唯先輩が卒業して3週間・・・私、中野梓は初めて唯先輩の新居にお呼ばれされていた。
一応説明すると、唯先輩は4月から大学生になるので、一人暮らしを始める事になっている。
引っ越しも済み、私も学校が春休みという事で、初めて唯先輩の新居に行く事になったのだ。
「こんにちはー」
「あずにゃーん、待ってたよぉぉぉぉ!!」
唯先輩は相変わらずといった感じで、私に抱きついてきた。
まぁ、唯先輩は引っ越し、私も憂や純と軽音部の
これからについて色々話をしていたのもあり、こうやって2人で会うのは2週間ぶりだった。
「
あずにゃん、寂しかったよぉぉ!」
「すみません、せっかく私達、恋人同士なのに・・・2週間のブランクは空きすぎでしたね」
「もう、今夜は帰さないからね、あずにゃん!!」
唯先輩は私に激しく頬擦りしてきた。もう、激しすぎて私のほっぺたが削れちゃいますよ・・・。
まぁ、話を戻して・・・唯先輩の新居は、日当たりも良好で、内装も綺麗だった。部屋の広さも・・・2人住んでも問題ないくらい。
この感じだと、学校が始まっても、週末に唯先輩の新居に通ってお泊まりとかもできそうかな。
「学校が始まるまでは、時間も結構取れそうなので、こうやって唯先輩と2人きりで居られる時間も増えますね」
「わぁ、嬉しいなー♪」
「唯先輩に寂しい思いをさせてしまった分、しっかり尽くしますから・・・何でも言ってくださいね!」
「だったら・・・あずにゃん・・・実はお願いがあるの」
「何ですか?」
唯先輩は少し恥ずかしそうに・・・体をクネクネさせながら私に話を切り出した。
「恥ずかしいんだけど・・・私、実は少し溜まってるんだ・・・だから、あずにゃんに・・・してもらいたいの・・・」
そう言うと、唯先輩はある物を差し出してきた。
一応表現すると・・・硬くて長い棒だった。長さからすると、約15センチくらいだろうか。
「そ、そんな・・・私、自分以外でやった事なんて・・・」
「私だって、自分からこんな事をお願いした事なんてないけど・・・でも、あずにゃんに・・・やってもらいたいの」
「・・・えーっと・・・唯先輩がそこまで言うなら・・・」
唯先輩からのお願いに、私は断り切れなかった。
恋人同士・・・いずれはこういう事をやる時が来るのだろうと思っていたけれど、いざとなると緊張してしまう。
唯先輩から渡された1本の棒・・・一応、私も自分専用の物を持っている。
これを使って、私自身が気持ち良くなる事はあるけれど・・・唯先輩を気持ち良くさせる事はできるのかな・・・。
今、私は横になっている唯先輩を見下ろしている。・・・まぁ、覆い被さろうとしていると言えば良いのかな・・・。
「い、いきますよ・・・?」
「う、うん・・・」
私は、恐る恐る棒を・・・唯先輩の中に入れてみた。
唯先輩に痛みを与えぬよう、最初は慎重だった。
「ん・・・」
声を漏らし、ピクリと動く唯先輩・・・。
しかし、その声は苦痛で出たというよりも、初めて味わう心地良さに思わず出てしまったような感じだった。
「あっ・・・そこ・・・」
「気持ち良いですか・・・唯先輩・・・」
「ん・・・うぅ、気持ち良いよぉ・・・」
「じゃぁ、もう少しここを・・・」
「あぁ・・・い、良いよぉ、あずにゃぁん・・・」
部屋には、唯先輩のとろけそうな声が響いていた。それに、快楽をこらえていそうな表情・・・。
そんな唯先輩を独り占めにできる事に、私はちょっぴり満足感を覚えていた。
「もっと、やってほしいですか?」
「うん・・・お願い、あずにゃん・・・」
「唯先輩だけ気持ちよくなるなんて、何かズルイです」
「私も・・・後であずにゃんにしてあげるから・・・だから、もう少しやって欲しいよぉ・・・」
「・・・そんな目でおねだりするなんて・・・しょうがないですねぇ、唯先輩は・・・」
ちょっと意地悪をしてみたけれど・・・上目遣いでお願いされたら断れるわけもない。
唯先輩は体を反転させ、私が再び覆い被さってくるのを今か今かと待っているようだ。
私は再度、その棒を唯先輩の中に入れ、ゆっくり、優しく動かし始めた。
「唯先輩・・・力、抜いてくださいね・・・」
「あぁ・・・あっ・・・そこも気持ち良いよぉ・・・」
「唯先輩は、ここも気持ち良いんですね・・・だったら、もっとクリクリしてあげますよ」
「んぅ・・・あずにゃん・・・凄いテクニシャン・・・」
「そ、そんな事ないですよ・・・でも、唯先輩が喜んでくれるなら・・・私、もっとやってあげますよ?」
「あっ・・・あぁ、気持ち良い・・・」
そして・・・事は終わった。唯先輩は力が抜け、ふにゃっとした表情をしている。
私自身も、こんな事を他人にした事は勿論初めてだったけど、恋人である唯先輩がここまで喜んでくれた事が嬉しかった。
「はぁ・・・凄く良かったよ、あずにゃん・・・」
「唯先輩・・・本当に溜まってたんですね・・・」
「やっ・・・そんな見ないでぇ・・・」
「でも、唯先輩が何度も気持ち良いって言ってくれて・・・私、嬉しかったです」
