23時00分

唯「あずにゃんへ曲をプレゼントする事になったけど、どういう歌詞にすれば良いかなぁ・・・」
梓「zzz」
唯「やっぱり、あずにゃんへの想いを全面に出したいよね・・・となると・・・」
梓「zzz」
唯「『あずにゃん LOVE』っと・・・てへへ~」
梓「zzz」
唯「あずにゃんって・・・文字も発音も可愛いなぁ♪ ハート書いちゃお~っと♪」
梓「zzz」
唯「あずキャットも描いて・・・ここにもハートを書いてっと・・・」
梓「zzz」
唯「てへへ~♪・・・あっ、気付いたらハートマーク、10個も書いちゃったよ」
梓「zzz」
唯「私って、本当にあずにゃんに夢中だなぁ・・・もう、あずにゃんが可愛すぎるからいけないんだよ・・・って」
梓「zzz」
唯「あずにゃん、寝顔も可愛すぎるよぉ~♪ 飛行機の中では周りに人が居たから、ジックリと寝顔を堪能できなかったけど・・・今は2人きりだし・・・」
梓「zzz」
唯「写真・・・撮っちゃおうか・・・なぁ~・・・」
梓「zzz」
唯「・・・一緒の布団で・・・寝ちゃおうかなぁ~・・・」
梓「zzz」
唯「とっても温かくて気持ちの良さそうな、私だけの最上質抱き枕が目の前に・・・」
梓「zzz」
唯「って、ダメダメ!せっかくあずにゃんの可愛い寝顔を一人占めできてるんだから、それだけでも幸せなんだから!それ以上はまだ望んじゃダメだよね!」
梓「zzz」
唯「あずにゃんが私のお嫁さんになってくれると・・・良いなぁ・・・」
梓「zzz」
唯「ふわぁ~・・・眠くなってきた・・・歌詞はまた明日にしよぉっと・・・」
梓「zzz」
唯「あずにゃんの夢が見れると良いなぁ・・・」
梓「zzz」
唯「私があずにゃんの夢の中に入れるともっと良いなぁ・・・」
梓「zzz」
唯「夢でも現実でも・・・あずにゃんと繋がっていたいよぉ・・・」
梓「zzz」
唯「おやすみ、あずにゃん・・・」

――――――――――
―――――
―――

0時30分

梓「うぅん・・・唯先輩が留年する変な夢見た・・・」
唯「zzz」
梓「唯先輩の夢を見れたのは嬉しかったけど、内容が・・・。でも、ゆ、唯って呼べてたし・・・///」
唯「zzz」
梓「ん・・・唯先輩の枕元に何かある・・・これは・・・」
唯「zzz」
梓「『あずにゃん LOVE』って・・・夜中に何書いてるの!?・・・もう、唯先輩怖いですっ!!」
唯「zzz」
梓「でも、何で1人であんな事書いて・・・しかもそのまま寝てるんだろう・・・」
唯「zzz」
梓「こ、言葉で直接・・・言ってくれれば良いのに・・・」
唯「zzz」
梓「ボールペン持ったままだし・・・あれ、これって寝てるというか・・・何か果ててる感じだ・・・」
唯「zzz」
梓「・・・そういえば、この部屋に入った時、唯先輩は『やっと2人きりになれたね』とか言ってたよね・・・」
唯「zzz」
梓「深く意識しないで、『そうですね』なんて答えちゃったけど・・・」
唯「zzz」
梓「よく考えてみたらこのシチュエーション・・・2人きりの部屋で眠るって事、初めてじゃん・・・」
唯「zzz」
梓「合宿とかでも、必ず他の先輩も居たし・・・」
唯「zzz」
梓「2人きりの初めての夜って事は・・・しょ、初y・・・///」
唯「zzz」
梓「唯先輩・・・私から何もアプローチしなかったから、あんな事書いて1人で満足しちゃったのかな・・・ハ、ハートも沢山書いてあるし・・・」
唯「zzz」
梓「で、でもでもでも・・・私も唯先輩の事好きだけど・・・いきなり体を求めるとか・・・そんなのを望んでるんじゃないのに・・・」
唯「zzz」
梓「ま、まだ告白とかもしてないのに・・・いきなり一線を越えちゃうのは・・・やっぱりダメです・・・」
唯「zzz」
梓「今まで積み重ねてきた物が全て壊れてしまう気がしちゃう・・・」
唯「zzz」
梓「やっぱり最初は、そういう事は抜きにして、健全なお付き合いをしたいなというか・・・って、いつから付き合う話になってるんだろう///」
唯「zzz」
梓「怖い・・・明日からちゃんと唯先輩に普通に接する事ができるか不安だよぉ・・・」
唯「あ・・・じゅ・・・にゃぁぁん・・・の・・・」
梓「ひゃぁ!?・・・って、ね、寝言ですか・・・」
唯「エッチィ~・・・えへへ~」
梓「な、何て夢見てるんですかぁ!わ、私はそんなんじゃ・・・ないんですからぁ!もう唯先輩なんて知りません!おやすみなさいです!」
唯「・・・えへへ~・・・」

