律「瞬間接着銃？」
律「う～さびー」ｶﾞﾁｬ
律「何だよ。誰も居ないのかよ」
律「梓が朝練やりましょう何て言うから来てやったのに……ん？」
律「何だこれ？水鉄砲かな？」
ガチャ
梓「あれ？先輩珍しいですね」
律「ん？ああ。珍しいだろ」
梓「澪先輩と一緒じゃないんですか？」
律「私だっていつも澪とべったりじゃない」
ガチャ
澪「ゴメンゴメン。遅くなった」
梓「唯先輩よりマシですよ。それにしても律先輩。そのおもちゃ何ですか？」
律「これか？机の上にあったんだ。水鉄砲か何かだろ」ｶﾁｬ
梓「寒いんですから撃たないでくださいよ」
律「唯にしかしないよ」
梓「唯先輩にもダメですよ！」
ガチャ
唯「おはよー」
律「遅いぞ！」
唯「寒かったんだよ～」
律「言い訳は無用」ﾁｬｷ
唯「うわ！澪ちゃんお助け～」ﾀﾞｷｯ
澪「ほら律辞めろ」ﾖｼﾖｼ
律「うるさい！」ﾊﾟｧﾝ
びちゃっ
唯「うわ！」
澪「このバカ律！……？」ｸﾞｯ
律「わりぃわりぃなんか撃ってみたかったんだよ」
梓「唯先輩大丈夫ですか？」
唯「もう制服だけに綺麗に濡れちゃったよ……？」ｸﾞｯ
澪「なっなあ律」
律「何だ？もう撃たないよ」
澪「それ本当に水鉄砲か？」
律「何だろう？変な臭いがする」
唯「あれ？」ｸﾞｯｸﾞｯ
澪「なあ唯、そろそろ離れてくれないか？」
唯「離れないんだよ」ｸﾞｯｸﾞｯ
梓「それ本当ですか？」ｶﾞｼｯ
梓「うわっ本当だ！私の手もくっ付いちゃった」
律「梓はまだなんとかなるな」ｶﾞｼｯ
梓「いたたたたた」ﾍﾞﾘ
律「梓はなんとかなったが２人はどうする？」
梓「……」ﾍﾞﾀﾍﾞﾀ
梓「これ瞬間接着剤ですね」
澪「接着剤？」
唯「瞬間？」
律「じゃあもうアウトだろ」
梓「そうですね。唯先輩思いっきり澪先輩に抱き付いてますし」
ガチャ
紬「遅くなってごめんなさい。こんな素晴らしいもの朝から見れてありがとう」
律「これムギの？」
紬「これは！……そっそうなの！どこにあったの？」
律「そこに落ってた。ごめんな。一発撃っちまった」
紬「バカ野郎！よくやった！」
唯「ところでこれどうすれば外れるの？」
紬「中身はアロンア○ファと同じよ」
澪「どうしよう…左手しか動かせない」
唯「私何て両手使えないんだよ」
梓「え？澪先輩はともかく唯先輩は不味くないですか？」
唯「何で？」
梓「トイレですよ」
唯「あ……あずにゃんがそんな事言うからトイレに行きたくなっちゃった」
澪「唯ー勘弁してよ～」
唯「我慢してみる」
梓「とりあえず、教室行くのも一苦労ですね」
澪「梓、楽天的過ぎる！」
律「とりあえず今日は帰ったら？」
澪「誰のせいでだ！」
紬「ちょっと抜いてくる」
唯「歩くのも一苦労だよ」
律「遅刻覚悟で教室に来いよ」
梓「にしても唯先輩」
唯「何？」
梓「その右手の位置は不味いです」
澪「大丈夫だ梓。まだ動かされてないだけマシだ」
唯「……うん。動かないや」
紬「ただいま……ごめん。もっかい抜いてくる」
梓「というか唯先輩に澪先輩」
唯澪「何？」
梓「誤解は免れる自信はありますか？」
唯澪「あっ！」
律「唯、澪を頼む」
梓「唯先輩を頼みます」
唯「えっ？何話進めてるの？」
澪「ダメだ聞いてない」
律「んじゃあな」
