+ | 準備 |
近年、平戸島のみならず肥前肥後で賊の脅威が増大し、平戸の商圏全体が脅かされている
数年来の会合衆と悪党衆との争いによって、両陣営とそれに与した地侍、地元傭兵の兵力が損耗して治安維持能力が低下
悪党衆との和睦は、悪党が川内峠の南砦を引き渡せと要求していて、話にならない
またエリカは、砦建設の責任を負わなければいけないホロを助ける気はないので、手伝いたくない
平戸の商圏全体が脅かされているとして、余力の在る者(エリカや喪黒派閥)が回ることに。
更に会合衆(喪黒派閥以外)から賞金を出して(お金を吸う)もらえることに エリカは(目障りな)賊(に認定した地侍)を倒すのが責務(と特権) つまり目障りな地侍を賊認定して、平戸から軍資金と援軍を引きずり出した ※但し相手は、形兆が片づけたがっていた11騎の騎馬武者による強盗集団かも? その場合はエリカの利害抜きに平戸に目障りな存在
脇山殿が、仮想敵で在る地侍一族と仲が悪い地侍一族に話を通して、土地を分け合うことで話がついた
なお街道上の要所は、脇山一族の中で、脇山殿の命令を聞く若者たちに新しい家として与える予定
脇山24騎衆及び徒士及び足軽120が平戸門前に集結。普段は仲が悪いのに、美味しい話になると協力する
上手くいけば可愛がってる次男、三男が切り取った土地を得て部屋住みから自立できる
彼岸寺の僧兵20名が動員
エリカ衆約100人が動員 盾になる雑兵、雑卒が300名臨時雇用された
億泰が20名のカブキ者を援軍に送ってきた
妹が馬借の噴上を雇い入れた。40名の斥候を指揮してくれる。軽騎兵斥候、輜重隊に+ 炭焼のジョーが補給物資を送ってきた 平戸司令官カン・ユーの働きかけで、街道上にある平戸側砦を補給物資の集積地点として利用できるようになった 金銭的負担が低下した
国見山合戦の勝利でエリカが、平戸から佐世保→伊万里ルートを完全に掌握したから、松浦に気兼ねなく、唐津近郊まで軍勢を動かせる。
鍋島と平戸の関係は、一応は共に幕臣で共存共栄。ゲヒ殿経由で、領内で軍隊を動かす了承は貰った (半島) 海 唐津 平戸 (海峡) 松浦 ○エリカ本隊 伊万里 ☆エリカ前衛 地侍★目的地 佐世保 |
+ | 開戦 |
練度の高い兵と、素っ破、軽騎兵を先行させた。予測される進路に伏せて、待ち伏せ
目標は騎馬武者。伝令を担当するであろう主力を狙い撃ちに 既に調べ上げた地図で、伏兵すべき点と退路は確認済み。季節に拠る変化と一部の地元農民も買収済み 敵の処理能力は飽和させる。戦果は騎兵5騎を討ち取った 敵も思い切りよく見切って素早く動員を完了。博多から借金して傭兵をかき集め、打って出てきた
平戸出発から3日目の11時。八月十日。唐津南 柏崎付近の平野にて筑前武藤クニミツとエリカ・脇山連合が開戦
【11時~13時】
敵軍の勢いは尋常ではなく、エリカ隊は全面に渡って守勢に回っている しかしいずれの軍もよく持ちこたえている。敵軍は農兵や雑兵ばらをかき集めた寄せ集め。だが数は多い 質を数で補っているので、この勢いは長くは続かぬと珠美の見立て。七海も同意見 炭治郎は右翼の脇山隊を救援して、雇われ浪人を70名削る
中央のやーこ軍は手強い敵が矢玉を惜しまずに攻撃してくるため崩されそうになった
噴上隊の援軍で立て直し、ワゴンブルクと防柵を築いて安定させる 左翼の七海隊はあさ虎が死体の山を築く
3日目 11時
敵前衛 敵右翼 vs 敵左翼 vs エリカ前衛 vs 七海+あさ虎 エリカ衆+雑兵 脇山党+雑兵 エリカ衆+雑兵 やーこ 鉄砲隊 言葉 エリカ本陣 トウカ/シャア 炭PT
【13時~15時20分】
七海隊はひたすら前進。敵を半壊させる。そのせいで他の味方と距離が離れまくる 脇山党は堅実に守り、臨時雇いの浪人にはそれなりに被害が出てるが、しかし中核の脇山党の武者は全く削られてない。手元の斥候も、温存している 炭治郎は総計で、浪人を116、農兵を25、歴戦の農兵を25、野伏を22倒す やーこ隊には手強い兵が集中しているようだが、伝令を送ると炭治郎の救援は必要ないとのこと やーこ隊が安定したので噴上は本陣に戻り、本陣を固めつつ斥候と伝令を厚くして連携に専念