――――――――――
―――――
―――

1時00分

唯「あれぇ・・・せっかくあずにゃんとお風呂に入ってる夢見てたのに・・・目が覚めちゃったや」
梓「zzz」
唯「何だろう・・・凄くリアルな夢だったから、ドキドキしてる・・・」
梓「zzz」
唯「あずにゃん、大胆に私のあんな所やこんな所を洗ってくるんだもん・・・」
梓「zzz」
唯「エッチな子猫ちゃんにはお仕置きが必要だね!・・・な~んちゃって♪」
梓「zzz」
唯「あずにゃん・・・あぅぅ、何であっちを向いて寝てるのぉ~」
梓「zzz」
唯「ちぇっ・・・あずにゃんの寝顔がまた見れると思ったのに・・・って、ノート広げたまま寝ちゃってた」
梓「zzz」
唯「危ない危ない、あずにゃんに見られる前に気付いて良かったぁ」
梓「zzz」
唯「今回は皆で作るあずにゃんへの曲だけど・・・いつか、私1人だけであずにゃんへのラブソングを作るから・・・」
梓「zzz」
唯「その時は・・・聞いてくれると嬉しいなぁ~」
梓「・・・いや・・・ですぅ・・・」
唯「えぇ!?あ、あ、あずにゃん!?」
梓「もう・・・我慢できま・・・しぇん・・・」
唯「ビックリしたぁ・・・あずにゃん・・・寝言?・・・ど、どんな夢見てるんだろう・・・」
梓「唯先輩分・・・補給して・・・やるで・・・す・・・」
唯「あれ、あずにゃん・・・もしかして欲求不満だったりするのかな?・・・だったら、今すぐにでも私から抱き締めてあげるのに~♪」
梓「・・・えへへ~・・・」
唯「・・・でも寝込みのあずにゃんを襲うようで、それはダメだよね。・・・ちゃんと不満解消させてあげないとなぁ・・・」
梓「zzz」
唯「あずにゃん、寝言も可愛いなぁ♪・・・おやすみ、あずにゃん・・・」

――――――――――
―――――
―――

2時00分

梓「・・・我ながらとんでもない夢を見てしまった・・・」
唯「zzz」
梓「最近抱きつかれてないからか・・・私から唯先輩を求めて抱きついてしまうなんて・・・///」
唯「zzz」
梓「あわよくば、キ、キ・・・キスまでしようとするなんて・・・///
唯「zzz」
梓「な、何だろう・・・私、そういうお付き合いを望んでるわけじゃないって思ってても・・・どこかでそれを望んでたり・・・」
唯「zzz」
梓「・・・し、しないよね!きっと、唯先輩と2人きりの部屋だから、緊張して落ち着いて眠れてないだけだよね!」
唯「zzz」
梓「もう3時かぁ・・・明日も早いし、ちゃんと寝ないとなぁ・・・」
唯「あず・・・にゃん・・・」
梓「なっ、唯先輩・・・!?って寝言かぁ・・・」
唯「あずにゃん・・・にゃん・・・にゃんに・・・しよぉ・・・」
梓「なっ!?///」
唯「えへへ~・・・気持ち良い・・・ねぇ・・・」
梓「ゆ、ゆ、唯先輩は・・・本当に何の夢を見てるんですかぁ!?」
唯「そんなに・・・褒められ・・・照れちゃ・・・うよぉ・・・」
梓「ほ、褒めてなんかいません!!もう明日、何の夢を見ていたのか問い詰めないと!!」
唯「zzz」
梓「問い詰めないと・・・」
唯「zzz」
梓「問い詰めて・・・唯先輩が『身をもって教えてあげるよ』とか言って獣になったら・・・」
唯「あず・・・にゃぁぁ~ん・・・むちゅちゅ~・・・」
梓「はぅ!?/// き、聞かなかった事にしておきます!!おやすみなさいです!!」
唯「えへへ~・・・」