「だって、本当に気持ち良かったんだもん・・・」
唯先輩は、私の袖をギュッと掴んだ。
そんな唯先輩の頭を、私はそっと撫でてあげた。
「今度は私にも・・・してください///」
「うん・・・でも、私・・・あずにゃんみたいに上手くできるかな・・・」
「私だって、初めてやったんです・・・唯先輩もできますよ・・・」
「私・・・精一杯、あずにゃんを気持ち良くできるように頑張るけど・・・下手だったらゴメンね・・・」
私は先程まで使っていた棒を唯先輩に渡し、横になった。
目の前には唯先輩の体がある。上を見れば、唯先輩の顔が至近距離にある。
「じゃぁ、いくよ・・・あずにゃん・・・」
耳元でそっと囁かれる。いざとなると、やっぱり初めてだから緊張してしまう。
胸がドキドキしているのがよくわかる。このドキドキ・・・唯先輩にも伝わっちゃってるのかな・・・。
「あずにゃん・・・前回自分でやったのはいつ?」
「1週間くらい前・・・です」
「じゃぁ、あずにゃんも少し溜まってるのかな?」
そんな事を言われてしまうと、ちょっと恥ずかしくなっちゃうよ・・・。
鼓動がどんどん高鳴っていくのを感じながら、私は唯先輩の操る例の棒を受け入れた。
「んぅ・・・」
いつも自分でやっている事とは言え、他人にしてもらうとなると、若干・・・ほんのちょっとだけ恐怖感があった。
「もし痛かったら・・・ちゃんと言ってね」
唯先輩の一言で少し落ち着きを取り戻したが、すぐに私も気持ち良さを実感する事になるのだった。
「あっ・・・そこ・・・良いかもです・・・」
「ここ?・・・あずにゃんはここが気持ち良いの?」
「はい・・・あっ、良い・・・凄く良いです、唯先輩・・・」
「じゃぁ、もっともっとしてあげるよ、あずにゃん・・・」
「はい・・・お願いします・・・にゃっ・・・///」
唯先輩は最初の自信の無さそうな言葉とは裏腹に、私をどんどん快感への道に導いていった。
「はぅ・・・唯先輩・・・凄く上手じゃないですかぁ・・・」
「えへへ・・・あずにゃんに喜んでもらえて嬉しいよ」
「唯先輩・・・もっと・・・やってほしいです・・・」
「え~・・・どうしようかな~・・・」
「お願いです、唯先輩・・・」
私は懇願しながら、唯先輩の事を見つめている。
ここで終わるなんて嫌だ・・・その思いから、私は目を潤ませていた。
「あずにゃんがそんな色っぽい表情で言うなら・・・続き・・・してあげるよ・・・」
「ひゃんっ///」
唯先輩から耳に息を吹きかけられ、私は思わず甲高い声を出してしまった。
恥ずかしさのあまり、すぐに体を反転させ、唯先輩に背を向けていた。
「あずにゃん・・・そんな可愛い声出しちゃうと、何だかいじめたくなっちゃうなぁ・・・」
唯先輩は、ピタリと動きを止めてしまった。
私は唯先輩に背を向けているので、唯先輩がどんな表情をしているのかをうかがう事はできない。
「唯先輩・・・続き・・・やってくださいよぉ・・・」
「・・・どうしようかな~」
「最後まで・・・唯先輩にやってほしいんです・・・」
「もう・・・あずにゃんは甘えんぼさんだなぁ・・・」
唯先輩は再び、手に持つ棒を動かし始めた。クリクリと私の中に刺激を与え、そして快感へと誘っていった。
「んぅ・・・そこが・・・一番気持ち良いです・・・」
「あずにゃんも・・・ちょっと溜まってたんだねぇ・・・」
「そ、そんな事・・・あっ・・・無いです・・・あっ・・・」
「・・・後でこれを見たら、否定できなくなるよ、あずにゃん・・・」
唯先輩はゆっくり、優しく手を動かし続けた。
「はいっ・・・あずにゃん、終わりだよぉ」
「ふぅ・・・ふぅ・・・唯先輩も・・・結構なテクニシャンでしたよぉ・・・」
先程の唯先輩同様、私もあまりの気持ち良さに全身の力が抜けていた。
「あずにゃんが凄く気持ち良さそうだったから・・・つい、手が止まらなかったよ」
「また・・・お願いしても良いですか・・・?」
「うん・・・その時は、私もまたお願いね♪」
「はいっ!・・・でも、こういう事をしていると、私達恋人同士なんだなって実感できますね!」
「そうだねぇ・・・こうやって、あずにゃんに膝枕してあげたり・・・」
「唯先輩に膝枕をしてもらって、こうやって耳掃除もしてもらったり・・・」
「私達、ラブラブだねー♪」
「そうですねー♪」
「お互いに膝枕をして、耳掃除をするって、凄く気持ち良いよね♪」
「本当、気持ち良いですよね♪」
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「あずにゃん、あずにゃん・・・私達の会話を聞いて(見て)いる人が居るよ!」
「ほ、本当ですね・・・///」
「途中・・・ちょっとエッチな事・・・考えたりしてないよね!?///」
「大丈夫ですよ、唯先輩・・・ここに居るのは紳士と淑女だけです・・・でも、エ、エエエ・・・エッチな事を考えるのは良くないと思います!!」
END
最終更新:2010年10月10日 17:36