3日目 13時 20分
本陣? 敵右翼(後退 vs 死体の山 七海+あさ虎(前進 敵前衛 エリカ衆+雑兵 vs 敵左翼 敵の死体 エリカ前衛 vs 敵の死体 エリカ衆+雑兵 脇山党+雑兵 敵の死体 やーこ 防柵 鉄砲隊 炭PT 傾奇者(億泰の手勢20 雑兵 言葉 エリカ本陣 僧兵20 トウカ/シャア 警戒-噴上40
【15時20分~】
脇山党と戦っていた浪人や野伏が逃げ出す。炭治郎によって180名以上が死に、数的有利が消えつつある 伊吹雷電(一夏と互角に戦える)が一騎打ちを挑んできた そこそこのダメージを負うも倒し、周りの熟練兵も切り捨てる それから間もなく敵右翼を粉砕して時計回りに進軍してきた七海隊が、脇山隊の右斜め前に出現。敵左翼の挟撃に移る 敵中央は200の精鋭(従士や逃げ出さない地元兵)を救援に派遣する 凄まじい士気と勢いで暴れる救援隊に、僧兵やカブキ者も傷つき、脇山隊は崩れそうになる 炭治郎は統率回復を試みるが、失敗 乱戦の中で味方を助けるために敵を斬りながら後退する。敵の増援を短時間で100人斬ると相手の勢いが止まった
3日目 16時30分
あさ虎&左翼(七海 敵の死体 敵の死体 敵前衛 敵の死体 vs 敵左翼 (-224) 敵の死体 エリカ前衛 vs 敵の死体 エリカ衆+雑兵 脇山党+雑兵 炭PT 傾奇者20 敵の死体 やーこ 防柵 鉄砲隊 伝令 伝令 雑兵 言葉 エリカ本陣 僧兵20 トウカ/シャア 警戒-噴上40
【17時30分~】
それから間もなく死戦を続けていた気力の糸がぷつりと途切れたように、敵勢の大半が動きを止めた やーこと噴上の連携によって包囲網が盤石になり、敵は総崩れになる 炭治郎は追撃で敵の精鋭を討ち取って戦果を拡大する
3日目 17時30分
屋敷? ↑ 本陣(逃げた? → 溶けた 600名死亡 奇襲を警戒 敵前衛よりも敵左翼を挟撃 ↓ 敵前衛 敵の死体 あさ虎&左翼(七海 敵の死体 噴上40 (-100 敵の死体 エリカ前衛 敵左翼 (-224) 敵の死体 やーこ鉄砲隊 vs 敵の死体 エリカ衆+雑兵 脇山党+雑兵 炭PT 傾奇者20 敵の死体 防柵 援軍精鋭 僧兵20 予備兵力(やーこの指示 伝令 伝令 雑兵 言葉 エリカ本陣
3日目の野戦を神の視点やそれぞれの当事者視点で振り返る
【陣形】
200(本陣)
400 600 400
防柵 防柵 防柵※ ←簡易
180 210 240 本陣10 炭+傾奇者20 僧兵20 噴上40
~~~~~~~~~~~~
遭遇戦で在ったので、時間がなく防柵は簡易 ただし、初期段階に置いて、大軍で強襲してきた敵勢は、陣形が乱れていた 最初期は、敵の攻勢。激しく攻め立ててくる。クニミツは遊兵を作らないで全ブッパ
初日で思ったよりも大軍。
防柵が整わないうちに押し込まれて崩れそうになったけど、噴上がフォローした やーこはシャアか、トウカを寄越して欲しかった
~~~~~~~~~~~~
左翼
エリカ衆 50 傭兵 100 雑卒 30 あさ虎
中央
エリカ衆 20 鉄砲 20 傭兵 100 雑卒 70
本陣
エリカ 10 僧兵 20 シャア、トウカ、言葉
右翼
脇山 140 傭兵 100 長男 傾奇者 20
後衛
噴上 40
【左翼】
400
防柵 180
あさ虎延々と射殺し続けた。
~~~~~~~~~~~
1時間経過
250
敵の戦死150 防柵 140 手負い30 傭兵多め ~~~~~~~~~~~~~ 2時間経過
+40精兵 増援
100 +40増援 敵の戦死300
防柵
160 手負い20 手当で復帰するほうが多い
~~~~~~~~~~~~~
3時間経過
+60精兵
→100 距離を取りつつ、追撃して撃ち合い。 敵の戦死380
180 手当で復帰
盾やら竹束で守りながら、前進。
移動時間含めて1時間で80戦死
~~~~~~~~~~~~~ 4時間経過 15時
+40精兵 本陣から増援
80
敵の戦死 460
180(七海
~~~~~~~~~~~~~
5時間経過 16時
全滅 180(七海 →
敵の戦死 500~ 残りは散り散り
~~~~~~~~~~~~~
あさ虎
本陣60逃げた。
溶けた 500 100逃げた。