澪「おい待てって！」
梓「唯先輩のばかー」ｳﾙ
唯「そりゃないよぉ～」
澪「教室行くか」
唯「そうだね」
教室前廊下
澪「ハァ……ハァ……」
唯「……ハァ……ハァ」
澪「普段の通路が長く感じた」
唯「一時限始まってるよぉ」
澪「いいか。さっきの作戦通りいくぞ」
唯「了解」
ガラッ
澪「すみません遅刻しました」
和「あら澪が珍しいじゃない」
澪「さわ子先生は？」
さわ子「秋山さんどうしたの？」
澪「ちょっと来てください」
さわ子「じゃあ真鍋さん。クラスのやるものの指示お願いします」
和「はい。わかりました」
さわ子「どうしたのよ～……ああなるほど」
澪「と言うわけで帰ります」
唯「さわちゃんばいばーい」
さわ子「だが断る」
澪「さいなら～」ｶﾞｼｯ
唯「ばいばいきーん」ｶﾞｼｯ
澪唯「いたたたたた」
さわ子「みんな！ロミジュリが決まったわ」ﾎﾟｲ
澪「わわわ」
唯「あーヤバいバランスが！」
びちょーん
クラス「・・・・・」
和「・・・・・」
和「」ｶｯｶｯ
ジュリエット→田井中律×
ジュリエット→平沢唯○
ジュリエット→平沢唯○
唯「澪ちゃん」
澪「なんだ？」
唯「背中くっ付いた」
澪「」ﾆｺﾆｺ
唯「あっでもこれなら澪ちゃんと離れられそう」ｸﾞｯｸﾞｸﾞ
澪「」ﾆｺﾆｺ
紬「」ﾂｶﾂｶ
紬「」ｶﾞｼｯ
紬「」ｸﾞｲｯ
唯「ムギちゃん？えっ？ちょま・・・」
ぶちゅー
紬「・・・・・ふぅ」
クラス「・・・・・」
唯「んん～！」
紬「もうそのまま死ね！幸せ者！！」
澪「」ﾆｺﾆｺ
唯「んんん～！・・・・・」
和「・・・・・」ｽｯ
和「さわ子先生」
さわ子「何かしら？」
和「唯と澪が死にました」
さわ子「」
紬「」
クラス「」
終わり。
その後
警察「オラッ！サッサと歩け！」
さわ子「」
クラス「」
梓「」
警察「ったく。クラス全体のイジメでおまけに教師も黙認してるとは・・・酷い連中だな」
紬「」
警察「なんだその目は！？大体窒息死さした張本人だろ？」
紬「」
終わり。
和「っていう夢をみたわ」
律「・・・・・」
唯「・・・・・」
澪「・・・・・」
梓「・・・・・」
紬「まじ？」
和「まじよまじ」
律「縁起悪すぎ」
和「そうかしら？あの接着剤のお陰で唯と澪の心もくっ付いたんだから」
梓「確かにそうですね」
唯「あれは恥ずかしかった」
澪「記憶が全然ない」
和「はいこれ」
澪「？」
和「隠しカメラ」
唯「おい！」
和「冗談よ。そろそろ帰りましょ。唯と澪が夜の営みを出来ないって嘆きそうだし」
澪「やかましい」
がやがやしーん
唯「えいっ！」ﾄﾞﾝ
澪「ゆぃ///」
唯「えへへ///」
澪「優しくしてね///」
唯「もちろんだよ。澪ちゃん、大好きだからね」
ちゅー
終わり。
ちなみに営みの場は澪の家。
初出：2->>963
- 警察の下りはイラネ -- (名無しさん) 2010-11-07 11:26:28
- 警察の下りが夢の内容なのか?? つぅかムギちゃん暴走しすぎだｗｗ -- (名無しさん) 2012-01-25 00:59:51
- 個人的にむぎの「馬鹿やろう！よくやった！」が好きだな -- (名無しさん) 2012-03-21 22:24:55
