今日は唯先輩に呼ばれて遊びに来ちゃいました。なんでも私のプロフィールを唯先輩が読んでくれたみたいで。
「
あずにゃんの誕生日って11月11日なんだね。覚えやすくていいな」
「あ、はい。よく言われます。世間ではポッキーの日とも呼ばれてますよね」
「フフッ、そんなあずにゃんにポッキーを
プレゼントだよ!」サッ
そう言って唯先輩は唐突にポッキーを差し出す。
「えっ、あの、なんで?」
「誕生日知って急いで買ってきたんだ。ポッキーの日生まれなんだから絶対好きだと思って!」
その理屈はどうかと思いますけど…。
「ありがとうございます!ポッキー好きです」
「よかった~」パァァ
か、可愛い…。それもわざわざ買ってきてくれたとは。
「じゃあ、せっかくなんで一緒に食べましょうか」
「わーい!あずにゃん大好きー」ギュウウ
「はうぅ…///」
「それじゃあ、はい」パクッ
唯先輩は袋を開けると、ポッキーの端を銜えてこっちを向いた。
「え、先輩何を…」
「ん?ポッキーと言ったらポッキーゲームだよね」
「ななな///」
何ですかそのベタな発想は!てゆうか誰にそんなことを…まさかお、おとk
「せせ先輩まさか他の誰かともうやっちゃってるんですか!?」
「ふぇ?」
…あれ、私勢い余って変なこと言っちゃいました?でも落ち着いていられますか!
「うん、りっちゃんに教えてもらったんだ~。ムギちゃんと澪ちゃんもやったんだよ」
「あ、ああそうなんですか」ホッ
よかった。とりあえずよかった。
「だからあずにゃんも、しよ?」
「いや、それは…」
「…いやなの?」ウルウル
「…やります///」
そう、せっかく先輩とのキ、キ、キスのチャンス。二人っきりだし、ちょっとくらいいいよね…?
「それじゃあ、はいっ!」パクッ
「うう…///」ぱく
「ほれじゃあふたーと」サクサクサク…
うわっ、ゆ、唯先輩速いです。まだ心の準備が…
サークサクサク…
ああ唯先輩の可愛い顔が、愛らしい唇が、近づいてくる…。先輩、私初めてなんですからね…。キs ぽきっ
「うん、うーまい!」もぐもぐごくんっ
「えっ」
「どうだった?ポッキー銜えたあずにゃん可愛かったよ~」
「」
「あれ、あずにゃん?」
「」プルプル
「もしかして私が半分以上食べちゃったから怒ってる?」
「……こんなんじゃだめですー!!」ガオー
「ひええごめんよあずにゃん!まだいっぱいあるから、ね?」
「そうじゃないです!ポッキーゲーム、もう一回やるです!」
「わ、わかったよあずにゃん」アセアセ
「じゃあ、いきますよ?」
サクサクサク…ぽきっ
「なんで折っちゃうんですかー!!!」ガオー
「あわわ…だってそうやってりっちゃんに教わったし…」
律先輩もちゃんとそこは考えてたんですね。結局は期待した私がバカだったんですね…あれ、なんだか凄く辛い…。
「グスッ…もういいです…先輩とせっかく…せっかくキス…うぅ…」
「え…あずにゃん、私とちゅーしたいの?」
「そんな…ことないです…」
「じゃあポッキーゲームはやーめたっ」
「…はい」
「そのかわり…」
そう言ったかと思うと唯先輩はいきなり私に飛びついてきて、そして…
チュッ
「ゆゆゆ唯先輩!?」
「えへへ、しちゃった///」
「…///」カァァ
「前にビンタされちゃったから、ちゅーは嫌なんだと思ってたよ」
「…そんなこと、ないです」チュッ
「わわっあずにゃん!?」
「もっと、唯先輩と…したいです///」
「あずにゃん…///」
その後私たちはポッキーゲームを全部無くなるまで続けました。もちろん途中で折ったりなんか…していませんよ?
「ふぅ…あ、あずにゃん、実はプリッツも…あるんだ///」
「はぁはぁ…。頂きます、唯先輩…」
おしまい
- プリッツww -- (ぴー) 2010-07-24 23:24:48
- もちろんトッポもあるよ -- (名無しさん) 2010-08-25 00:28:11
- そしてまたポッキー(いちご)でやると・・・ -- (名無しさん) 2010-08-30 13:05:14
- たけのこの里でどう? -- (名無しさん) 2012-04-29 20:28:04
- なら恵方巻きだ! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-21 02:41:18
- 俺もトッポがいいかな -- (名無しさん) 2017-05-12 00:17:14
最終更新:2009年12月18日 13:08