体付きとの違い
※体なしはソフトに、体付きはいつもどおり。
原作キャラがおる
後半ずっと体付きいじめ。
どうしてだろう、と博麗霊夢は思う。
どうして、体付き
ゆっくりゃと体なしゆっくりゃだと可愛さが違うのだろうか。
まず、つねったときの反応が違う。
体なしの場合だと。
「うー♪ うー♪」
耳の部分に羽を生やしてぴょんぴょんとび回る。
霊夢はそれを捕まえ抱き寄せた。
「うー?」
そして軽く頬をつねる。
最初は何をされているのか分からなかったが、次第に力を込めるとしかめっ面になる。
「んー! んー!」
涙目になって必死に堪えていた。
ああ、なんて可愛いのだろうか。
久々にこの泣き顔をみると抱きしめたくなる。
んで、体付きの場合。
「うっうー♪ れみりゃの~の☆う☆さ☆つだんすだどぉ~♪」
殺意が沸く。
喋るからだろうか。
顔つきも体なしより憎たらしく感じる。
霊夢はゆっくりゃの頬を引っ張った。
「う゛ー! だじずるんだどー!」
引っ張られて何を言っているのか分からない。
「おい、『おねーさんとプロパイル』って言ってみろ、できればプリンくれてやる」
引っ張られている痛みより、プリンが食べられるという欲求が勝ったらしく、目を輝かせた。
「ふぁんたんだど~♪ 『おねーさんとふろはいる』♪」
「なんてひわいなヤローだ」
顔面に思い切り蹴りを入れてやる。
「ぶぎゅがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
醜い悲鳴を上げてゆっくりゃは転げ回る。
霊夢はとどめの一発を顔面に食らわせてやった。
■■■
では次は檻の中で監禁してやろう。
「う? うー?」
状況がつかめないようであたりをキョロキョロと見回すゆっくりゃ。
霊夢はみかんの一粒を持って目の前に出す。
「! !!」
よだれを出してもの欲しそうにこちらを見る。
要求してこないところがゆっくりと違っていい。
だがいじわるして霊夢は目の前でそれを食べてしまった。
「うー! うー……」
最初はなんで?と抗議の声をあげたが、しょんぼりとしてあきらめてしまった。
「だぁー! ちきしょうかわいいなおい!」
霊夢は可愛さのあまり地面を殴りつける。
結局彼女はみかん一つをくれてやることにした。
んで体付き。
「だじでー! でびりゃはごーまがんのおじょーざまだどぉー!」
檻に入れられたゆっくりゃは柵を引っ張って出ようとする。
だが、鉄でできたその檻をでることはゆっくりには不可能だった。
人間でも不可能である。
霊夢は近づいてみかんを一粒取り出す。
「うー! それ! それをよこすどぉ~♪」
食べ物の匂いに感づいたのか、柵から手を出してみかんを求める。
よこせだなんて今の自分の状況をわきまえているのだろうか。
ともかくそれを目の前で食ってやる。
「……!」
口をパクパクさせて唖然として霊夢を見ていた。
そしていつもどおりの叫び声。
「どおじででびりゃのおやづだべじゃうのお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」
「別にお前のために持ってきたわけじゃない」
「う゛~! だーべじゃーうぞー!」
怒ったようにがたがたと檻を揺らす。
「わかったよ、手出せ。両腕な」
「う~♪」
さっきまでの表情が嘘のようにころっと笑顔になった。
そして言われた通りに柵から両手を突き出す。
霊夢はその両腕を持って、思い切り捻じ曲げた。
「う゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! れびりゃのおででがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
結局この日この体付きには何もあげなかった
■■■
今日は二匹を連れて狩りをさせる事にした。
まず体なしをゆっくりまりさの元へ放す。
「ゆーゆっゆっゆー♪」
気づいてないようで呑気にうたいながらゆっくりまりさは歩いている。
その頭上をぱたぱたと体なしれみりゃが近づいた。
がぶり。
「いだあああああああああああああ!!」
帽子から丸齧りされてまりさは悲鳴を上げる。
体なしが口を離した後、帽子はなくなり天辺ハゲのようになっていた。
「ゆっくりやめてね! こっちこないでね!」
ぴょんぴょんと走り出し逃げ出すまりさ。
「うー!」
体なしれみりゃはぱたぱたと羽を動かして後を追う。
ゆっくりの中では体力のあるまりさだったが、捕食種のれみりゃには叶わなかったようだ。
