「いつか…覚めることが分かってる夢の中にいるみたいで」
「ずっと…ずっとそんな気持ちが消えなくて」
「だから、追いかけるのが…失うことが怖くて」
「だから、自分の心に蓋をして」
「でも…」
「恋したことは間違いだった?」
「わかりません」
「だって…“それ”を自覚した時には、私の中からとめどなく溢れ出してて」
「もう、私の意志じゃどうにもならなくて」
「とても辛いのに…何故か凄く暖かくて優しくて」
「もう、どうしていいかわからなくなって」
「苦しかったんだね」
「一人で…頑張ってきたんだね」
「離れてしまえば」
「この苦しみは消えるんですか?」
「夢から覚めるように」
「いつか…私の想いも風化していくんですか?」
「唯先輩…?」
「そんなことないよ」
「私が忘れない」
「夢から覚めても、私が傍にいるから」
「もう、苦しい思いはさせない」
「目一杯の暖かさも優しさも全部あげるよ」
- いいね -- (名無しさん) 2014-04-25 04:59:19
最終更新:2012年06月21日 00:34