純「梓ってさぁ、唯先輩のこと好きなの?」
梓「え?な、なに言ってるの?」
純「だってよく先輩のこと話してるじゃん?ギター上手くなったとかいつも抱きついてくるとか」
梓「だ、だからって好きっていうのはおかしいでしょ!あり得ないから!」
梓(そうだよ、あり得ない、絶対…あり得ない…)
純「そっかー!よかったー」
梓「え?どういうこと?」
純「うん…実は最近、唯先輩結構いいなーって思ってるんだ」
梓「え…」
梓「かわいいし、一緒にいたら楽しそうだし!今度遊びに誘ってみようかなって」
梓「へぇ…」
純「梓は応援してくれるよね!?」
梓「うん…」
梓(なんだろう、このムカムカする気持ち…純にこんな気持ちになっちゃ、ダメ…)
唯「おーい!あずにゃーん!部室行こうよー!」
梓「先輩…」
純「あ!先輩!ちょっとお話があるんですけど!」
唯「なあに?純ちゃん」
梓(やめてよ。そんな風に話しかけないでよ。先輩も純にそんな笑顔向けないでよ…)
純「あの、唯先輩って、彼氏とかいるんですか?」
唯「え?いないけど」
梓(純はそういうこと、そんな簡単に聞くんだ。私はずっと聞けなかったのに)
純「じゃあ、その…私と今度デートしませんか?映画行ったり買い物したり!」
唯「デートかぁ…おもしろいかも!うん、いいよ!」
梓(OK…するんだ。そんな簡単に…やだよ…やめてよ…行くなんて言わないでよ…)
純「じゃあー、まずは
これからお茶でも飲みに行きません?」
唯「え、でも部活…」
純「一日くらい大丈夫ですよ!ねえ梓、大丈夫だよね!」
梓「…め」
純「え?」
梓「今日はだめ、だから…唯先輩、行きましょう」
唯「うえ?わ、ちょ」
純「ちょっと梓!なによもう…」
部室前の階段
梓「あ…ごめんなさい…」
唯「どうしたのあずにゃん?なんか泣きそうな顔してるよ?」
梓「唯先輩は、純のことどう思ってるんですか」
唯「え?そうだなあ、かわいい子だとは思うね!」
梓「そう、ですか。そうですよね、愛想いいし、色々流行りのこと知ってるし…」
唯「…あずにゃん?」
唯「あずにゃん、泣いてるの?」
梓「な、泣いていません!邪魔してごめんなさい、純のとこに行ってください」
唯「…行かないよ」
梓「え…」
ギュッ
唯「今はあずにゃんと一緒にいたいから、行かない」
梓「せ…先輩…」
唯「ねえ、なんでそんな顔してるの?」
梓「わっ…私…先輩が、取られちゃうって思って…そしたら、なんか…うぇぇ…」
唯「よしよし、私はあずにゃんのこと大好きだよ?絶対離さないよ」
梓「グスっ…私も先輩のこと、大好きです。純や他の先輩や、憂にだって負けないくらい、大好き」
唯「ありがとうあずにゃん♪そうだお礼に…ちゅっ♪」
梓「っ…!な、ななな何を!?」
唯「えへへ、あずにゃんの唇って柔らかいね♪」
梓「あ、うう…初めて、だったのに…先輩のばか!」
唯「あう、ごめんねあずにゃん、怒ってる?」
梓「はい、怒ってます」
唯「ご、ごめん…許してー?」
梓「じゃあ…もう一回してください。そしたら許してあげます」
唯「んもー、あずにゃんたら欲張りなんだからー♪じゃあ、こっち向いて?」
梓「…はい」
梓(純、ごめん。嘘ついてた…私やっぱり唯先輩のこと、大好きだ)
チュッ…
- ふーんだ、どうせ私はピエロだよ……でも、よかったね、梓 -- (純) 2010-07-31 03:38:19
- いやもしかしたら純は梓唯をだすための行動かも -- (あずにゃんラブ) 2013-01-25 00:40:58
- 純は独り身の方が輝くんだよ(適当) -- (名無しさん) 2014-08-27 23:11:13
最終更新:2009年11月14日 02:51