【右翼。脇山殿視点】
400
防柵 240+20+炭
最初から長男が来たので、脇山殿は拙そうな中央へ増援30を送った。
~~~~~~~~~~~~
13時00分
400→330 (長男が与えた打撃だけ
防柵 長男が奮戦 240+20
脇山殿の部隊は、中央に対して援護射撃。
陣が相互に連携して援護射撃している。
~~~~~~~~~~~~~~
14時
330→290
防柵 長男が奮戦 160+20
※60を中央への増援
脇山殿は中央に援護射撃。
陣が相互に連携して援護射撃している。
~~~~~~~~~~~~~~~
14時20分
290→260
防柵 160+20
脇山党は、敵の攻勢を受け流している。
熟練の足軽勢は崩れる様子を見せない。 ~~~~~~~~~~~~~ 15時 260→230 防柵 160+20
~~~~~~~~~
15時20分 230→210 防柵 160+20
~~~~~~~~~~~~~
16時10分 210→160 防柵 160+20 増援が帰還+60
~~~~~~~~~~~~~~~~
17時
160+200
防柵 220+20
中央から精鋭200の増援に殴られる。
やーこと脇山殿の事前の作戦 公称800 更に味方の援軍が300~400
国境に布陣して、集まってきたら進軍。野伏やら陣借りも来るやろ 相手は、精々、一千から千二百。勝ったな!
クニミツ勢
うおおおお!初日に兵を集められるだけ集めて(1600~ 長くは続かない。 国境まで全軍前進!短期決戦だッ! ※1600集められたのは、期待値15の傭兵参集が30だった点と、 前哨戦の騎馬武者の被害ダイスが最小だったせいでクニミツ側の動員が上手くいった事による
やーこにとって最悪レベルの遭遇戦
エリカ衆、傾奇者、僧兵の何人かは死傷。だが想定内の被害。エリカ衆の補充の目処は付いている
傭兵300 牢人/傭兵 博多から借金して引っ張ってきた
野伏300 600 28~32 武装農民~足軽 金をばらまいてかき集めた 農兵200 足軽 32~20 あまり戦に向いてないものにも武具を配った 農兵400 1200 雑兵 小者~雑卒 24~16 同上。上の400合わせて600だが、通常の根こそぎ動員なら最大でも300 農兵200 老兵、少年兵 16~12 小者~雑卒 通常の根こそぎ動員では、絶対に動員しない層 地侍120 1600 32~40 足軽、徒士、徒武者、騎馬武者、一門衆。土着の半農半武の足軽を含んで120 縁戚80
クニミツの身代は数千石(2500くらい?)。普段は根こそぎ動員で農兵200~300
通常動員だと全部込みで300。総力戦でも700。1600は借金や脅迫的な動員など、勝っても破滅濃厚な動員 |
+ | 館攻めと後始末 |
事前に予測したよりも多い敵の数と、約束した援軍を派遣しない他勢力
明日には援軍も来るそうだが、この日に参戦して奮闘した脇山分家衆は、参戦してない連中に切り取った土地を分け与えるのを嫌がる エリカの悪巧みでスケープゴートを皆で袋叩きしてする政治的取引が成り立ち、脇山衆も矛を収める
敵が多勢だったのは、博多から数年分の収穫を担保に金を借りて雇った兵で短期決戦を仕掛けていたから
回収した証文によると地侍に貸した相手は蔵前、利根川、垂金など博多の有力者 積極的に敵対する理由は思い浮かばないがエリカの妨害がメインなのか、 単に相手と付き合いがあったのか、貸した理由は不明
クニミツ残党は足軽以上が100。館に籠もって死ぬまで戦うつもり。死兵化
エリカは博多会合衆の働きかけによる幕府や朝廷の和睦仲介が怖い。その前に終わらせてしまいたい 太宰府は亜人蠢動を抑止する地侍の滅亡を望んでない。博多会合衆は金を貸したクニミツの敗北は望まない 珠美は1日準備して援軍の約束をした味方を集めた上での総攻めを決意
エリカも珠美もやーこも未体験。人材も準備も経験も足りてない。意見出しの結果は↓のようになった
火攻めは仕掛けて、かつ素早く撤退できる複数の素っ破が必要。火矢の準備に時間がかかり、火矢だけでは延焼する前に対処される。攻めながらの火矢は有効
