≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ 平沢家 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
唯「ただいまー、ういー」
梓「お、お邪魔します・・」
憂「おかえりお姉ちゃん、いらっしゃい梓ちゃん」
唯「電話で伝えたとおり今日はあずにゃんが泊まるからね」
梓「一日お世話になるね、憂」
憂「梓ちゃんなら大歓迎だよ~。ご飯作ってるから二人は何かして待っててー」
唯「うん。じゃああずにゃん、私の部屋に行こうか」
梓「は、はいです!」

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ 唯の部屋 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
唯「なにするあずにゃん?」
梓「なにって、ギターの練習じゃないんですか?」
唯「練習はご飯食べてからにしようよ。他のことしようよ」
梓「えー、練習しに来たのに・・・」
唯「あ、あとでするからさ!ね!」
梓「うーん、他にするっていっても・・・。あ」
梓「これって唯先輩のアルバムですか?」
唯「うん。そうだよ~」
梓「じゃあこれ見てもいいですか?」
唯「うん。いいよ~」
梓「あ、これって幼稚園の唯先輩ですか?」
唯「うん。そうだね」
梓「・・・かわい//」ボソッ
唯「ん?なんて?」
梓「い、いや、なんでもないです!」
唯「へんなあずにゃん」フフッ
梓「ん?この唯先輩の隣に居るのって・・」
唯「あー、これは和ちゃんだね。」
梓「へー、昔の和先輩って眼鏡掛けてなくて新鮮ですね」
唯「そりゃ産まれたときから掛けてるわけじゃないしね」
梓「ちょっと男の子っぽくてかっこかわいいですね」ペラ
唯「・・・。」
梓「あ、これ憂ですか!?」
唯「うん。そうだよ」
梓「か、かわいいー!!」
唯「・・・」イラ
梓「今の憂も十分かわいいですけど昔のはだいぶ破壊力ありますよ!」
唯「・・あっそ」
梓「あれ?唯先輩?」
唯「私ちょっとトイレ行ってくるから」
梓「え、は、はい」
ガチャン

梓(あれ?唯先輩怒らせちゃった?)

唯(あずにゃんのバカ!)

5分後
唯「お待たせ・・・」
梓「あ、唯先輩」
唯「ん?なに?」
梓(うぅ、やっぱ機嫌悪い・・)
梓「この写真なんですけど」
唯「なに?また憂や和ちゃんの写真でもあったの?」
梓「ち、違いますよ」
梓(あれ?唯先輩もしかして嫉妬してる?)
梓「この唯先輩の写真なんですけど」
唯「うん・・・」

梓「とっても可愛いですね//」ポッ

唯「え?ふぇ、え・・・あ、ぅ/////」ボンッ

唯「ぅ、ありがと・・・//」
唯「でも、あずにゃんのほうが・・・///」
梓「え?なんていいました?」
唯「///~!なんでもない!!///」

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ 夕飯 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
憂「はい。肉じゃがとブリ大根だよ」
唯「わーい。いただきまーす」
梓「いただきます」
憂「私お風呂わかしてくるね」

唯「あー、あずにゃんのほうがお肉多い!」
梓「それくらいいいじゃないですか。こどもじゃあるまいし」
唯「そんなにケチケチしなくてもいいじゃん!」ヒョイ
梓「あ、私のお肉が~」
唯「♪//」パク
唯(あずにゃんが箸つけた肉が欲しいなんて口が裂けても言えない!)