――――――――――
―――――
―――

3時00分

唯「ほぇ・・・あずにゃんの歌詞、上手くできた夢見たのに・・・忘れちゃったよぉ・・・」
梓「zzz」
唯「タイトルは『あずにゃんにゃんにゃん』にしようって言って・・・皆で演奏したら凄い良い曲になったと思ったんだけどなぁ・・・」
梓「zzz」
唯「演奏している間、凄く気持ち良くて・・・あずにゃんからも感動したって褒められたのに・・・」
梓「zzz」
唯「何で肝心な歌詞を覚えていないんだぁ~・・・」
梓「zzz」
唯「あずにゃん・・・相変わらず、あっちを向いて寝てる・・・」
梓「zzz」
唯「先輩に背を向けて寝るとは、あずにゃんはイケナイ子だねぇ・・・お仕置きしちゃうぞ~・・・ってな冗談は置いておいて・・・」
梓「zzz」
唯「今更だけど・・・卒業しちゃったら私、あずにゃんと毎日会う事ができなくなっちゃうんだ・・・」
梓「zzz」
唯「・・・考えたくないなぁ・・・私、ずっとあずにゃんの傍に居たいよぉ・・・」
梓「うぅ・・・ん・・・じゃぁ私・・・唯先輩の事を何て呼べば・・・」
唯「あずにゃん・・・?また寝言かぁ・・・」
梓「うぅ・・・ん・・・唯・・・先輩・・・」
唯「唯、で良いよぉ・・・なーんちゃって♪・・・でも、その方が恋人みたいで良いよねっ!」
梓「ゅ・・・ぃ・・・?」
唯「おぉ・・・寝言で返してくれたぁ。あずにゃんから呼び捨てされるなんて嬉しいなぁ~」
梓「唯ぃ・・・」
唯「えへへ~・・・もっと呼んで良いんだよぉ~♪呼び方も可愛いから、頭ナデナデしてあげたいなぁ」
梓「ちょっとぉ・・・止めてよぉ・・・唯ぃ・・・」
唯「はぅ!?あ、あずにゃんから拒否られた!?って、夢の中の私、あずにゃんに何してるんだろう!?」
梓「・・・・・・・・・・えへへ~♪」
唯「あれ・・・喜んでる・・・?ね、ねぇ・・・あずにゃんの夢の中の私、一体何やってるんだろう・・・気になるよぉ・・・」
梓「ゆぅいぃ~・・・」
唯「・・・」
梓「てへへ・・・大好きぃ♪」
唯「はわぁ!?///そ、そんな事・・・現実では言われた事無いのに・・・うぅ、あずにゃんの夢の中の私が羨ましいぃ・・・」
梓「うん・・・一緒・・・寝よぉ・・・」
唯「・・・ヤバい、現実にこんな事言われたら・・・なんて考えたら、ドキドキが止まらないよ・・・」
梓「・・・えへへ・・・」
唯「お、おやすみ・・・あずにゃん///」

――――――――――
―――――
―――

3時30分

梓「ん・・・あれぇ・・・?」
唯「zzz」
梓「ロンドン寒いから一緒のお布団で寝てくれるって言ってくれたのに、唯1人で寝てる」
唯「zzz」
梓「唯ぃ・・・私もそっちで寝る~」
唯「zzz」
梓「・・・」ゴソゴソ
唯「zzz」
梓「唯と一緒のお布団・・・温かいよぉ・・・おやすみなさいです・・・」
唯「zzz」
梓「zzz」
唯「てへへ~・・・」
梓「zzz」
唯「あじゅにゃん・・・抱き・・・枕・・・ゲットだよ・・・ぉ・・・」
梓「zzz」
唯「ジャスト・・・フィットォォ・・・」
梓「そんなに強くしちゃ・・・ダメ・・・ですぅ・・・」
唯「えへへ・・・あずにゃぁん・・・」
梓「もぅ・・・唯ったらぁ・・・」
唯「大好き・・・だよぉ・・・」
梓「大好き・・・ですぅ・・・」
唯「zzz」
梓「zzz」

