唯澪@ ウィキ

無題(05)

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yuimio

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無題(05)


それは、いつものティータイムが始まろうとしていた時のこと…

唯「澪ちゃん、このストロベリーケーキおいしいよー♪」
澪「お、じゃあそれ食べようかな。ムギ、紅茶を…」
律「その前に澪、このコーヒー飲んでいいぞ!律さまからのお裾分けだ!」
澪「ただ単に飲みきれなくなっただけだろ!まったく、買ったらちゃんと最後まで飲まなきゃだめだろ…チュー」
唯「……」ジー
澪「ん、どうした唯?そんな怖い顔して」
唯「…澪ちゃん、りっちゃんが飲んだコーヒー飲んだ」
澪「それがどうかしたか?」
唯「…なんでもない!」
澪「?」

どうしたんだろ唯。私がコーヒー飲んだくらいで…あ、まさか唯が飲みたかったのかな?
まずったな、ちゃんと確認しとくんだった…

紬「…澪ちゃんて意外と鈍感ね」
梓「…ですね」
律「ほーれ澪、ケーキ食わせてやるから口開けろー♪」
澪「い、いいよ、自分で食べるって!」
律「いいからいいから!それともなにか、幼なじみのご厚意を踏みにじる気か?ほら、あーん」
澪「わ、わかったよ…モグモグ」
唯「…澪ちゃん!」グイッ
澪「うお!?」

唯は突然立ち上がると、私の腕を掴んで引き寄せた。
予想外の行動に抵抗する暇もなく、私は為されるがままに唯の隣へと座る。

澪「どうしたんだよ唯。いきなり引っ張ったら危ないだろ?」
唯「…今日澪ちゃんはここでお茶するの」
澪「え?なんで?」
唯「いいの!」
澪「??」

唯のやつ、一体どうしちゃったんだろ?さっきから機嫌悪そうだし顔も赤いし…
はっ、もしかして私が律と仲良くしてるのが気に入らないのかな?そうだよな、いつも唯と律は仲いいし!
まずったな、律が絡んでくるからつい…

澪「おい律、ちゃんと気を使わないとだめだぞ!」
律「へ?なんの?」
紬「…澪ちゃんてやっぱり鈍感ね」
梓「…ですね」
唯「…澪ちゃん、これ飲んで」
澪「え、それはお前の紅茶だろ?私のはちゃんとムギが」
紬「あらやだ、全部こぼしちゃったわ♪」
澪「ええ!?ま、まぁいいけど…ゴクゴク」
唯「…澪ちゃん、あーんして。ケーキ食べさせてあげる」
澪「ど、どうしたんだよ唯まで?私はちゃんと自分でモガモガ」
唯「…おいしい?」
澪「ゴクン…おいしい…けど、いきなり押し込むな!窒息したらどうするんだよ!?」
唯「えへへ…♪」
澪「?」

唯「あれ澪ちゃん、ほっぺたにクリームがついてるよ?」
澪「え、どこに…」
唯「ペロッ」
澪「!?…な…ゆ、唯!なな、なにす……」
唯「えへへ、澪ちゃんのほっぺ舐めちった…へへ、へへへ…♪」

ま、まったく何するんだ唯は!い、いくらなんでもほっぺを舐めるなんてやりすぎ…
いや、待てよ?そうか!これは律と組んで私をからかってるんだ!
その証拠に顔を真っ赤にして笑いをこらえながら私がどういう反応をするか見てる…それならこっちだって!

澪「ゆ、唯!おかえしだ!!」
唯「えへへ…へ?」
澪「ペロッ」
唯「!!」
澪「どど、どうだ!?私がいつもやられるだけだと思ったら大間違いだぞ!」
唯「え…へ…へへ…」プシュ~…
澪「ああっ、唯!?」

紬「…澪ちゃんったら、意外とやるわね…」
梓「ですね…ていうかムギ先輩、鼻血拭いてください」

あぁ、私いま何を…ゆ、唯のほっぺを舐め…うう、今さらだけどなんか恥ずかしい…でも唯のほっぺ甘かったな…
い、いやでもやっぱり恥ずかしい…それになんかムズムズする…く、くすぐったいっていうか…

澪「ふ、ふふ…へへ…♪」
唯「うひ…ひへへ…♪」

律「な、なんだお前ら…」

END

初出:1->>73->>75

  • 嫉妬の唯って最高だよ -- (名無しさん) 2010-08-18 14:08:59
  • 嫉妬する唯と鈍感な澪とか最強すぎる... -- (名無しさん) 2011-08-03 22:09:49
  • 鈍感な澪とかこのSS最強だ!! -- (名無しさん) 2011-08-04 19:00:01
  • 素晴らしいな
    まじで -- (名無しさん) 2011-09-09 00:56:33
  • この組み合わせはガチで最高 -- (名無しさん) 2011-12-12 02:33:22
  • 鈍感澪の破壊力は異常 -- (名無しさん) 2012-01-26 00:38:56
  • この鈍感!唐変木!だがそれがいい! -- (KYな俺) 2012-03-26 19:58:09
  • 鈍感で考えがズレズレの澪さん素敵です -- (名無しさん) 2012-12-09 18:54:31
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