけ」であり、他の光属性サポートが入っていない -「モンスターを出して殴る」ことしか出来ない。展開力が全く無く。その為に各個撃破や対策がされやすい。更に戦闘を軸にしたデッキのくせに下級モンスターしかいないので、オネストがない状態で高ステータスモンスターを出されるだけで詰む。 -それを考慮してか盤面をどかすカードも多めであるが、「1枚使って1枚」しか処理できないカードばかりであり、アドバンテージが稼ぎにくい -構築が中途半端、メタビート、下級サポート、光属性ビート、ハンデス、それら全ての要素をひとつまみしたようなバラバラな奴ら と明らかに環境にあっておらず、仮にこれで大会に出ても一瞬で蹴散らされるだけであった。 とはいえ確かにこの外道ビートが出た当時、遊戯王プレイヤーが爆発的に増えている。 それは外道ビートのお陰&bold(){…ではなく}、ニコニコ動画における遊戯王MAD動画の大ヒット、放映中の5D'sの破天荒な展開からの人気として需要が高まった為である。 更に「マシンナーズ・コマンド」という「3つ買うだけで大会レベルのデッキが組めて、しかも動かし方がわかりやすい」初心者向けストラクチャーデッキの登場により、&bold(){外道ビートは一瞬で役目を終えた}。 もっともマシンナーズ・コマンド発売以前にも「剣闘獣」や「ライトロード」などの「安くて強いデッキ」は存在しており、正直な話「外道ビート」に最初から居場所は無かった。 しかし良くも悪くも話題になった為か、池っち本人はこの「外道ビート」の事を 「たくさんの遊戯王初心者を救った」「シンクロなどで複雑な処理が増えてきた遊戯王を変えた」「伝説のデッキ」「全国的に有名なデッキパターン」 等と息巻いている。 また彼はこの後も「出しやすくステータスの高いモンスターを出して殴る」「それを魔法罠でサポートする」という&s(){何も考えない}戦法を非常に好み、彼の中では外道ビートは&bold(){一種の成功体験}とまでなっていた。 …そしてそんな戦術を完全再現したというゲートルーラー版外道ビートを発売した…が -「優秀な効果とステータスを持つ下級モンスター」が何故か「優秀な能力値を持つバニラモンスター」に変換され、効果を使えないモンスターが圧倒的に増えた -そのバニラがフィールドにいないと腐るカードが多く「単純にモンスターを出して殴る」という基本戦術すらできない -しかもバニラに効果を与えたら「バニラ扱い」でなくなるので強化すらも不十分 -相手を殴って勝つことしかできないのに肝心の打点が足りない -リソースが重要なゲームバランスなのにリソース確保手段がない -唯一紹介されず、デッキコンセプトからも外れる「炎牙」というカードだけはやたら強い と、自分の作ってるカードなのに何が強いかを把握していない体たらくなのであった #comment