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ 夕飯後 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
憂「お風呂沸いたから二人共入ってねー」
唯「うん。あずにゃん髪洗ってあげるよ」
梓「え!?二人ではいるんですか?!」
唯「あずにゃんの髪の毛長いから洗うの大変でしょ?」
梓「た、大変ですけどもう慣れましたし・・」
唯「遠慮しなくていいからさ」ズイズイ
梓「うぅ、そ、そんなに私とはいりたいんですか?///」
唯「へ!?いや、べ、別にそんなことないよ!ただ私はあずにゃんが大変だろうと思って・・・///」ゴニョゴニョ

梓(なんだ・・・そういうんじゃないのか)ショボン

唯(私って下心丸見えなのかな・・・///)ドキドキ

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ お風呂 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
唯「さ、さぁあずにゃん。ここに座って//」
梓「は、はい//」
ゴシゴシ
唯「・・・あずにゃんってさ、その、好きな人とかって居る?」
梓「・・・!いきなりなに聞いてるんですか!///」ドキッ
唯「いや・・しゃべる内容が思いつかなくて・・・」
梓「べ、別に気になる異性とかはいませんよ」
唯「そ、そうなの。」
唯(これは私にもチャンスがあると思ってもいいのかな)ドキドキ
梓「・・・そういう唯先輩はどうなんですか?」
唯「ふぇ!わ、私!?」
梓「私に聞いてきたんだから先輩にはそういう話があるんじゃないですか?」
唯「な、無いよ私は!」
梓「唯先輩のことだから憂とかに恋してそうですけどね」
唯「憂は家族としては大好きだよ。でも恋愛対象にはならないよ家族は!」
梓「・・・じゃあ好きな女性とかはいないんですか?///」ドキドキ
唯「~!?そ、そんなのいるわけないじゃん!女の子同士だよ!?そんなのおかしいよ!」グサ
梓「・・・!そ、そうですよね・・同性同士なんておかしいですよね・・」グサッ
唯「そ、そうだよ・・・」ズキッ
梓「・・・・・」
唯「・・・・・」

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ お風呂上がり ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
唯「憂~あがったよ~、アイス~」
憂「はいはい。梓ちゃんもいる?」
梓「じゃあ貰おうかな・・・」
憂「うん。はい、二人共」
梓「ありがと」
唯「ぺろぺろ」
憂「じゃ、私お風呂入るから」

唯(あ~、お風呂であずにゃんに嘘ついちゃったな・・・)ペロペロ
唯(ホントはあずにゃんのことが好きなのに・・・)ペロペロ
唯(素直じゃないなー)ペロペロ

梓(・・・唯先輩は女の子同士はだめなのか・・・・)ペロペロ
梓(つい私も流れに乗っちゃって嘘ついちゃったし・・・)ペロ
梓(本当は唯先輩のこと大好きなのに・・・)
梓(素直じゃないなー・・・・)トロッ

唯「ん?わっ!あずにゃん、アイス溶けてるよ!」
梓「へ?あっ・・・」
唯「ペロッ」
梓「あっ///」
唯「ふー危ない、こぼれちゃうとこだったよ」
梓「ソ、ソウデスネ///」カ-
唯「ん?・・・っは!///」カッー
唯「い、いまのはわざとじゃないからね!?ア、アイスが溶けてたからだから///」アタフタ
梓「は、はい//って、さっき「いまのは」っていいました?」
唯「ななな、何でもないよ///!!」

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ 再び唯の部屋 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
梓「ご飯も食べてお風呂も入りましたしあとやることは一つ!」
唯「ふぁ~、じゃもう寝ようかあずにゃん」
梓「・・・私はなにをしにここに来たんですか!」
唯「え?お泊り会?」
梓「れ・ん・しゅ・う・です!」
唯「あ、そっかー」
梓「・・・素で忘れてませんでしたか?」
唯「べ、別にそんなことないよ?」
梓「なんで疑問形なんですか!ギターの練習しますよ!」
唯「わ、わかってるってー」

~ベンベン~

唯(うぅ・・お風呂での会話の後で間接キスはタイミング悪かったなー・・・)
唯(さっきの嘘のこと話そうかな・・・)
唯(でも、あずにゃんは同性愛とかダメなんだろうなー。さっきも同意してたし・・・)
唯(心が苦しいよぅ・・・)