「い゛ぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!! まりざのおべめがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
行ってみると魔理沙の上半身というか、顔半分は食われていた。
かろうじて残っていた餡子のおかげでか意識はあるようだ。
「ぎひっ、いっ、ぐぎぎっ、ぱひゅ! くひゅっ!」
何をいっているか分からないがもう精神的にダメなのか、よだれを垂らして意味不明なことを喋り痙攣しているまりさ。
「おいしい?」
「!」
霊夢が尋ねるとがつがつと体なしはまりさを食っていく。
そしてすべて食べ終わり、満腹になったところでやっと答えを出した。
「うー!」
「そう、良かったわね」
ぽんぽんと頭を撫でてやる。
あの豚のような笑い方ではなく目を開いて照れたような笑い方をした。
さすがガ板製、かわいく作られている。
そしてこちらが虐待スレ製の体付き。
元々苛めるためにできているので醜いのは当然だ。
「やめてね! とかいはありすはいそいでるのよ!」
「う~♪ ごはんだどぉ~♪」
先程見つけたゆっくりありすに体付きがせまる。
ツンとしているが内心怯えた様子だ。
「まったく! これだからいあがぎえげえ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
捕まって、ありすの皮を引きちぎる体付き。
それをそのまま食べてくれれば何とか許せただろう。
だが、その期待をよそに驚くべき事をし出した。
「う~♪ あまあま♪」
「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」
さらに体を引きちぎり、食べようとするが手が届かない。
すると、犬のようにぐちゃぐちゃと貪り始めたのだ。
体と顔がカスタードだらけになる体付きれみりゃ。
顔をひくつかせながら霊夢は一応尋ねる。
「おいしい?」
「う~♪ おいしゅいどぉ~」
「口に物入れてにしゃべってんじゃねぇ!」
顔が歪むほどに蹴り飛ばす。
「ぶげぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!! ざぐやー! ざぐやー!」
うるさいのでもう一度殴り飛ばし気絶させる。
またこの日も餌を与えなかった。
■■■
今日は紅魔館に来ていた。
「うー!」
「うっうー♪ れみりゃのおうちだどぉ~♪」
寝ている門番を無視して中に入り、あらかじめ呼んでおいた十六夜咲夜に中庭へ案内して貰った。
今日は飼い主が誰か見極めるテストだ。
少し離れた所に檻を置き、妖精メイドに柵を開けさせる。
そして霊夢のほうに来たほうにご褒美、咲夜のほうに言ったらお仕置きすることにした。
「うっうー♪ しゃくや~」
どたどたと太った子供のように歩きながら体付きは咲夜の方向へ向かう。
一方体なしはどっちへ向かえばいいか分からなくなっていた。
本能的には咲夜の方向へ行きたいが、育ててくれたのは霊夢だ。
だが、本能に勝てないのがゆっくりで、一瞬霊夢の方向へ行ったがそれて咲夜の方向へ向かった。
「れ☆み☆り☆う~♪ にぱ~ さくやのほうがつよいんだどぉ~」
「う、うー」
その時ぶっ、と言う音がした。
「う~♪ でちゃったどぉ~」
醜い顔で笑いながら言う体付き。
どうやら放屁したようだ。
咲夜は額に青筋を浮かべた。
それを見て体なしゆっくりゃは理解した。
この体付きといるとろくな目に会わない。
「うー! うー!」
あわてて霊夢の方向へ向かう。
「よし、いい子ね体なし。でも一回咲夜の方向にいったんだからお仕置きよ?」
そういってデコピン一発を食らわせる。
体なしは半べそをかいていた。
「ぶぁーか♪ さぐやをえらばないがらこうなるどぉ~♪ ねーさぐびゅあっ!?」
思い切り蹴飛ばされて体つきは吹っ飛ぶ。
なにがおきた変わらず目を白黒させていると、いつの間にか咲夜が体付きの後ろに回った。
時を操る彼女の能力で時を止めたのだ。
「貴様……お嬢様に似た体をしてよくもそんな醜態を」
そう言って背中に足を乗せて身動きできないようにする。
「う゛あ゛~! ざぐやー! どごぉー!」
「ここですわ、豚畜生様?」
ナイフを取り出して体付きの羽に押し当てる。
そしてごりごりとおして引いた。
「い゛ぎゃあああああああああああ!! い゛だい゛どお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」
