律「テンション高いなー」
唯「だってムギちゃんがとびっきり美味しいケーキを持ってきてくれたんだもん~。たのしみだよ~」
紬「うふふ、唯ちゃんったら……」
唯「部室にレッツゴー!」
唯「ドアガチャ」
唯「やっほー、あっずにゃー ……ん?」
唯「いない……」
澪「あー…… 唯、梓のことなんだけどなぁ……」
律「今日は用事があるらしいから部活、休むってさ」
唯「え…… そう、なんだ……」
律(ゆいの てんしょんが がくっと さがった!)
紬「と…… とりあえず、お茶にしましょうか!」
澪「そ、そうだな」
唯「……」
紬「ゆ、ゆいちゃん!これが!とびっきり美味しいケーキよ!」
澪「そんなので唯の機嫌が……」
唯「ふおぉー!ムギちゃーん、ありがとー!」
澪「やっぱり直るのかー!」
――
律「じゃあなー、唯ー、ムギー」
律「……しっかし、梓のやつ。今日に限って休むとはけしからんなぁ」
澪「まあ梓にも都合があるんだから仕方ないだろ」
律「だけどよー」
澪「……まぁ、私も梓が休むとは思いもしなかったけど……」
律「さては私たちに隠れて何か、サプラーイズなことでも考えてんのかなー」
澪「さあなぁ……」
唯(もしかして、今日が私の誕生日ってこと忘れてるのかなぁ……)
唯(……はぁ)
唯「ただいま~」
梓「あ、おかえりなさい、唯先輩」
唯「……え?」
唯(なんであずにゃんが私の家にいるの……?)
唯(それにあずにゃんの格好…… エプロン姿……)
唯(あずにゃんのエプロン姿…… あずにゃんのエプロン姿…… あずにゃんのエプロン姿……
あずにゃんのエプロン姿…… あずにゃんの裸エプロン…… あずにゃんのエプロン姿……)ボダボダ
憂「お、おねえちゃーん!鼻血鼻血!」
唯「あ、ういー……」
憂「おねえちゃんったら…… これでよしっと」
唯「ありがと、ういー」
唯「……で、なんであずにゃんが?」
憂「おねえちゃん」
唯「うい?」
憂「お夕飯出来てるから食べよう?」
唯「いっぱい遊んだからおなかぺっこぺこだよ~」
唯「いただきまーす」
梓「……」ドキドキ
憂「おねえちゃん、おいしい?」
唯「味付けがいつもと少し違う?でもおいしいよー」
憂「ふふ…… 今日の料理はね、殆ど梓ちゃんが作ったんだよー」
唯「え、あずにゃんが!?」
梓「まぁ…… そんなところです」
唯「あずにゃんの愛のスパイスが効いてて超おいしいよぉ~」
唯「かわいくって料理もできるなんて完璧にゃんだね!」
梓「なんですかそれ……」
憂「あずさちゃんね、お姉ちゃんに美味しい手料理食べさせたいからって、毎週私に教わってたからね。
美味しくないはずがないよー」
梓「憂!それは秘密にしてって言ったじゃ……」
唯「~~!かわいいやつよのぉ~」ギュウー
梓「! もう!いいからさっさと食べてください!」
唯「はーい」
――
唯「ごちそうさま~。美味しかったよあずにゃーん」
梓「おそまつさまです」
憂「それじゃあ私、食器片づけてくるねー」ササッ
唯「ありがとー、あずにゃ……」
唯(……まてよ)
唯「……これだけ?」
梓「えっ?」
唯「私ね、今日あずにゃんが用事で部活これないって聞いてすごくヘコんだんだよ?」
梓「それは…… 言わずにいたのは、すいませんでした」
唯「だ・か・ら。これだけじゃ、あずにゃんのこと許せないな~」
梓「う…… どうすればいいんでしょうか?」
唯「私が欲しいものをくれたら許してあげよう」
梓「分かりました…… でも、あんまり高いものはナシですよ?」
唯「わかってるよー。むしろお金なんて必要ないものだよ」
梓「?」
唯「そ・れ・は……」
唯「あずにゃんの、キッス♪」
梓「」
梓「な…… なななななな……」
梓「なぁー!」
梓「何を言ってるんですか!」
唯「あずにゃーん?」
唯「私の誕生日を忘れちゃったんじゃないかって思ってすごく落ち込んだんだよ?」
梓「う……」
唯「それにさっき分かりましたって言ったよね?あずにゃんはうそつきにゃんなのかな?」
梓「う~……」
梓「もう!分かりました!や…… やってやるです!」
唯(ちょろい……)
チュッ
唯「」
梓「こ、これでいいですか……///」
唯「ま…… まさか口ちゅーしてくれるとは思わなかったよ……///」
梓「……え?」
唯「私はほっぺにちゅーのつもりだったんだけど……」
梓「」
唯「あずにゃんってば…… だいたん///」
梓「にゃー!」
おわり。
- なんで俺がニヤニヤしてるんだ・・・ -- (名無しさん) 2010-12-08 17:06:04
- 唯先輩…(ちょろい)…て。 -- (あずにゃんラブ) 2013-01-10 22:07:48
- 唯先輩策士 -- (名無しさん) 2013-01-21 02:30:19
最終更新:2010年12月08日 09:42