梓(唯先輩とか、間接キスしちゃったんだ。結局残りのアイスは私が食べたし・・・)
梓(・・・私の気持ちは伝えない方がいいのかな・・・)
梓(でも、伝えないと心のもやもやが晴れないっ!)
梓(だめもとで告白してみようか・・・・)
梓「あ、あの唯先輩」
唯「ん?なに?あずにゃん?」
梓「えっと、話したいことというか伝えたいことが、あるんです・・・」
唯「うん」
梓「えっと、・・さ、さっきは流れで同性愛はダメみたいなこと言ったんですけど、実は」
唯「ゴクリ」
梓「私、・・・同性愛者なんです。」ドキドキ
唯「・・・うん」
梓「それで好きな人もいるんです。」
唯「・・・さっきはいないって言ったのに?・・・」
梓「それは「異性には」です。・・好きな女の子がいるんです・・・。」
唯「・・・へー・・・」
梓「でも、その人は同性愛を認めてないんです。」
唯「!!」
唯(それって、まさか・・・)
梓「こういうときって、どうすればいいんですかね・・・?」
梓(・・・また逃げる・・・告白する相手にこんな質問してどうするのっ・・)ウルッ
唯「とりあえず、告白してみなよ。だめな確率が高くても、やらなきゃ届かないものだってあるんだしさ」
梓(唯先輩・・・)
梓「じゃあ、いまから告白します。」ウルル

梓「唯先輩!・・あなたのことが大好きです。ぐすっ・・・もしよかったら、ヒック、付き合っていただげまぜんがっ!」ぽろぽろ

唯「・・・・・」
梓(振られるってわかりきってるのに・・・覚悟してたのに・・・涙がでちゃうよ)
梓「ぅう・・ぐすっ・・・ひっく・・・・」
唯「私、あずにゃんに謝らなきゃいけないことがあるんだ」
梓「?」ぐすっ
唯「私ね、嘘ついてたんだ。お風呂場で」
唯「女の子同士なんてありえないなんて言ったけど、あんなの嘘だから。」
唯「私の気持ちをあずにゃんに隠すための嘘だから・・」
唯「だからあずにゃん。そんなに気にしないでね?」
梓「・・・・・」コクッ
唯「あともう一つ嘘ついてた。好きな人いないとか言ってたけど、ホントはね、いるよ」
梓「!」
唯「そのひとはね頑張りやで、ちっちゃいけど気が強くて、ギター上手くて、可愛くて、女の子で・・・」
梓「・・・・」ぽろぽろ
唯「あずにゃん・・・・・大好きだよっ////」
梓「うぅ・・・ゆい・・せんぱい・・・」ぐすっ
梓「うわぁあああん」ダキッ
唯「ごめんね、いらない嘘ついちゃって・・・」ギュ
梓「うぅ・・でも、その気持ちわからなくも無いです・・・私も嘘ついてましたし・・」ぐすっ
唯「じゃあおあいこだね」ギュー
梓「はい、おあいこです」ギュー


憂(一緒に寝ようと思ったけどそんな雰囲気じゃない・・・・)

≡w≡ ≡w≡ ≡w≡ 就寝 ≡w≡ ≡w≡ ≡w≡
唯「お、おし、じゃあ一緒に寝ようか、あずにゃん?」
梓「し、しょうがないですね、唯先輩がそういうなら一緒に寝ましょうか?」
唯「ま、まぁ別にあずにゃんが一人で寝たいなら私は床で寝るけど?」
梓「い、いや唯先輩のベットなんですから唯先輩がベットで寝るべきです!私は床でかまいませんから」
唯「け、けどあずにゃんを床で寝かすわけにはいかないよ!」
梓「ループになるんで、一緒に寝ましょう、唯先輩♪」フフッ
唯「♪うん!」


  • 最後は恋人同士らしく収まったね♪ -- (あずにゃんラブ) 2013-01-09 22:43:58
  • やばいね -- (名無しさん) 2014-04-15 20:09:22
  • 2828が止まらない -- (名無しさん) 2014-04-15 20:10:08
  • じゃあ私が憂ちゃんと・・・ -- (唯ちゃんラブ) 2017-11-14 21:14:22
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最終更新:2011年03月31日 13:54