ぶちん、といい音がして羽が千切れた。
さらにもう一つの羽をちぎる。
またうるさい悲鳴が聞こえた。
「はぁ、もうそいつはいらないわ。フランの玩具にでもしてくれないかしら」
ため息をついて霊夢は羽を切り落としている咲夜に言う。
彼女も呆れたように頷いた。
「いいけど、もうもってこないでくださる? 処分するのはこっちなんだから」
「わかってるわよ、実験したかっただけだから」
そう言って、霊夢は帰ってしまった。
■■■
「さて、寝るわよゆっくりゃ」
「うー♪」
霊夢は布団の中に入る。
その布団一式の中に枕はなかった。
「ほれ、ゆっくりゃ。枕」
言うと、ゆっくりゃは霊夢がいる頭の位置で立ち止まる。
「おやすみ」
「うー」
ゆっくりゃを枕にして、霊夢は眠った。
明日起きるとへこんだゆっくりゃがいるだろう。
■■■
引き取られた方のゆっくりゃ。
「妹様、新しい玩具を持ってまいりました」
「玩具!? 見せてー!」
子供のように目をきらきらと輝かせるフランドール・スカーレット。
彼女の破壊癖のおかげでありとあらゆるものが破壊されていたがこのゆっくりゃのお陰で数日間は持ちそうだ。
掃除をしていた咲夜も少し安堵する。
「はい、これです」
「うっう~♪ れみりゃは~こーまかんのおじょーさまだっど~♪」
ゆっくりゃを見せた途端、フランは嫌そうな顔をした。
「ヤダ、すごい不細工」
「ストレス解消にもってこいです。頭を完全に粉砕しない限り復活するのでいつでもお楽しみいただけます」
しぶしぶとフランドールはれみりゃを抱きかかえて地下室へ向かった。
彼女のために作られた地下室は、とても質素でできている。
石畳、石の壁、蝋燭、少量の玩具。
それだけ。
「う~? どこだど~?」
始めてくる場所に興味津々のご様子だ。
フランドールはゆっくりゃの腕を掴む。
「うー! はなすどー!」
ぷらぷらとぶら下がりながら怒り始めるゆっくりゃ。
だが、次の瞬間そいつは壁の向こう側へと叩きつけられていた。
「ぶぎゃっ!」
「ほんとだ、人間だと大抵これで死んじゃうもんねー」
少しは楽しめる事を理解したフランドールはにこにこと笑って近づく。
砕けた石の壁の中からゆっくりゃが現れた。
「い゛だい゛どお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!! ざぐや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
叫び始めるゆっくりゃに容赦なくフランドールが拳を振り上げる。
そして少女とは思えないぐらいの力でそいつは殴った。
「びゅぎゅるっるるるるるるるるるうううううううううううううう!!!?!?!!??」
首が何回転かしてぽーんと空を舞う。体のほうはびくびくと痙攣していた。
それを見てやりすぎた、とフランドールは思った。
せっかく手に入れた泣き叫ぶ面白い玩具を手に入れたのに……。
だが。
「ざぐやー…… ざぐやーだずげでー……」
首だけになりながらもぴょんぴょん跳ね回る。
フランドールは手を叩いて歓喜した。
大抵の生き物は首を引きちぎれば死んでしまう。
だがこのゆっくりゃは違う、何をしても死ななかった。
「ごめんねー、今直してあげるからね」
ぺたん、とフランドールはそこに座って置いてあった玩具の中から細長い積み木の棒を取り出す。
それを痙攣している体の首の部分につきたてる。
そして頭をもってやり、体に突き刺さった積み木の反対側に頭を刺した。
「びぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「あはは! これでまた遊べるね!」
あとがき。
皆にフランの可愛さを知って貰うために後半出した。
嘘です。
咲夜さんにいじめさせてもよかったけどフランの方がよかった。
ついでだが最近馬鹿言ってくるゆっくり以下のミジンコ野郎が他所にいたから名前変えようと思う、それはまた後の話で
このアフォが書いた作品。
霊夢の怒らせ方
ゆっくりデッドライジング1~3
霊夢のバイト
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ゆっくりCUBE1~2
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紫饅頭にクイズ出せば自滅してくれる
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最終更新:2008年09月14日 10:28