「わ、私だって面白い動画くらい送れます!!」
そう唯に大見栄を切ったものの、いざ挑戦してみるとかなり難しい事だと気付く
「うぅ・・・やっぱり上手く出来ない・・・」
それを物陰で見ていた憂純からのメールで唯が駆け付ける
「
あずにゃん!!」
「唯・・・先輩?どうしてここに?」
「憂と純ちゃんからメールで教えてもらったんだよ・・・あずにゃんが落ち込んでるって」
「お、落ち込んでなんか・・・」
「・・・じゃぁ、なんで泣いてるの?」
「え?・・・あれ?」
唯に指摘をされて初めて自分が泣いている事を知る
「なん・・・で?」
何故自分が泣いているのかわからない梓を唯は優しく抱きしめる
「・・・辛かったんだね・・・」
「・・・グズッ・・・」
「あずにゃんは、あずにゃんなんだよ。だから、無理にりっちゃんみたくならなくて良いんだよ」
「・・・ゆいせんぱ~い!!」
唯の腕の中で子供のように泣きじゃくる梓
唯はその間優しく頭を撫でつづけた
「だって、私のメールって素っ気ないし、飽きられちゃうと思って……」
少し震える声で梓が弁明する。それを聞いて、唯はふっと微笑むと梓を優しく抱く。
「そんなことないよ」
「本当ですか?」
「うん。あずにゃんからメールが来たってわかった時から胸がきゅんきゅんするもん」
「でね、メールを開いて、文章を読んだらね、あずにゃんが私のことを考えてこれを打ってくれたんだなぁって嬉しくなるんだ」
それを聞いて、梓も泣くのをやめて唯に優しく抱きついた。
「ごめんなさい。私、どうしたらいいかわからなくて……」
不安げに問いかける梓に、唯は一端離してから答えた。
「あずにゃんはあずにゃんでいいんだよ」
「でも……」
「大丈夫。私はそういう所も含めて、あずにゃんのことが大好きだからね」
にこっと笑う唯に、梓は堪らずまた涙を流す。
「わ、泣かないでよ~」
「ご、ごめんなさい。嬉しくて、つい……」
「もう……。びっくりしちゃうよ」
「えへへ……」
涙を拭って、2人で笑いあう。
「ねぇ、あずにゃん」
「何ですか?」
「今日は一緒に寝ようか」
それを聞いて、梓の顔が赤くなる。
「な、な、な……何言って、いい、いる」
「もう、焦り過ぎだよ」
しゅ~っと湯気が出そうなくらい顔を真っ赤にした梓が俯く。
「ただおしゃべりしようと思っていたのに、あずにゃんはこういうのがしたいの?」
「ひゃぅ! だ、だめですよぉ……」
「あずにゃんがしたいって……」
「言ってないです!」
「でも想像したでしょ?」
悪戯っぽく笑いかける唯に、梓はただ顔を赤くして黙ることしかできなかった。
「明日学校ですし……」
「じゃあ、早めにしようか……」
「いや、だから……んっ……!」
「ちゅ……んはぁ……。ごめん、私の方が我慢できないみたい」
「もう……、強引なんですから」
「あずにゃんだけだよ……。はむっ……!」
「ゆいせんぱぁい……。あああぁ……」
「あの……私達がいること忘れてない?」
「あはは……。純ちゃん、そろそろ2人きりにしてあげようか」
- 動画の話が薄いねニガワライ -- (あずにゃんラブ) 2014-01-01 23:59:48
最終更新:2011年02月28日 21:41