――――――――――
―――――
―――

5時00分

律「皆様、おはようございます・・・私達は今、平沢唯さんと中野梓さんの部屋の前に来ています」
紬「今から寝起きドッキリ in ロンドンを行いたいと思いまぁす♪」
澪「2人を起こさないよう、ちゃんと小声なんだな・・・」
律「何と・・・私達の部屋と唯達の部屋は繋がっている・・・という事なので、ルームキーを使わずに2人の部屋に潜入してみたいと思います!」
紬「2人の愛の巣ね!!」
澪「ムギ落ち着け、興奮しすぎだぞ・・・」
律「では早速・・・部屋に入ってみましたが、さすがにまだグッスリ眠っているようです!こちらは平沢唯さんのベッドのようで・・・」
紬「!!」
澪「!?」

唯「あ・・・ず・・・にゃぁぁぁん・・・」
梓「・・・唯ぃ・・・もっとぉ・・・」

紬「ここは・・・天国ですか!?」
律「ムギ、声大きい!!」
澪「バカッ!律もそんな声出したら・・・」
唯「うぅん・・・あれぇ・・・りっちゃん・・・?」
梓「んん~・・・唯・・・?ムギ先輩・・・澪先輩・・・?」
律「・・・」
紬「・・・」
澪「・・・」
律「えぇっと・・・ホントゴメン・・・」
唯「・・・ほぇぇ?」
澪「私達・・・知らなかったんだ・・・その・・・」
梓「どぉしたんですかぁ・・・?」
紬「唯ちゃんと梓ちゃんが・・・既にそういう仲だったって事を!!大丈夫、私は全然有り・・・というか、むしろ正義だと思うの!!」
律「ムギ、とりあえず落ち着く為に部屋に戻るぞ・・・」
紬「えぇ~・・・こんな楽園に滅多に遭遇できないのにぃ~」
澪「じゃ、邪魔したな・・・あとは2人でゆっくり・・・な・・・」

唯「えっ・・・?」
梓「・・・・・・えっ・・・・・・?」
唯「あずにゃん・・・」
梓「唯・・・・・・・・・・先輩・・・・・・!?」
唯「夢であずにゃん抱き締めてたら・・・本当にあずにゃん抱き締めてたんだぁ♪」
梓「ちょ・・・って私・・・何で・・・唯先輩と・・・寝てるの・・・!?」
唯「何でって、どう考えてもあずにゃんから私のベッドに来てくれたんだよぉ♪・・・あずにゃん、ずっと楽しそうな夢見てたけど、どんな夢見てたの?」
梓「夢・・・夢・・・夢・・・!?わ、私・・・夢の中の意識のまま・・・唯先輩のベッドに!?」
唯「私の事、唯って呼んでくれてたよ♪ どんな夢だったのかなぁ♪」
梓「あっ・・・あぁ・・///」
唯「あずにゃん、夢の中で私に抱きついてくるって事は・・・どういう事なのかな?」
梓「あの・・・それはその・・・///」
唯「我慢してたんなら、言ってくれればこうやって抱き締めてあげるのにぃ~♪」
梓「ち、違うんで・・・って、何で夢の内容がわかるんですか!?
唯「だって・・・み~んな寝言で言ってたよ♪」
梓「にゃ・・・/// にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!///」

律「あいつら、日本に居る時よりも大胆になってるな・・・」
澪「唯が常々言ってたように、スケールが大きくなってるな・・・」
紬「エクセレントォ♪」

END


  • なんだ、本編映像のノベライズか。ネタバレはけしからんけどgj! -- (名無しさん) 2011-12-31 14:06:14
  • 映画、この方が断然良かったなあ -- (名無しさん) 2012-01-01 00:31:18
  • こんなのやられたら顔面ビックバンするぞ -- (名無しさん) 2012-01-07 03:43:27
  • これ見たかったわww最高だ -- (あずにゃんラブ) 2014-01-03 02:11:48
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最終更新:2011年12月30日 22:54