水攻めは時間や大量の動員が必要(大規模土木工事をやる) 夜に法螺貝等で音を立てるのはホウレンソウを徹底しないと、味方も眠れなくなったり騙されて反応する→取り決めなどに時間がかかり、敵の予想外の反応などリスクもある 内応の誘いによる切り崩しは、事前に一族の関係を調べておける草と時間が必要。今のエリカ・脇山党に、攻城戦の経験やニンジャなど人材が足りてない 大鉄砲が数挺あれば、館の門を破壊できた ※但し反動のでかい大鉄砲の運用は未経験で手探り クニミツ達支配層の武士は、女子供含めて根切りにしたいのが地侍の本音。但し頼もしい味方・アライメント善に配慮する余地はある
館内の地の利を生かして、1人が相手に組み付いて動きを止め、数人で囲んで強者を屠る強さを見せる武藤残兵
組み付いた兵士は死を覚悟する捨て身の戦法 閉所で囲まれて退路を断たれると炭治郎ですら危うい
野戦に参加できずに遅参した味方400が先陣を切って館へ。あさ虎とエリカ衆は援護射撃
凄惨な戦いで先陣の400に大被害が出るものの、他勢力からの干渉もなく無事に戦いが終わる 炭治郎達は特にすることもなく見守る
鎌倉の配下の脇山党には、織田幕府の惣無事令は適用できない
此処数年は境界争いの他、脇山氏懇意の平戸商人が幾度か、荷を奪われていた 鎌倉や大宰府に対して度々調停と返還を求める訴えが出ていた。被害総額は1000両を超えていた ※被害はある程度盛っていた。太宰府の役人も多少抱き込んであった。武藤側の幹部が討ち死にしたので、死人に口なし
脇山党は武藤氏2000~3000石の所領のうち、数割の横領に成功する
エリカは珠美と懇意で話の分かる新たな支配者と未統治領域の通行や交易関連の話ができる
寺に匿われていた武藤氏の残党は、物心の付かない幼子を除いて族滅された
幼子は武藤氏の一族としては死に、別人として里親に出されて生きることに このことを知るのは、やーこと古参兵と炭治郎、エリカ、マチ、珠美
炭治郎は強引に動員されたであろう農兵を斬ったり、女子供まで滅ぼさないといけない戦いに疑問を感じる
エリカや脇山党は武藤氏と敵対的だったが、殆ど巻き添えの農兵も含めてとことんまで殺し合わないといけなかったのか エリカと珠美は賊討伐という名目で、邪魔な地侍との抗争に引き込んだことを謝罪 ただ二度としないとは言わなかった(したくない、せずに済ませたいとは言ったが) |
+ | 裏事情 |
武力行使に武力行使のメリットとデメリットが有るように穏当な手段には、穏当な手段のメリットとデメリットが存在
二人にとって、武藤氏は潜在的に大きな脅威であり、かつ族滅がリスクはあるものの比較的に達成容易 メリットが大きい選択肢の一つであった 現時点では、比較的に容易というのは、エリカの資金力が比較的に大きい状況、かつ英雄ユニットと脇山氏が協力可能な状況に対して 武藤氏および、 他の豪商会合衆が、いまだ未統治領域との交易における利益を認識しておらず、 現時点では結びついていないことから、武藤氏単独を相手取る事が可能
時間経過によって、平戸、ないし、他都市。特に博多の豪商、会合衆と武藤氏に対して、未統治領域との交易がバレるのは時間の問題
2年ないし3年。間違いなく5年以内には、会合衆の誰かしらが武藤氏に働きかけていただろうと『エリカは危惧していた』 他の会合衆と武藤氏が結びついた時点で、エリカには、武藤氏に対する勝ち目が殆んどなくなる その後に来るのは、博多、或いは平戸の老舗や会合衆巨頭達による未統治領域の交易市場の分割となる
武藤氏が利益を吸い続けたら、強大化してエリカを締め出し、自分たちで交易を取り仕切る可能性もあった(商人と協力せずに交易を仕切れるかどうかは不明だが)
エリカにとっては、武藤氏は様々なリスク覚悟で族滅に値した その意味で、武藤氏が強欲な典型的地侍で、エリカたちにとってむしろ良かった 下手に良心的だったり、協力的だったらとても滅ぼせなかった ※未統治領域とは1回の大規模交易で数千両の利益になる。これに細々とした定期交易が加わる
会合衆は、欧州の商業貴族
或いは、ヴェネツィアとか、ハプスブルクと同類で、彼らが経済的権益を目的として戦争を仕掛けるのと同じ感覚 ヴェネツィア貴族達は、十字軍に便乗して中東やバルカン周辺を切り取って領土化してる |